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2012年5月

2012年5月13日 (日)

日大三島の有望1年生を目撃!

 今日はスーパー1年生候補・小澤拓馬を見たくて、日大三島のグランドにお邪魔してきました。

 裾野リトルシニア時代、3年夏に日本リトルシニア大会で優勝投手になった小澤。その大会では5連投4完投の活躍で最優秀選手賞を獲得しました。小澤の選んだ進学先は自宅から歩いて10分という日大三島。1989年以降、甲子園から遠ざかっているチームですが1205131、「地元から甲子園にいきたい」という理由で選んだそうです。

 入学時93キロあった体重は現在90キロ。少し体は絞れてきていますが、本人いわく、まだまだ調子が上がってきてないようです。現在はAチームではなく、1、2年生主体のBチームで少しずつ登板を重ねている状況です。

 この日は立花学園(神奈川)との練習試合。小澤は2試合目の7回から登板しました。マウンドに立った瞬間、その風格にまず驚きます。横に大きく、ド迫力。立っているだけで、相手を圧倒する雰囲気を醸し出します。7回~9回を投げ、許した走者はエラーの2人のみ。あとは無安打に抑え、4三振を奪いました。
 取り立てて、凄い球があるわけではないのですが、変化球を見せ球に、ストレートで仕留める投球術は、ちょっと他の投手とは違うなという印象を抱きました。しかも、コントロールが安定しているので、大崩れが少ないタイプでしょう。6回まで乱打戦だったのですが、小澤が出てきて試合が引き締まりました。「この夏はベンチ入りが目標です。最終的には甲子園に出たいです」。シニア日本一の右腕で、日大三島を復活に導くのか。今後、じっくり見守っていきます。

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 今日の2試合を見て、小澤と同等、いやそれ以上のインパクトを残したのが、同じく裾野リトルシニアで活躍した中泉圭祐。こちらも3年時にトーマスカップで優秀選手賞を受賞した逸材です。 

 第1試合は9番サードで出場。1打席目にバットが内から出るきれいなスイングで右中間を破る二塁打を放ちます。     そして、圧巻だったのが4番サードで出場した第2試合。1打席目に低めの球を逆らわずに右中間へ持っていき二塁打にすると、2打席目はレフト線を破る二塁打、3打席目はあわや本塁打というセンターフライ、4打席目はライト前安打、5打席目はセンター超えの二塁打。5打数4安打の大活躍でした。
 大柄でしなかやさも兼ね添えている選手。プロでいえば、現在売り出し中の堂林翔太(広島)に近いタイプと言っても大げさではないでしょう。
 高校からプロを狙える素材だけに、じっくり鍛えて欲しいです。

<写真/日大三島の注目1年コンビ、小澤拓馬(写真上)と中泉圭祐(写真下)>

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2012年5月 7日 (月)

オープン戦 ヤマハvs三菱重工横浜

★5月7日 オープン戦 豊岡グランド 晴   

   チーム
三菱重工横浜 2 0 0 1 0 2 0 0 1 6
ヤマハ 0 2 0 0 0 0 0 0 × 2

 今月24日から都市対抗2次予選が開催されます。ヤマハはリーグ戦ではジェイプロジェクト、東海理化、東邦ガスと対戦。9年連続都市対抗出場、そして都市対抗優勝を目指して、今年もヤマハの挑戦が始まります。
 そんなヤマハをおなじみ知り合いのHさんが観戦、レポートを送ってくれました。

※                 ※                  ※ 

Ikeda

 今日は三菱重工横浜に6-2で負けてしまったんですが、栗山さんや流しのブルペンキャッチャーの安倍昌彦さんが言っていた「池田の足はとんでもない!」をやっと見られて、個人的には満足しました。
 2番センターで出場した池田祥大は初回にレフト前安打で出塁すると、3回にはセンター前安打、5回にはライト前安打ときれいに打ち分け、4打数3安打。しかし、池田のすごさは塁に出てからわかりました。警戒されている中、ベストではないタイミングでスタートを切っても余裕でセーフ。シングルヒットでも、実質二塁打を打った状態にしてしまう足はヤマハにとっても大きな武器になりそうです。普通の内野ゴロがギリギリになってしまうので、打席に立つだけで相手にはプレッシャーがかかります。
 7・8回を投げ、パーフェクトに抑えた九谷青孝もよかったです。変則フォームから投げ込んでくるボールは球速以上の速さがあり、3三振を奪いました。3ボールからもしっかり粘れますし、左の変則ということで、都市対抗予選では重宝されそうです。

 ちなみに、今日の相手は三菱重工横浜ということで、野村亮介の登板を楽しみにしていたのですが、この日はビデオ係。3月には肩を少し痛めていたということもあり、心配だったのですが、肩はもう万全ということでした。この東海遠征中に、「多分…投げる…と思います」とのこと。紅白戦では投げているそうですが、練習試合にはまだ登板していないそうなので、時間のある方は、野村の貴重なデビュー戦を見に、名古屋に足を伸ばしてはいかがでしょうか。

