夏の甲子園予選 韮山vs磐田東
★7月16日 全国高校野球選手権静岡大会2回戦 愛鷹球場 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
磐田東 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
韮山 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | × | 5 |
昨年の準決勝と同じカードが、早くも2回戦で実現しました。まず先発投手の発表に驚きました。磐田東はプロ注目ながら左ヒジに不安を抱えていた森口壽樹(183cm99kg、左投左打)。一方の韮山はエース・杉山将一(175cm74kg、右投右打)ではなく2年生左腕の佐野優介(175cm60kg、左投左打)。僕は絶対に杉山の先発でくると思っていたのですが、磐田東の山内克之監督は百戦錬磨の名将。スターティングメンバーに偵察メンバーを使ってきたのには唸りました。
試合が動いたのは4回でした。磐田東の5番・稲垣司(178cm77kg、右投右打)がレフトスタンドに豪快な一発を放ち、2点を先制します。しかし、その裏、韮山は一死二、三塁から田中雅大(176cm70kg、右投右打)が2ランスクイズを決め、すかさにず同点に。さらに、5回には無死二、三塁から、尾崎資樹(178cm80kg、右投右打)が得意の右打ちで三塁打を放ち2点を勝ち越し。さらに犠牲フライで1点を加えます。このリードを5回からマウンドに上がった杉山が守り切り、韮山が昨年のリベンジを果たしました。
この試合、僕がもっとも注目したのは4番手で登板した磐田東の1年生投手、鈴木博志(180cm75kg、右投右打)です。山内監督が掛川西監督時代に指導した廣岡剛(元ヤマハ)以上の素材というだけに、大いに期待していました。
投球練習で一球投げた瞬間、フォームに変なクセがなく、本格派らしい本格派だなと感じました。しかも、球質が重く、打者の手元での伸びもあります。目測ですが、ストレートの球速は130キロ台中盤は出ていたと思います。韮山の上位打線に対して、ストレートで押し込めていたのには驚きました。リリースがブレないので、制球も安定。大崩れも少ないピッチャーだと見ます。
6回から9回まで投げて3回2安打無失点の好投。ランナーを出してからのクイックなど、まだまだ課題はあります。しかし、彼の持っている投球センスの良さには代え難いもの。そのまま順調に伸びて欲しいなと思わせる、いいピッチャーと出会えることができました。(編集部・栗山)
<写真上/見事、昨年の借りを返した韮山ナイン>
<写真下/秋以降の成長が楽しみな鈴木博志(磐田東)>
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