静岡学生野球リーグ 東海大海洋学部vs浜松大
★10月2日 静岡学生野球リーグ 清水庵原球場 晴
| チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
| 東海大海洋学部 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 浜松大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
昨日は静岡学生野球リーグを観戦してきました。浜松大は前日の初戦をとっているだけに、連勝して初優勝に望みをつなぎたいところ。大事な一戦に先発を任されたのは2年生エースの山下大輝(176cm77kg、右投右打)でした。今春のリーグ戦後に右ヒジのねずみを発症して、戦線離脱。7、8月は一切のピッチングを行わず、秋の開幕に間に合わず。ようやく前週の静岡産業大戦でリリーフ登板を果たしたばかり。果たして、山下の故障の復帰具合はどの程度なのか注目しました。
立ち上がり、東海大海洋学部のトップバッター・水口将秀(172cm74kg、右投左打)の打球がセカンドのグラブをかすめ、ライト前へ。ここからリズムが崩れます。3、4番打者に連続でレフト前安打を浴びると、味方のエラーも重なり、初回に一挙3点を失います。
しかし、2回以降、本来の山下の投球が蘇ります。リリースから捕手のミットまで糸を引くように一直線に伸びるストレート、ブレーキのあるカーブも◎。何より、フォームでヒジをかばうことなく、今まで通り、柔らかく使えていることに安心しました。さらに、右打者の外角低めに沈む新球・チェンジアップも効果的に決まり、2回~5回までは無失点。ここまでマウンドを降りました。
「短いイニングなら全力でいけますけど、長いイニングだとスタミナ切れします。やはり、この夏に投げ込み不足だったのが響いています」。気になる右ヒジについては、投げ方によっては痛みが出ることもあると言います。来年はプロ入りに向けて、もっとも重要となる3年生。将来のことを考えて、このオフにじっくりと考えて欲しいです。
その山下と今秋からバッテリーを組むのが常葉学園菊川出身の栩木雅暢(178cm75kg、右投右打)です。栩木は言わずと知れた、甲子園準優勝キャッチャー。大舞台の経験は十分です。「アイツがマスクをかぶっていなかったと思うとゾッとします。この秋は大きな存在です」と永井浩二監督。打者の打ち気をそらす巧みな配球術とキャッチングは出色です。山下も「今まで、いろいろなキャッチャーと組みましたが、栩木のリードは驚くことばかり。“この場面でこんなボールを要求するの”っていうこともあります」と自分を一段高いレベルに導いてくれるキャッチャーとバッテリーを組めることを喜んでいました。
スローイング、打撃面に課題は残りますが、ぜひ再び全国の舞台でプレーして欲しい選手です。
一方の東海大翔洋では大型ショートの佐藤貴弥(184cm80kg、右投右打)が面白い存在。肩の強さに加え、これだけの体でも俊敏で横に動けるのは希少です。スイングに強さもあり、今後もチェックを続けたいと思わせる選手でした。
<写真上/リーグ戦終盤にきて復帰を見せた山下大輝(浜松大)>
<写真下/今秋からレギュラー捕手を務める栩木雅暢(浜松大)>
■東海大海洋学部 |
■浜松大 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 投手:荒木 | 投手:山下-太田 |
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コメント
新聞に山下投手の名前が無くて心配してました 凄いキャッチャーと活躍を期待してます
投稿: | 2011年10月 5日 (水) 14時23分
中学硬式野球は見に行かれないんですか?
投稿: 野球小僧 | 2011年10月 6日 (木) 22時50分
浜松大学はタレントが揃っているのに優勝出来なくて残念です 全国の舞台でどれくらい出来るか見たいなあ
投稿: | 2011年10月 7日 (金) 21時53分