春季大会 静岡市立vs東海大翔洋
★4月7日 第59回 春季静岡県高校野球中部地区大会 3回戦 焼津球場 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
東海大翔洋 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 6 |
静岡市立 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 4 |
今日の焼津球場第3試合は、静岡市立・白鳥晶識、東海大翔洋・渡部孝之の好投手対決となりました。両投手ともに立ち上がりに苦しみます。特に渡部は、フォームのバランスを崩しているような感じで、ストライクを取ることに苦労していました。初回に、東海大翔洋が1点を先制しますが、その裏、静岡市立はすぐに2点を返します。
静岡市立は4回に勝見京介の本塁打などで2点を追加。投げては白鳥が2回以降、走者を出しながらも要所を締めた投球を見せます。静岡市立が7回まで4対1でリードし、このまま逃げ切るのかなと思っていました。
ところが、東海大翔洋は8回、内畑谷尚征の2ラン本塁打で1点差に詰め寄ると、さらにランナーをためて山口将司にタイムリーが飛び出し、一気に逆転に成功。9回にも今井脩人の犠飛で1点を追加します。その裏、静岡市立も一打同点のチャンスの作るも、あと一歩及ばす。東海大翔洋が県大会出場を決めました。
試合後、見事な逆転勝ちを収めた弓桁義男監督に話を聞いてきました。
「今日はいい形で勝つことができました。セーフティバントやエンドランなど今までの翔洋になかった足を絡めて、しかも粘って粘って勝つことができた。簡単に試合をあきらめない、投げださない、そういうことをテーマにしてきましたので、この1勝の意味は大きいです。これが新しく生まれ変わった翔洋の姿です」。
オフの期間、チームは去年の秋季県大会で掛川東に敗れたことを引きずっていたそうです。それを弓桁監督は今までの東海大翔洋のスタイルとは違う考えをチームに植え付け、選手も見事にこたえました。「でも、まだ新しい翔洋の歴史は始まったばかり。本当の勝負はこれからです」と最後まで熱くコメントしてくれました。
また、完投した渡部は「実は2日前から右足の腿の裏が痛くて、本調子ではありませんでした。だから、今日は気持ちを前面に出すことだけを心がけて投げていました」とのこと。
春先の強豪・明徳義塾(高知)との練習試合では、9回2死まで無失点に抑える好投。さらに、本人は「そんなに出ていないと思いますが」と言っていましたが、最速146キロというスピードもマークしたようです。
春の県大会では秋のリベンジなるか。そして、今度は弓桁監督がどんなマジックを見せてくれるのか。新生・東海大翔洋から目が離せません!
<写真上/右太腿痛に苦しみながらも9回を投げ切った速球派右腕・渡部孝之(東海大翔洋)>
<写真下/逆転した直後、全身で喜びを表現する弓桁義男監督(東海大翔洋)>
■東海大翔洋 |
■静岡市立 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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投手:渡部 | 投手:白鳥 |
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