春季大会 静岡商vs島田樟誠
★4月8日 第59回 春季静岡県高校野球中部地区大会 準々決勝 焼津球場 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 計 |
静岡商 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 6 | 8 |
島田樟誠 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
<7回コールド>
この試合、島田樟誠の2年生右腕・磯道覚広に驚きました。
まず、特徴はダイナミックなフォーム。全身のバネを豪快に使いながら、腕が吹っ飛んでいきそうなくらいで怖いくらいに振れてきます。
相手の静岡商・中本聖エリヤと比べても、球速は出ている感じでした。この春の練習試合で最速138キロをマークしたという速球に、さすがの静岡商打線も振り遅れていました。さらに、同じ鋭い腕の振りから、緩いカーブが有効的。そのコンビネーションが良いです。
磯道は6回まで2点に抑える好投を見せます。7回、2点を奪われたところで降板しましたが、能力の高さは確認することができました。これだけ腕が振れると、どうしても制球が乱れるところがありますが、それも磯道の場合はノビシロとして、良い方向にみることができます。細身の体が少しできてくれば、来年のドラフト候補に化ける可能性を秘めていると思います。
島田樟誠には磯道以外にも、2年生に好投手が目白押し。中学時代にジャイアンツカップで活躍した長身左腕の小松靖侍、ヒジの柔らかさが特徴的な伊藤健太と、いずれも素材十分で将来性が期待できます。そして、今春は抑え役に回る3年生のエース・平尾光二は経験があり、安定感はチーム随一です。
生駒基樹監督がイメージするのが昨夏、強豪ひしめく愛知で初の甲子園出場を成し遂げた至学館。絶対的なエース一人に頼るのではなく、細かい継投策を使う戦法です。
まさに、今年の島田樟誠にはピッタリかもしれません。エース・平尾が後ろにいることで、2年生たちが思い切った投球ができているように思います。
<写真/豪快なフォームから130キロ後半の速球を投げ込む磯道覚広(島田樟誠)>
■静岡商 |
■島田樟誠 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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投手:中本 | 投手:磯道-伊藤 |
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