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2012年11月

2012年11月26日 (月)

全国大会出場の3中学が決定!

 昨日は清水庵原球場で行われた第4回全日本少年春季軟式野球静岡県大会兼第14回静岡県中学校新人野球大会を見てきました。
 この大会で3位以内に入ると、来春の全国大会(西ヶ谷球場他)に出場できます。

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 ベスト4に残ったのは服織中、三島南中、都田中、掛川東中。まず、準決勝第1試合は服織中と三島南中が対戦。服織中が3回に挙げた1点を守り切り、全国大会一番乗りを果たします。続く第2試合では都田中と掛川東中が対戦。2対2の同点から終盤に掛川東が勝ち越し、服織中に続き全国へ。3位決定戦では、都田中がワンチャンスをものにして、最後の切符を手にしました。そして、決勝戦では掛川東中が、打線が序盤に大量得点を挙げて圧勝。初優勝を飾りました。
 
 今回は、気になった選手を各チーム1名ずつ紹介します。
 優勝した掛川東中ではエース左腕の落合竜杜。投げては準決勝で2失点完投、決勝では打撃でも貢献しMVPを獲得しました。バランスのいいフォームで、球筋も安定。今のままの姿で体が大きくなって欲しいタイプです。
 服織中では「1番ショート」の戸田颯馬。準決勝では3回に先制につながるライトオーバーの二塁打を放つ活躍。守りでは一歩目のスタートが良く、軟式独特の大きく弾む前の打球もスピーディーな動きで、打者走者をアウトにしました。 
 この日、もっとも楽しみにしていたのは村木文哉(都田中)。すでに身長180センチの投手ということで期待していました。準決勝ではサードで出場し、打球をさばくときの身のこなしが良く、ますます投げる姿が見たくなりました。3位決定戦では先発として登板。勢いのあるストレートを武器に完封勝利を飾りました。腕の位置は真上ではなく、少し横気味。フォームは荒削りですが、鋭い腕の振りは魅力です。
 惜しくも全国大会出場を逃した三島南中。エースの中川真杉は、体重移動に速さがあり、それにともない腕が一気に振れてきます。球のスピード的は村木と遜色ありませんでした。華奢な体が出来上がったときの姿が今から楽しみです。(編集部・栗山)

【準決勝】
服織中1×0三島南中
掛川東中4×2都田中 
【3位決定戦】
都田中3×0三島南中
【決勝戦】
掛川東中7×0服織中

<写真/上から落合竜杜(掛川東中)、戸田颯馬(服織中)、村木文哉(都田中)、中川真杉(三島南中)>

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2012年11月23日 (金)

「野球太郎No.002」でヤクルトのドラ1・石山を取材!

Taroh

 『野球太郎No.002』が発売になりました。今回は「2012ドラフト総決算プレミアム特集号」です。

 僕は、「野球太郎ストーリーズ」というコーナーでヤクルトにドラフト1位指名された石山泰稚(ヤマハ)についての記事を書きました。4ページに渡って石山の野球人生を振り返りました。
 本人への取材はドラフト1週間後に行ったのですが、「ドラフト後はお祝いメールや連絡が多く、こういった取材もあり、練習ができない感じなのですが…。でも、やることは一緒なんで、いつものように普段通りにやっています」とあくまでマイペースを貫いていたのが印象的でした。

Ishiyama_2 紙面では掲載できなかったのですが、取材時のこぼれ話を紹介したいと思います。
 取材の最後で「静岡に来て一番の思い出は?」と尋ねると、「鰻を食べたことです」と即答してくれた石山。なんでもインターネットで店を調べ、美味しそうな店を選んでいってみたとか。気になる味は、「奮発した甲斐があり、かなり美味しかったです」とのこと。僕が「○○○っていう鰻店もいいよ」と教えてあげると、早速、店の名前をチェックしていました。さらに「白焼きってどうなんですか?」と興味津々。ヤマハで急成長した要因の一つに「鰻パワー」があるのかもしれませんね。
 プロにいっても、バテたときには、ぜひ静岡に戻って鰻を食べて欲しいです。

 その他、鈴木翔太(聖隷クリストファー)が「2013年ドラフト候補名鑑」の中で紹介されています。
 ぜひ、本屋さんで手にとって下さい!(編集部・栗山)

<写真/念願のプロ入りを果たした石山泰稚(ヤマハ)>

★野球太郎のフェイスブックページはこちら→http://www.facebook.com/yakyutaro

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2012年11月21日 (水)

