オープ戦 ヤマハvs中央大
★8月12日 オープン戦 ヤマハ豊岡グランド
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
中央大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
ヤマハ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | × | 2 |
昨日は、高校野球の秋季大会を島田球場で観戦後、新東名を使ってヤマハの豊岡グランドへ。ヤマハと中央大のオープン戦を見てきました。
グランドに着くと、ネット裏では二俣高の全部員が真剣な眼差しでゲームを見る姿がありました。
二俣高を率いる淵上順監督はこう言います。「身近でこれだけレベルの高い試合は、なかなか見ることができませんからね。甲子園に見にいくと同じくらい、いやそれ以上に勉強になることが多いと思います。特にスピード感を学んで欲しいと思い連れてきました」。9年連続都市対抗出場中のヤマハと、大学最強リーグと言われる東都大学リーグ1部の中央大との試合。高校レベルから比べれば、1ランク、2ランク以上も上の世界。参考になる部分は多々あると思います。
ヤマハの先発はルーキーの大野健介(170cm71kg、左投左打)。この日は大野独特の球のキレがありました。右打者の内角低めにストレートを投げ込んで詰まらせば、高めのつり球で空振りを奪います。ストレートが走っているので、少々変化球が甘くても打ち損じてくれる好循環。得点を与えそうな雰囲気が全くなく、見事に6回を無失点に抑えました。
入社後、都市対抗予選では登板に恵まれませんでしたが、秋は貴重な左腕として期待できそうです。
一方の中央大は、7回に代打で常葉学園菊川出身の上島健司(174cm77kg、左投左打)が登場。きれいにレフト方向へ打ち返す安打を放ち、出塁します。そこから、一死二三塁という一打同点の絶好のチャンスを作ります。ここで、背番号30の左打者がバッターボックスへ。「代打、小川」とコールされます。昨夏、静岡の4番打者として、チームを甲子園に導いた小川拓真(173cm84kg、左投左打)。中央大でも1年からベンチ入りを果たし、この日は最高の場面で出番が回ってきました。
小川は初球からフルスイング。この積極性は素晴らしいです。2球目もファウルのあと、小川の打球はピッチャーの横を抜きます。
「センターへ抜けた!」と思った瞬間、セカンドに入っていた町田友潤(169cm69kg、右投右打)が二遊間の難しい打球をスルスルっと処理して、一塁へ好送球。間一髪でアウトになりました。三塁ランナーが生還し、小川に打点がついたものの、町田でなければ2点タイムリーとなった一打。打った小川も立派ですが、町田の守備は、やはり芸術的でした。
その後、小川は一塁の守備で安定感を発揮。低い送球に左足をいっぱいに伸ばして捕るなど、1年生とは思えない落ち着きぶりでした。(編集部・栗山)
<写真上/中央大打線相手に6回無失点の好投を見せた大野健介(ヤマハ)>
<写真下/将来は東都大学リーグのスラッガーを目指してほしい小川拓真(中央大)>
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