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2012年1月

2012年1月27日 (金)

静岡商出身・秋田氏が中央大監督に就任

 今日はセンバツ大会の出場校の発表がありました。静岡県内のチームは昨年の秋季東海大会ですべて初戦敗退。残念ながら、今年の出場チームはありません。静岡のチームが出場しないセンバツ大会は寂しいのですが、来夏に向けて各チームの巻き返しに期待したいです。

 一方で今日は静岡県球界にとって嬉しいニュースも。「中央大の次期監督に静岡商出身の秋田秀幸氏が就任」との報道がありました。秋田氏は静岡商卒業後、中央大では投手から内野手に転向し、1年秋に首位打者を獲得。1977年のドラフトで中日から5位指名を受けると、プロでは5年間プレーしました。

 中央大が2004年秋以来、15季ぶりの優勝に向け、「勝てる監督」として招聘した秋田氏。どんな野球を展開してくれるのか、注目していきたいですね!

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2012年1月25日 (水)

名将・望月教治氏を訪ねる

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 今日は取材で望月教治氏のご自宅にお邪魔してきました。望月氏は静岡商で1952年のセンバツ大会に出場し初優勝。監督としては静岡商を3度甲子園に導くと、ヤマハ発動機で全日本選手権で優勝、専修大でもリーグ優勝を成し遂げた、まさに名将中の名将です。

 貴重なお話をたっぷり聞いたあと、最後に教え子の右島学氏が監督を務めるヤマハの話になりました。「何とか今年は全国で勝って欲しいよね」と望月氏。ルーキーの大野健介については「社会人で完投する体力はまだ無いけど、スライダーがいいから中継ぎなら通用すると思うよ」と予想してくれました。

 現在、76歳ですが、まだまだお元気。「またどこかで監督どうですか?」と伺うと、「ノックが思うように打てないからもう無理だよ」と、苦笑い。それでも、春先には母校の静岡商やヤマハに足を運ぶそうです。今年は是非、どこかのグランドで望月氏の伝説のノックを拝見したいです!

<写真/教え子たちの活躍を楽しみにする望月教治氏>

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2012年1月22日 (日)

あれから10年、興誠の主将に会う!

1201221_2 今日は2002年に興誠(現浜松学院)の主将として甲子園に出場した金子成都さんに会ってきました。金子さんといえば、甲子園の初戦、日章学園戦で3安打1本塁打の大活躍。片山文男(元ヤクルト)の剛球をとらえたレフトへの本塁打は、鮮烈な印象を残しました。もちろん、その年の日本学生野球協会表彰も受けてます。

 高校卒業後、ホンダ浜松に就職した金子さんは現在も軟式でプレーを続けています。ホンダ浜松は、県内で静岡ガスと並ぶ強豪軟式チーム。その中でレフトのレギュラーで活躍しています。

 「仕事との両立で厳しい面もありましたが、今年は静岡ガスを倒して全国に出場したいです」と金子さん。昨年は、天皇賜杯全日本軟式野球大会で決勝で静岡ガスに敗れ、準優勝に終わっているだけに、その思いは強いようです。

 興誠の甲子園メンバーで現役を続けているのは金子さんのみ。真面目な性格で、ひたむきなプレー姿は高校時代と変わらず。1日でも長く「興誠魂」と胸に現役を続けて欲しいです。

<写真/ホンダ浜松でプレーを続ける金子成都さん>

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2012年1月18日 (水)

復活! 関東自動車工業

 先日、嬉しいニュースが飛び込んできました! 2002年まで静岡県裾野市で活動していた関東自動車工業の野球部が復活するというのです。

 関東自動車工業の野球部は1975年に創部。1992年には日本選手権に出場しました。残念ながら2002年に休部となりましたが、日本楽器(現ヤマハ)、河合楽器、大昭和製紙とともに静岡の社会人球界を盛り上げたチームの一つです。僕の中で関東自動車工業といえば、青色のアンダーシャツが強く印象に残っています。

