台湾スポーツ交流親善試合in掛川
★11月13日 台湾スポーツ交流親善試合 掛川球場 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 計 |
西苑 | 0 | 5 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 7 |
掛川西 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | 4 | × | 10 |
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 計 |
西苑 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 | 0 | 3 | 11 |
浜松工 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 0 | 6 |
昨日は、掛川球場で「台湾スポーツ交流親善試合」を観戦。2日目は掛川西と浜松工が登場しました。対戦する台湾チームは西苑高級中(以下西苑)。3年前と昨年、全国大会の覇者となった台湾屈指の強豪校です。エース・胡智為(184cm96kg、右投右打)はMAX151キロの右腕。今夏の第9回アジアAAA野球選手権大会の日本戦に先発し、7回途中までを3失点(自責1)に抑える投球を見せました。日本の高校生のチームで例えるなら、日大三、大阪桐蔭といったところでしょうか。将来の台湾球界を背負っていくであろう金の卵がゴロゴロいるチームなのです。
初日は常葉学園菊川、浜松商ともに惨敗。2試合で計23得点を奪われ、力の差が感じられた得点差でした。この日の2チームは一矢を報いることができるのか注目しました。
まず、シートノックから台湾チームの身体能力の高さが伺えました。各選手の肩の強さは想定内でしたが、特に驚いたのはショートの守備です。日本の選手だと追いつくのが精いっぱいなところでも、捕ってから少ないステップで一塁へ矢のような送球。「これで高校生なの!?」と思わず呟いたほどでした。
第1試合は西苑が掛川西の先発・上村駿太(177cm80kg、右投右打)の乱調につけ込み、2回に一挙5点を奪います。しかし、掛川西は3回に大井健都(177cm72kg、右投右打)がレフトスタンドへライナー性の2ラン本塁打を放つと、4回以降も打線がつながり、計10点を奪います。投げては2番手の左腕・飯塚拓哉(175cm69kg、左投左打)が好投を見せます。球のスピードというよりも、ボールを打者寄りで離せてキレで勝負するタイプ。台湾の強打者たちはタイミングが合わず、ストレートに空振りしている姿が印象的でした。
掛川西にとってはエース・上村の不調や細かい守備のミスもあり、決して手放しで喜ぶことはできないかもしれません。それでも勝ちは勝ち。台湾最強レベルに勝ったことを自信にして、このオフのトレーニングに励んでほしいと思います。
第2試合は西部1位の浜松工が対戦。初回に3番・馬渕賢弥(177cm79kg、右投左打)のレフトへのタイムリー二塁打で先制。しかし、先発の青池優也(167cm67kg、右投左打)が3回に3安打で2点を失うと、5回途中からマウンドに上がった藤沼翔太郎(174cm67kg、右投右打)が制球を乱し、5回だけで6失点。さらに7回に陳麒源(174cm70kg、右投右打)に豪快な本塁打を浴びて試合を決められました。
台湾のパワフルな野球を満喫した一日でしたが、ただ一つ残念だったのは胡の投球を見ることができなかったこと。前日の浜松球場では143キロをマークしたという話を耳にしていただけに…。ベンチにいる胡はサングラスをかけて、コーチと言われても不思議だと思わない風格を漂わせていました。
戦った静岡県の球児にとっては異国の野球を触れることは大きな刺激になったはず。ぜひ、来年以降も交流を続けてもらいたいです。
<写真上/海外への遠征でも評判通りの強さを発揮した西苑ナイン>
<写真中/3イニング以降を2失点に封じた飯塚拓哉(掛川西)>
<写真下/1年生ながら広角の強打が魅力の馬渕賢弥(浜松工)>
■掛川西 |
■浜松工 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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投手:上村-飯塚 | 投手:青池-藤沼 |
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