掛川市内大会 掛川東vs横須賀
★10月21日 掛川市内高等学校野球大会 掛川球場 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 計 |
横須賀 | 1 | 4 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 8 |
掛川東 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
<投手>
横須賀:後藤
掛川東:大場-野中-小林
この秋、創部55年にして初の県大会出場を果たした横須賀。掛川市内大会でも、存分に力を見せてくれました。.
掛川東戦で先発したのは1年生の後藤黛(171cm63kg、右投左打)。夏の県大会の初戦で、2安打完封勝利を果たし、秋も故障に苦しみながらも西部大会で好投を見せた右腕です。入学時から、いろいろな方から、「後藤がいい」という話を耳にしていたものの、これまでは見る機会に恵まれず。この日、開催されていた秋季東海大会も気になったのですが、どうしても後藤が見たくて、掛川球場に足を運びました。
後藤は、身長171センチとピッチャーとしては小柄。ただ、マウンドに立つと、その数字以上に大きく見えるタイプです。立ち上がりの初回、2打席連続三振で快調なスタート。腕が柔らくしなり、ベース手前でグッとホップする球筋。8時30分プレーボールの試合で、これだけ全開で投げることができるピッチャーはそうそういません。それだけ、登板前の準備ができていたという証拠だと思います。その後も伸びるストレートを武器に、掛川東打線を圧倒。7回無失点に抑えました。
指導する鈴木彰洋監督は、「相手が強くなればなるほど燃えるタイプです。“ここ”というときの集中力は凄いものがありますから。いろいろなものを貪欲に吸収しようとする探究心もあります」。
何より、後藤の魅力は体全身にみなぎるバネ。例えば、ショートを守らせても、十分にこなせそうな柔軟性があります。下半身を鍛え、テークバックからリリースにかけて、もう少し体重が前に乗ってくるようになれば、現在、130キロ前半から中盤のストレートが140キロ近くまで伸びてくると思います。体格の違いこそありますが、清峰高時代の今村猛(現広島)を見ているようでした(ユニフォームが似ているということもありますが)。
その後藤とバッテリーを組む、富山武(170cm71kg、右投右打)も楽しみな捕手。第2打席にはレフトスタンドへライナーで放り込みます。聞けば、前日も2打席連続で本塁打を放ったとのこと。好調なだけにバットがスムーズに出てきます。スイングが速く、バットにボールを乗せる技術も◎。捕手としてもスローイングでヒジをきれい畳み、コントロールが正確。このバッテリーが万全なら、来春の横須賀は県大会出場だけでなく、上位を目指せる実力は十分にあると見ました。(編集部・栗山)
<写真上/掛川市内大会で好投を見せた後藤黛(横須賀)>
<写真下/豪快な一発を放った富山武(横須賀)>
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