シニアの県大会で見た注目選手!
現在、第5回日刊スポーツ杯リトルシニア野球静岡県夏季大会が開催中です。浜松南シニアと浜松シニアが決勝進出。決勝戦は8月4日に菊川球場で行われます。
この大会は、例年、夏の高校野球予選と時期が重なるのですが、シニアの有望選手を一気にチェックできる貴重な機会。ネット裏で高校野球関係者を見かけることも少なくありません。もちろん僕も、高校野球の登竜門的な大会として楽しみにしています。今年も、7月22日、29日と2日間に渡って見てきました。先日アップした軟式に続き、今回はシニアで目に留まった選手を紹介したいと思います。
まず、浜松シニアのエース・松田翔真は準決勝で小笠浜岡シニアを完封。本格派の雰囲気を感じる左腕です。スライダー、カーブといった変化球の精度も高く、すぐに高校で通用しそうなタイプと見ました。
その松田と投げ合ったのが同じく左腕の小笠浜岡シニア・落合順也。下半身の粘りを使ったフォームは島袋洋奨(中央大)に似ているなと感じました。球の速さは松田ほどありませんが、球持ちがいいのでストレートがキレます。体がすごく柔らかく、高校で一気に伸びそうな予感。背番号は「11」をつけていたので、ここにきて台頭してきたピッチャーなのでしょう。興味深い左腕でした。
右腕では静岡裾野シニアの小澤怜史に注目しました。兄・拓馬(日大三島)は昨年のシニア全国大会優勝投手。今年は1年生ながら夏の県大会で好投を見せました。その兄とは体系が全く違います。兄は、横に大きいのですが、弟は縦に大きい感じ。真上から投げ下ろし、高めのストレートが伸びます。しかし、まだまだ下半身が弱く、体の開きと球離れが早いため、ストライクを取るのに苦労していました。
準決勝の浜松南シニア戦では、リリーフで登板。6回に3連続四球、続く打者に置きにいった球でタイムリー浴びました。マウンドに立ったときの佇まいがいいだけに、高校に入学するまでに下半身を鍛えて欲しいです。
今大会、もっとも楽しみにしていたのは浜松南シニアの2年生・鈴木嘉基です。浜松南リトルに在籍した昨年、世界リトル選手権に出場し、本塁打王(3本塁打)と打点王(10打点)を獲得。準優勝に貢献した超逸材です。
この大会は4番サードで出場。2回戦の三島田方シニア戦では、2打席目に鋭いライナーでセンター前へ。低く伸びる弾道にビビりました。さらに、3打席目には右中間を抜く二塁打を放ちました。
軸のブレが少なく、フォロースルーの大きなスイング。体にキレが出てくれば、とてつもない選手に育つ可能性もあるでしょう。今後も見ていきたい選手であるのは間違いないです!
<写真/上から松田翔真(浜松シニア)、落合順也(小笠浜岡シニア)、小澤怜史(静岡裾野シニア)、鈴木嘉基(浜松南シニア)>
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