秋季大会 清水西vs島田商
★8月28日 第65回秋季高校野球中部地区5位決定戦 清水庵原球場 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
清水西 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 11 |
島田商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | × | 5 |
地区大会も佳境に入り、続々と県大会出場チームが決まりつつあります。気になるチームはできるだけ開幕してすぐに見に行っていたのですが、天候もありなかなか思うようにはいきません。今日、見に行った清水西も一度見に行った際には雨天中止だったので、今回が2度目のチャレンジでした。
清水西は今夏、2年生を中心に戦ったので、主力がごっそり残って秋を迎えました。今日の5位決定戦の相手は古豪・島田商。清水西は3回に1点を先制すると、4回には打者12人6安打の猛攻で一挙6点を追加。コールドも見えてきたところで、島田商は6回にこちらも打者一巡で4点を返します。さらに1点ずつを取り合い、8対5で迎えた9回、清水西は3点をダメ押しし、そのままゲームセット。清水西が県大会出場を決めました。
清水西は15安打とよく打ちましたが、中でも3~5番のいわゆるクリーンナップが併せて8安打と大当たり。点が取れないはずがないという状態でした。
インパクトがあったのが、3番の神野竜大。6月頃に一回見たことがあるのですが、全く印象が変わりました。172センチ83キロのドッシリ体型は変わりませんが、今日は攻守にキレがあり、スイングが非常に鋭かったです。そのスイングから野手のグラブを弾くほど強く、ライナー性の打球を放ちます。
また4番を打つ望月政宏のシュアな打撃も目を引きました。神野と望月が並んでいると、打順が逆じゃないのかな? と思ってしまうのですが、今日の6打席目には右中間を破る二塁打を放ち、4番の長打力も見せました。バントも上手いので、色々な攻撃パターンに対応できますね。
今日安打はありませんでしたが、7番を打つ池田伊織も俊足の打者。ライトを守る守備にも足が生きていました。
また今夏、1年生ながらレギュラー捕手として出場した朝日遊太は1番キャッチャーで出場。前回、雨天中止になる前にノックを見た時には、朝日という名前の通り、眩いばかりに存在感のある選手だなと思いました。161センチ61キロと体は大きくありませんが、捕手としてチームを牽引する力がみなぎっています。朝日の調子が攻守にわたってチームの勢いのバロメーターになりそうなので、県大会でも注目していきたいです。
相手の島田商では、「青島秀一郎という1年生が面白いですよ」との情報をいただいていたので、こちらも楽しみにしていました。今日は青島は8番ファーストで先発出場。ガッチリ体型とは聞いていましたが、ユニフォームの下半身はパツパツで想像以上の体つきでした。ガタイがいいだけに、打席での雰囲気・迫力は抜群。2打席目で左中間方向に深くまで飛ぶフライを打ち、4打席目には左中間の頭を超える安打。噂通りのパワーを見せてくれました。初球から振っていく思い切りの良さも魅力ですが、今後はじっくりボールを見極めるいやらしさも身につけて、ぜひ主軸を打ってほしい打者です。
ピンチの4回からはマウンドにも登り、5回1/3を7安打4失点。投球内容より、度胸の良さが印象に残りました。(編集部H)
<写真上/打球の強さに注目の神野竜大(清水西)>
<写真中/丹甫航也との1年生バッテリーで県大会出場に導いた朝日遊太(清水西)>
<写真下/古豪復活へ起爆剤となってほしい青島秀一郎(島田商)>
■清水西 |
■島田商 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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投手:丹甫 | 投手:細谷-青島 |
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