秋季大会 浜北西vs磐田東
★8月23日 第65回秋季高校野球西部大会3回戦 磐田球場 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
浜北西 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
磐田東 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | × | 5 |
昨日、磐田東を見に、磐田球場で行われた西部地区大会を観戦してきました。磐田東は、今夏、2回戦の韮山戦で好投した1年生投手の鈴木博志はもちろん、斎藤誠哉という1年生左腕も登板しているということなのでこの秋気になっていた学校の一つでした。
試合は、磐田東が初回に2点を先制しますが、その後は追加点が奪えず2-0のまま試合が進みます。7回に磐田東は3点を追加し、リードを拡大。9回表に浜北西は1点を返したものの、反撃もそこまで。磐田東が5-1で勝利をおさめ、西部地区大会準々決勝進出を決めました。
磐田東の先発マウンドに立ったのは2年生の川窪健太。1年時からベンチ入りした右腕ですが、期待された今夏は良い結果を残せませんでした。今秋からはいよいよエースとして真価が問われます。
今まで森口壽樹と並んでいるところを見ることが多かったせいか、華奢に見えた川窪ですが、単体で見るとやはり1年時よりは体つきもしっかりしました。球威も増してきて、5回を3安打無失点。毎回走者を出しましたが、内野ゴロが多く、テンポは悪くなかったように思います。
気になっていた1年生投手たちは、まず斎藤誠が6回から登板。先頭打者にいきなり四球を与えたものの、6回、7回の2イニングを投げて無安打無失点の内容でした。
斎藤誠は183センチと長身で、体つきもしっかりしています。そして、この投手の特徴は、肘が柔らかく、ムチのようにしなやかに振れること。フォロースルーで左腕が体に絡みついていくようなイメージです。しっかり肘を使って投げてくるのでボールに伸びがあり、変化球のキレもいいので、三振が取れるタイプ。ただ、制球は荒れ気味で、フィールディングなどに課題も散見されます。その課題も、のびしろの大きさと考えたい、今後が楽しみな大型左腕です。
8回からマウンドに上がったのが鈴木博。今夏の韮山戦で初めて見た時に、その堂々としたマウンドさばき、整ったフォームに驚かされました。180センチ75キロという投手らしい体格がマウンドに映えます。
この日は8回は無失点に抑えたものの、9回に2者連続二塁打を浴びて1失点。流されずに後続をしっかり絶ったのはさすがでしたが、ストライク先行の投球の中に、チラホラ甘いボールがありました。
鈴木博は下半身が安定していて、腕の振りの速さが魅力。制球がまとまっているので、長いイニングを投げても、試合をしっかり作ってくれそうです。近い将来に、静岡商・國松歩との投げ合いが見てみたい投手です。
敗退した浜北西は夏とガラっと面子が入れ替わって迎えた秋でした。この試合は毎回走者を出したものの、決定打に欠け、1得点に終わりました。しかし、バントをしっかり決める、相手のミスを見逃さない、全力疾走をするなど堅実なプレーが好印象でした。グランドに怒声を響かせていた熱い高林良洋監督のもと、敗者復活戦で県大会進出を狙います。(編集部H)
<写真/上から川窪健太、斎藤誠哉、鈴木博志(磐田東)>
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コメント
磐田東の新チームは調子よさそうですね。
聖隷は新チームいきなりの正念場ですね。鈴木翔も悪いなりに頑張ってもらいたいです。打線が今年もカギかな。
投稿: あーちゃん | 2012年8月26日 (日) 17時28分
鈴木翔太君。夏の大会からずっと打線の援護なく、よく頑張ってきました。
新チームになってからは更なる重圧があったことでしょう。
まだまだこれからです。
重荷を少しおろして、あまり無理せず頑張って欲しいです。
応援しています。
投稿: | 2012年8月26日 (日) 18時06分
みなさん、コメントありがとうございます。鈴木翔太君(聖隷クリストファー)を県大会で見ることができないのは残念ですが、ひと冬に越して、さらにパワーアップしてくれるはず。今後も、追いかけていきたいと思います。
投稿: 編集部・栗山 | 2012年8月27日 (月) 18時02分