静岡市内大会 静岡商vs常葉学園橘
★11月3日 第8回静岡市高等学校野球大会 準々決勝 西ヶ谷球場 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
静岡商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
常葉学園橘 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | × | 3 |
今秋の県優勝チーム・静岡商と、同じく県ベスト4・常葉学園橘が激突。西ヶ谷球場は多くの高校野球ファンが集まりました。静岡商は応援団も来るなど、試合前から市内大会とは思えない、ピリピリとした緊張感が漂っていました。
この秋、県大会凖決勝でも対戦している両チーム。4対1で静岡商が勝利しましたが、常葉学園橘はエース・宮崎悟(180cm71kg、右投右打)が先発せず。宮崎は高橋遥人(179cm61kg、左投左打)の後を受け、2番手で登板し4イニングで1失点という結果でした。
宮崎にとっては、市内大会といえど、何がなんでも抑えたい相手。今秋の県大会では21ニング連続無失点をマーク。さらに、静岡市内大会初戦でも完封勝利を飾っている「ミスターゼロ」がどんなピッチングを見せるのか注目しました。
立ち上がりから角度を生かした低めのストレートが好調。三塁側から見ていると、リリースからキャッチャーにおさまるまで30度くらいありそうな鋭い角度です。それに緩いカーブを交え、静岡商打線を封じ3回まで無安打。4回に3番・中本聖エリヤ(171cm66kg、右投右打)、4番・有賀純(175cm68kg、右投左打)に連打を食らいますが後続を断ち、得点を与えません。その後もピンチというピンチはなく、危なげないピッチングを展開。被安打5で2試合連続の完封勝利を飾りました。
「今日はボールを前で離すことを意識して試合に臨みました」という宮崎。これまで、球離れが早いことが多く、キレが出ていなかったようです。できるだけボールを打者寄りで離せば、それだけ打者との距離が縮まり、体感スピードは増します。おそらく130キロ台後半は出ているストレートのマックスについては自分自身、数字は把握していません。そういう数字に惑わされるのでなく、宮崎はキレや伸びというものを意識しているようでした。
このオフのテーマについては「下半身を鍛えることです。終盤にスタミナが切れることがあるので」と即答してくれた宮崎。まだまだ細い下半身が強化できれば、本人が求める球離れの点でも、いい方向に向かうはずです。
その前に、この市内大会も決勝まですべて相手チームのスコアボードに0を並べ、いい形で冬を迎えて欲しいなと思います。
<写真/今秋の県チャンピオン相手に快投を見せた宮崎悟(常葉学園橘)>
■常葉学園橘 |
■静岡商 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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投手:宮崎 | 投手:今本-白瀧-有賀 |
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