練習試合 三島vs聖隷クリストファー

★11月18日 練習試合 聖隷クリストファーグランド 晴

 チーム
聖隷 0 0 0 0 0 0 2 0 0 2
三島 0 0 0 0 1 0 6 1 × 8

 18日に気賀高校のグランドで気賀vs川根の練習試合を見た後(第1試合は2-0で川根が勝利しました)、帰りがけに聖隷クリストファーのグランドを覗いたら、三島を発見! ということで、午後から三島vs聖隷クリストファーの練習試合(2試合目)を観戦しました。ちなみに、この日は浜松基地の航空祭の日で、頭上を自衛隊機が飛び交い、選手たちもついつい上を向いてしまうことが多かったです。

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 1試合目は三島が2-1で勝利し、注目の柴崎哲治(三島)は8・9回の2イニング、鈴木翔太(聖隷クリストファー)は9回の1イニングを投げたそうです。僅差のスコアに、県注目右腕がガチンコで対決したのかと思ったのですが、それは今後の楽しみですね。
 三島のメンバーで唯一、1試合目も2試合目もフル出場したのが森亘平(182cm82kg、右投左打)。今夏、1年生ながら4番としてデビューした大型打者です。まだ球の見極めができず、打ち上げてしまうことが多いのですが、体もスイングも大きく、器のでかい選手。時折見せる鋭い当たりの頻度が上がってくることに期待したいです。
 また、2試合目にショートを守っていた野田斗弥(2年・166cm66kg、右投右打)の肩には驚きました。深い位置からでも強い送球で、しっかり走者を刺してきます。

 三島といえば、贔屓の左腕・梁瀬知(2年)が秋季県大会でメンバー外だったのが気になっていましたが(地区大会には出場)この日も故障で帯同はありませんでした。春になったら、元気な姿が見られることを期待して、また試合を見に行きたいと思います。三島の情報は、三島の父母の方に教えていただきました。ありがとうございました!(編集部H)

<写真/大砲として育ってほしい森亘平(三島)>

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2012年11月19日 (月)

練習試合 袋井vs清水西

★11月18日 練習試合 袋井グランド 晴

 チーム
清水西 5 4 0 2 2 0 0 1 1 15
袋井 0 0 0 0 1 1 0 0 3 5

 昨日は長身の本格派右腕がいるという噂を聞きつけ、袋井に向かいました。名前は山田真吾(182cm70kg、右投右打)。袋井・世古雄馬監督によると、1年生ながらすでに130キロ台後半をマークしているとのこと。「ピッチャーをやり始めたのは高校に入ってからで本格的な投球は秋の大会以後。でも、投げれば投げるほど良くなっていく。どこまでいくのか、本当に楽しみです」というほどの有望株です。
 この日の相手は清水西。世古監督にとっては、静岡東時代の恩師・安井信太郎監督との今季4試合目の対戦となりました。

 この2チームは、秋の県大会でも対戦しています。「師弟対決」として注目を集めた試合は袋井が3対2で勝利。約2ヶ月を経たこの日。リベンジに燃える清水西の強力打線を新星の山田がどう抑えるのか。シーズンの最後で、かっこうの腕試しの場となりました。

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 初回、山田は制球に苦しみます。先頭の吉崎晃司(162cm65kg、右投左打)にレフトオーバーの二塁打を浴びたあと、4四死球などで計5失点。2回には4本の長打を浴びて4失点。ことごとくストレートを対応されます。その後、3回に立ち直りの兆しを見せましたが、4、5回にそれぞれ2失点。結局、6回を投げ、13失点という結果に終わりました。
 「普段はもっと腕が振れて、打者はストレートを待っていても、バットがさし込まれる。そういう威力ある球を放るのですが。こんなに悪い状態の山田を見るのは初めて。これも成長する上で一つの試練かもしれませんね」という世古監督。それでも、いたる所で大器の片鱗を感じることできました。
 マウンドに上がったときの雰囲気、テークバックで腕が背中方向に入ってしまうほどの肩の柔らかさ、トップでの胸の張り。まだまだ下半身が使えず、上で投げている状態ですが、伸びる要素は十分。この冬次第でブレイクの可能性を秘めていると思います。
 この日は午前中に1年生大会の3位決定戦があり、常葉学園菊川相手に本塁打を放つ活躍。打撃にも非凡なものがあります。

1211182_2 これで、今季の対戦成績が2勝2敗とタイになったこの2チーム。清水西も1年生に丹甫航也(169cm64kg、右投右打)という好投手がいるだけに、試合後は「来年は山田、丹甫で投げ合って勝負しよう」と語りあった両監督。タイプの違う2人が、来年はどんな姿に成長するか、今から楽しみです。(編集部・栗山)

<写真上/投打で高い能力を秘める山田真吾(袋井)>
<写真下/来年の再戦を誓った両チーム。左から中釜伸也部長(清水西)、安井信太郎監督(清水西)、世古雄馬監督(袋井)>

