静岡市内大会 静岡市立vs静岡西
★10月30日 第8回静岡市高等学校野球大会 2回戦 清水庵原球場 曇
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
静岡西 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
静岡市立 | 0 | 1 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 6 |
秋季大会が終わり、静岡県内では各地区でローカルな大会が行われています。この時期、僕は秋に未確認の注目選手を一人でも多くチェックしたいと思っています。
まず、最初は静岡市立の白鳥晶識(175cm69kg、右投左打)。今夏の県大会では1回戦から4回戦まで、すべて一人で投げ抜く鉄腕ぶり。特に、4回戦では優勝した静岡高と対戦。5対5で迎えた9回に1点を失い、惜しくも敗れましたが、力投が光りました。さらに、この夏から秋にかけて体が逞しくなったという情報を人づてに耳にしていたので、すごく期待が高まっていました。
約1年ぶりに見た白鳥は、確かに体がガッチリしてきたなという感じ。上半身に厚みが増したように見えました。初回、3者連続三振で好スタートを切ります。その後、5回まで3安打を浴びましたが、無失点に抑えました。低めに決まる力強いストレートとカーブとのコンビーネーションで相手打線を圧倒しました。
これだけのピッチングで今秋の県大会に出場できなかったのが不思議。試合後、戸塚哲弥監督に話を聞くと「この秋は夏の疲れが残っていましたね。夏にキレていたスライダーが悪かったです」。ただ、この1年間で走り込みやウエートトレーニングに加え、食事の量を増やしてきたとのこと。その効果でボール自体の重量感は増しています。なかでも低めに決まる力強い最速135キロのストレートはインパクトがありました。
気になったのが左打者に対する場面。どうも投げにくそうで、打たれた3安打のうち2本は左打者。唯一の四球も左打者に対してでした。そのあたり、直接本人に聞いてみました。「そうなんです。実は左打者に対してどういう投球をするのかが今の課題です」。対応策としては、カーブ、スライダー以外の新たな球種を試している最中だそうです。左打者の内角に突くストレートと、外に沈むボールがあれば、もっともっとレベルの高いところを望める投手でしょう。
「この冬はもっと鍛えて体重を増やしたい。特に腰回りを重点的に。目標は来年の夏まで140キロを出すことです」と白鳥。素質だけでなく、自ら課題を見つけ、目標に向かって取り組む意識の高さも戸塚監督が認めるところ。あとは、来年の春と夏でどこまで上位に食い込めるか。スローイングの精度が光る捕手の勝見京介(174cm64kg、右投右打)との息もピッタリで、来夏は甲子園を狙えると思います。
<写真上/ここまで大きな故障もなく順調に成長する白鳥晶識(静岡市立)>
<写真下/二塁ベース上へドンピシャのスローイングを見せる勝見京介(静岡市立)>
■静岡西 |
■静岡市立 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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投手:小嶋-安本雄 | 投手:白鳥-有川 |
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