 ただ、今回は拠点が静岡県ではなく岩手県。チーム名も今年7月にセントラル自動車、トヨタ自動車東北と統合するため、「トヨタ自動車東北」となる可能性もあるそうです。いずれにしろ、減少傾向にあった社会人野球チームが増えるのが嬉しい限り。さらに、今年は三重県で「永和商事ウィング」、福岡県では「西部ガス」が新規参入を果たします。この波に乗り、静岡県でもヤマハに対抗する新規参入チームを待ちたいですね!

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2012年1月12日 (木)

『野球部あるある』が爆発的な人気!

Aruaru_2 『野球部あるある』(白夜書房)という本をご存じでしょうか? 『野球小僧』編集部に在籍する菊地選手が、「野球部ならでは」というネタを400個以上収集。現役選手、OB、野球ファンまで、「あるある!」とうなずいて笑ってしまう前代未聞の一冊です。僕も一旦、ページを開いたら、時間を忘れて最後まで一気に読んでしまいました。例えば、こんな感じ…。「引退後の中途半端に伸びかけた髪型が、坊主よりダサい」。まさに、あるあるです(笑)。

 実は昨年、野村亮介(静清)に取材した際、おみやげとして一冊、渡しました。野村も、中身を見ながら「面白そうですね」と言っていました。

 現在、なんと5刷り突破! しかも、この本、静岡県内でよく売れているという情報もあります。先日も近所の書店で野球少年と思われる中学生が一生懸命、立ち読みしている姿を見かけました。オフにぴったりの一冊ですよ。

※興味のある方はこちらをご覧ください。→http://www.byakuya-shobo.co.jp/page.php?id=2836&gname=shoseki

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2012年1月 9日 (月)

ヤマハに新加入、川辺に注目!

 2012年のヤマハは、大野健介(早稲田大)、九谷青孝(東京農業大)、川辺健司(明治大)、青柳直樹(専修大)、池田祥大(近畿大)の5選手が新加入します。

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 この中で、僕がもっとも期待しているのはキャッチャーの川辺です。僕は川辺を日大藤沢時代から見ています。当時は二塁ベース上に向かい糸を引くような美しいスローイングが印象的でドラフト候補にも挙がったほど。肩だけなら、高校卒でプロ入りも十分に可能だったと思います。さらに、山本昌(中日)の実弟で捕手の育成に定評がある日大藤沢・山本秀明監督に技術を徹底的に叩き込まれました。 

 進学した明治大では、3年秋にレギュラーをつかみ、エース・野村祐輔(広島ドラフト1位)を巧みにリード。4年秋にはリーグ優勝、明治神宮大会では日本一に輝きました。

 昨秋の明治神宮大会で久々に見た川辺は、投手を乗せるのが上手いなと感じました。明るい雰囲気で、時折、笑顔を見せるのですが、締めるところは、きっちり締めています。バッティングでも、長打は少ないものの、鋭いライナー性の打球で安打を量産できます。50メートル6秒台前半で駆け抜ける脚力もあり、走攻守の三拍子が揃う、希少な捕手です。

 ヤマハは昨シーズン限りで長年レギュラー捕手として活躍した松尾知之が引退。川辺にとっては1年目から出場するチャンスは大いにあるでしょう。2年後にプロ入りするためにも、春先からアピールしてもらいたいと思います。

<写真./ヤマハに新加入する強肩捕手の川辺健司(明治大)>

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2012年1月 5日 (木)

明けましておめでとうございます!

 昨年、このブログを見ていただいた皆様、ありがとうございました。本年も宜しくお願いします。

 今年は新たな試みとして、静岡県の高校野球雑誌を作りたいなと考えています。現在、静岡ならではの企画を思案中。進行状況、取材の様子など、このブログで随時、報告していきたいと思います。温かく見守ってください。

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