■清水西

■袋井

1番 三塁 吉崎
2番 捕手 朝日
3番 一塁 神野
4番 二塁 望月
5番 中堅 小笠原
6番 左翼
7番 右翼 池田
8番 投手 山田康
9番 遊撃 長尾
1番 遊撃 大石
2番 中堅 久保田
3番 一塁 加藤
4番 二塁 安藤
5番 右翼 大田原
6番 左翼 大手
7番 投手 山田
8番 捕手 匂坂
9番 三塁 池田
投手:山田康-山田大 投手:山田

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2012年11月17日 (土)

育成から這い上がる~森下宗のショートヒストリー②

 「自分はエリートではないので、下から這い上がっていきたい」。中学、高校と無名の選手が地道な努力の末にたどり着いたプロ野球選手への扉。11月9日、森下宗(つかさ)は名古屋市内のホテルにて広島カープと仮契約を結びました。
 「契約書に印鑑を押して、カープの帽子をかぶった瞬間、実感がわきました」という森下に今後の目標を聞いてみました。
 「早く支配下登録されるように頑張っていきたいです。中日の大島(洋平)選手のように足でアピールしていきたいです」。

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 僕が訪ねた日は、後輩と一緒にバッティング練習を行っていました。バットを高く構え、少しオープン気味のスタンスから球をとらえるポイントは後ろ気味。「逆方向への打球を意識している」と本人がいうように、鋭い打球がセンターからレフト方向に飛んでいきます。
「松本(奉文)スカウトから、“三遊間にボテボテのゴロを打てる練習をしておくように”と言われています。逆方向に転がせば、内野安打の可能性が高くなると思いますので」。
 森下の場合、安打を稼ぐには球を転がして、自慢の足を生かすのが近道。まず、この長所を磨いているそうです。
 さらに、厳しい広島の練習を想定し、全体的なパワーアップにも励んでいるとのこと。1月の合同自主トレから、自分の武器をどんどんアピールできそうです。

 最後に愛知工業大・奥田好弘監督から森下に向けて、贈る言葉をいただきました。
「彼の場合、真面目すぎるほど真面目。それは彼の長所でもあるのですが、指導者の言葉を全部こなそうとしてしまうところがあります。やはり、プロにいったら、そのあたりの取捨選択も大切になってくるのではないでしょうか」。
 そう心配しつつ、奥田監督は、プロで活躍する日を待ちわびているようでした。

☆          ☆          ☆

 今回の取材で、森下の練習風景を観察していると一人の巨漢選手が目につきました。森下の掛川工時代からの後輩・内山紳です。巨漢と書きましたが、高校時代と比べると、少しスリムになった印象です。(リーグ戦のパンフレットでは184cm110kgとなっていますが、現在は100kgを切っているとのこと)。2年生ながら今秋のリーグ戦では数試合で4番を任され、4安打を放ちました。
 大学に入ってもパワーは健在。バッティング練習を見ていると、確実性は低いものの、滞空時代の長い打球がピンポン玉のように飛んでいきます。まるでプロの打球を見ているようでもありました。
 森下と同様、内原も「一芸」を持っています。ぜひ、残りの2年間で飛躍し、先輩に続いて欲しいです。(編集部・栗山)

1211172 <写真上/1年目から支配下登録を目指す森下宗(愛知工業大)>
<写真下/左から矢部真吾氏(前掛川工監督)、森下、内原紳(愛知工業大)>

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2012年11月16日 (金)

育成から這い上がる~森下宗のショートヒストリー①

 掛川工出身の愛知工業大・森下宗(つかさ)が育成ドラフト会議2巡目で広島東洋カープに指名されました。先日、契約を交わし、背番号は「136」に決定。現在は愛知工業大で練習を積んでいるという森下に、直接会ってみたいと思い、グランドにお邪魔してきました。

 グランドに着くと、早速、マネージャーが出迎えてくれました。挨拶が一通り終わったあと、「森下君って、マネージャーさんから見ると、どんな選手ですか?」と聞いてみました。すると、こんな答えが。
「森下さんは、指名を受けたあとにも変わらず、誰よりも早くグランドに出てきます。4年生でシーズンが終わってるのに練習も率先してやるし、凄いと思います。もちろん、グランドを後にするのも最後です」。
 練習熱心という話は聞いていましたが、そこまでとは…。奥田好弘監督も「例えば、“走っておけ”といえば、いつまでも走っているタイプ。そういう純粋さや真面目さが道を切り開いたんでしょう」。

1211141 そんな森下に、まずは高校時代の思い出から尋ねてみました。
「矢部真吾先生(前掛川工監督)から、“とにかく体を大きくしろ”と言われ、食事をたくさん取り、トレーニングに励んだことが印象に残っています。高校に入ったときは細かったのですが、3年間で大きくなりました」。
 高校3年夏は2回戦敗退も、3番打者として2試合で3安打1打点をマーク。身体能力の高さを買われ、愛知工業大に入学しました。 

