今日は『静岡高校野球2012』の取材で東海大翔洋にお邪魔してきました。昨秋からチームを率いる弓桁義雄新監督に、今回の特集テーマについて、深いお話を伺ったあと、運よく紅白戦まで見ることができました。
最速141キロ右腕・渡部孝之(169cm69kg、右投右打)が紅組の先発として登板。昨秋に続き、投球を見るのは2回目だったのですが、相変わらず、腕の振りが鋭いです。もともと内野手なだけに、フォームに独特なリズムがあり、そこから腕が目いっぱい振ってくるので、打者目線で見ると、タイミングが取りづらいタイプだと思います。
また本人、「球のスピードよりも伸びを意識している」という言葉通り、球速以上に速さを感じました。変化球も鋭く縦に変化するスラーブ、チェンジアップ、カットボールなど多彩。いずれも器用に操ります。今すぐ公式戦でも大丈夫ではないかという万全な仕上がりでした。
それでも本人は満足していません。「夏はスタミナ勝負だと思うのでいかに体力をつけるかを考えています」。ショートの内畑谷尚征(171cm65kg、右投右打)も今春から投手としてチームを支えますが、やはり柱は渡部孝。「甲子園に出るのではなく勝つために自分が投げまくります」と最後に力強く話してくれました。まずは、この春、県大会初戦敗退という昨秋の悔しさを晴らす快投に期待したいです!
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東海大翔洋では、野球部OB会のブログが開設されています。このブログでは、練習の様子、練習試合のスケジュール、弓桁監督からのメッセージなど、現在の東海大翔洋の取り組みがわかりますよ。東海大「旧第一、旧工業、翔洋」高校、野球部OBのブログですが、 高校野球ファンなら、絶対にチェックして損はないブログだと思います。URLはこちらです。→http://blogs.yahoo.co.jp/conbat1945
<写真/小柄でも体にパワーを感じる渡部孝之(東海大翔洋)>