※                 ※                  ※ 

 Hさんありがとうございました! 僕も野村が投げるのでは、と楽しみだったので、ちょっと残念です。野村のデビュー戦を目撃された方はぜひ、ご一報ください。

<写真/都市対抗予選でも足でヤマハを勝利に導いてほしい池田祥大(ヤマハ)>

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2012年5月 6日 (日)

定期戦 浜松北vs浜松西

 5日に浜松北と浜松西の定期戦が行われました。32回目となるこの定期戦は当初、4月に浜松球場で行われる予定でしたが、雨天で延期が続き、ようやくこの日、浜松北のグランドで開催されました。進学校同士の一戦を観戦した知り合いのHさんがレポートを送ってくれました。

※                 ※                  ※ 

★5月5日 第32回浜松北・浜松西定期戦 浜松北グランド 晴   

 チーム
浜松西 0 0 4 0 0 0 0 0 0 4
浜松北 0 1 0 0 3 1 0 1 × 6

<投手リレー>
浜松西:坂下-生熊-坂下
浜松北:石田

 学校のグランドということもあり、練習試合と変わらないのかと思いきや、校長先生による始球式や、応援団の応援もあり、さすが定期戦でした。

Takai

 試合は6対4で浜松北が勝利しました。4対4で迎えた6回、浜松北は3番・高井立星の左中間へのタイムリー二塁打で勝ち越し。8回にも1点を加え、今回の勝負をものにしました。
 決勝打を放った高井は180センチと身長もあり、なかなか雰囲気がある選手。この試合では4打数3安打とよく打ちました。初回の打席では、合わせるバッティングでセンターオーバー三塁打。逆に、6回のタイムリー二塁打はストレートをパワフルに叩きました。足もけっこう速かったですよ。
 先発の2年生右腕・石田大地も序盤は不安定なところがあり、3回に3安打2四死球で4点を失ったのですが、その後は立ち直り完投。サイドスローから低めにボールを集め、テンポもよかったです。4回以降はここ数年、県でも結果を出している浜松西を相手に1安打無失点と自信になる内容だったのではないでしょうか。この石田をはじめ、浜松北は2年生が面白かったです。これから夏までにグッと伸びてくる可能性もあるので、楽しみにしたいですね。

※                 ※                  ※ 

 Hさんありがとうございました! 今日のスポーツ新聞によると浜松北は、最近10年間で2勝7敗1分と大きく負け越していたみたいですね。この試合をきっかけに、夏の大会では旋風を巻き起こしてほしいです。

<写真/夏の活躍にも期待したい高井立星(浜松北)>

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2012年5月 4日 (金)

練習試合 庵原vs伊東商

 今日は、高校野球の県大会準々決勝もすごく見たかったのですが、伊東商・竹安大知(183cm69kg、右投右打)が練習試合で登板するという情報をキャッチし、急遽、庵原のグランドに向かいました。今春の県大会ではヒジの違和感から、未登板だった竹安。ようやく、最近の練習試合で短いイニングを投げ始めているようです。

1205041

 試合前、歩いている竹安の後ろ姿を見ると、腰回りが少し大きくなった印象を受けました。その後、ブルペンで投げている姿をじっくりと観察。やはり肩関節の柔らかさに惹かれます。故障の影響を感じない、腕の振りのしなやかさは昨秋と何ら変わりないように見えました。

 この日の第1試合で先発した竹安は4回を投げて無失点。7三振を奪いました。2回以外はすべての回でランナーを許しましたが、そこからギアチェンジ。力を入れたときの低めのストレートの伸びはモノが違います。
 ただ、まだ故障開けで、筋力が完全に戻ってきていないとのこと。その影響で回を追うごとに高めに抜ける球がありました。この試合では、相手打者が、その高めを振ってくれて助かっていましたが、見極められてくると苦しいところ。夏の大会を勝ち抜くには、いかにしてスタミナ面を強化し、失投を減らすこと1205042ができるがカギになってくると思います。

 相手の庵原で気になったのは先発した久保田一輝(178cm80kg、右投左打)。腰の故障があり、この日は2回でマウンドで降りましたが、球質の重さが特徴です。打者がタイミングを取りにくそうなフォームと、縦に小さく変化するスライダーも持ち味。今度はもう少し長いイニングを見たいなと思わせるピッチャーでした。

<写真上/プロが注目する本格派右腕の竹安大知(伊東商>
<写真下/相手打者を詰まらせる重い速球が武器の久保田一輝(庵原)>

★過去の竹安大知(伊東商)の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2011/08/post-7eb7.html

http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2011/09/post-ac20.html

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