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2012年3月 7日 (水)

オープン戦 ヤマハvs国士舘大

★3月7日 オープン戦 ヤマハ豊岡グラウンド 曇    

  チーム
国士舘大 0 0 0 0 0 1 0 0 0
ヤマハ 0 0 0 0 0 1 1 1 × 3

 ヤマハが今季初の対外試合を勝利で飾りました。6回にスクイズで1点を失うも、その裏に同点に追いつくと、7回にルーキー・池田祥大のタイムリーで勝ち越しに成功。さらに8回には石野雅之のセンターオーバーのタイムリー二塁打でダメを押しました。投げては先発の武内仁志が4回を2安打無失点の快投でアピール。その後は矢部広大、ルーキー・九谷青孝のリレーで逃げ切りました。

*            *           *

 この試合、ヤマハは4人のルーキーが出場。近畿大出身の池田、専修大出身の青柳直樹、明治大出身の川辺健司はスタメンに名を連ねました。

1203071 即戦力の期待がかかる川辺は、二回2死から一塁ランナーの盗塁を阻止。投手の投げた球は変化球でしたが、捕ってから投げるまでがスピーディーで、2塁ベース上へはストライクスローを見せました。さらに、ゲーム中、あらゆる場面で大きな声と的確な指示を与え、社会人で2~3年経験しているような堂々とした風格。打撃では三振、三塁ゴロと力を発揮できませんでしたが、「守れる捕手」としてプロを狙える選手だと再認識しました。

1203072 東京農業大出身の九谷は7回からマウンドに上がり、7、8回は簡単に三者凡退。9回は1死満塁のピンチを作りましたが、後続の打者を落ち着いて仕留め、無失点デビューを飾りました。
 僕は九谷を見るのは初めてでしたが、驚いたのは左腕から独特のフォームと球筋。武田勝(日本ハム)に似た変則左腕で球の出所が見えずらいのが特徴。しかも、ほとんどの球が様々な軌道を描きます。ネット裏から見ていると、ストレートと変化球が見極めができないほど。横、縦に面白いように変化していきました。今日は、大学生相手でしたが、今度は社会人の一線級の打者相手にどこまで通用するのか見たいと思います。

1203073_3

 一方の国士舘大では、清水東出身の岩崎優が先発。持ち前の低めを丁寧に突く投球で、5回無失点。6回に1点を失いマウンドを降りましたが、東海地区屈指のヤマハの強力打線を相手に見事な投球を披露しました。特に、右打者の内角低めの制球は絶品でしたね。
 また1203074、静岡商出身の富井龍也が5番DHで出場し、3打数2安打の活躍。2安打ともに三遊間への打球が内野安打となりました。そして、藤枝明誠出身の奥寺智滉もリリーフで登板しました。
 国士舘大の静岡出身の3選手を見ることができ、すごく満足できた試合でした。

<写真/上から川辺健司、九谷青孝(ともにヤマハ))、岩崎優、富井龍也(ともに国士舘大)>

■国士舘大

■ヤマハ

1番 右翼
2番 遊撃 豊村
3番 一塁 寺原
4番 左翼 島袋
5番 DH 富井
6番 中堅 丹澤
7番 捕手 千葉
8番 二塁 石橋
9番 三塁 村島
1番 右翼 池田
2番 二塁 青柳
3番 三塁 長谷川
4番 左翼
5番 中堅 小粥
6番 一塁 石野
7番 DH 城野
8番 捕手 川辺
9番 遊撃 永田
投手:岩崎-久保田-奥寺
-森園-金子
投手:武内-矢部-九谷

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コメント

いつも、楽しんで、見ています。

投稿: ケイスポーツにも、取材来てください。 | 2012年3月 8日 (木) 19時34分

いつも、ありがとうございます。
今年のケイ・スポーツはどうですか? 選手情報、ぜひ教えてください!

投稿: 栗山司 | 2012年3月 9日 (金) 20時23分

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