 大学では1年時からベンチ入り。下級生時には投手も経験します。左肩の故障に苦しみながら、3年秋にはトップバッターとしてリーグ2位となる打率.349をマーク。ベストナインも獲得し、スカウトの注目を集める存在となりました。
「小学校の頃から常に上のレベルでやりたいと考えてきました。本当にプロを意識したのは、大学3年生の秋のシーズン後からです」。
 4年春、森下のプレーにプロのスカウトや社会人関係者の注目が集まりました。ところが、打撃フォームを崩したことで、打率.159と低迷し、チームもまさかの2部転落。チームは秋も波に乗れず、2部で4位という結果に終わりました。 
 ただ、森下は打てないときでも50m5秒8という快足を生かした守備範囲の広さ、一塁までの全力疾走で猛アピール。ドラフト前には3球団から調査書が届きました。

 そして10月25日。広島が育成ドラフト2巡目で指名。当日、森下は寮の部屋で待機していたそうです。
「部屋でパソコンでチェックしていました。ずっと更新を押していたのですが、自分より先に後輩が見つけて。後輩が“おめでとうございます”と言って自分の部屋に入ってきて、初めて分かりました」。
 その瞬間、育成ながら、「広島カープ森下宗」が誕生しました。(編集部・栗山)

<写真/広島が育成ドラフト2巡目で指名した森下宗(愛知工業大)>

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2012年11月14日 (水)

練習試合 静岡東vs帝京三

★11月11日 練習試合 庵原高グランド 曇

 チーム
静岡東 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
帝京三 0 3 2 0 5 1 0 0 × 11

 いよいよ、今年の野球シーズンも終盤に入ってきました。この時期は、できる限り、秋に見ることができなかったチームを回りたいと思っています。11日は静岡東の練習試合へ。
 静岡東は今秋の中部大会で初戦敗退も「1年生に面白い選手がいるよ」という情報があり、年内にどうしてもチェックしておきたいチームでした。      

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 相手は山梨の帝京三。今秋の山梨県大会でベスト4に進出し、東海大甲府をあと一歩まで苦しめた強豪です。対する静岡東は2年生が6人と少なく、1年生主体の若いチーム。この日の先発メンバーでも、2年生は2人のみ。ただし、その2人が骨太の選手でチームを牽引します。
 3番を打つ、平島魁(169cm62kg、右投右打)は2安打の活躍。3打席目にはレフトオーバーの二塁打を放ちました。バットを一握り短く持ち、内からきれいに出てくるシュアなスイング。体は小柄でも、速球に力負けしません。セカンドの守備も、一二塁間の打球をダイビングキャッチで打者走者をアウトにするなど、球際の強さが光る勝負強い選手です。
 主将を務める「5番センター」の小笹悠太(182cm71kg、右投右打)は快音こそ聞けませんでしたが、大柄で打席での雰囲気がありました。

2012111102 1年生では、バッテリーを組む2人に注目。この日は、帝京三打線にとらえられたものの、羽根田暢尚監督が期待する選手です。
 原田琢也(174cm70kg、右投右打)は荒削りなフォームながら、キレ味抜群のスライダーが武器です。受ける坂下雄二郎(181cm77kg、右投右打)は、捕手経験は浅いものの、とにかく体格の良さが魅力。少しずつ、守りの精度を高め、大型捕手として伸びて欲しいです。

 羽根田監督は「野球は夏ではなく、冬のスポーツ」だといいます。
「高校生は冬の間に一気に成長しますからね。清水東時代に指導した岩崎優(現国士舘大)も冬に鍛えて良くなりました。この1年生達も、ひと冬超えて来年の春にはかなり変わりますよ。楽しみにしていてください」。

 それにしても、帝京三の強力打線には驚きました。ユニフォームが本家・帝京(東京)と同じということも重なってか、各選手のスイングの鋭さには脅威を覚えました。(編集部・栗山)

<写真上/攻守に勝負強い平島魁(静岡東)
<写真下/来春のブレイクに期待したい原田琢也(静岡東)>

 

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2012年11月12日 (月)

神奈川県で野球のフリーペーパーが創刊!

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 静岡のお隣、神奈川県で野球のフリーペーパーが創刊されました。その名もBK(Baseball Kanagawa)。創刊号の表紙は、今夏、甲子園で話題をさらった松井裕樹(桐光学園)で、高校野球から、大学・社会人・女子野球まで幅広く野球の話題を取り扱っています。フリーペーパーとはいえ、36ページとボリューム満点で、これをタダでもらってもいいのかな? という盛りだくさんの内容でした。横浜商科大の紹介ページでは、吉原商(現富士市立)出身の山崎珠嗣も取り上げられています。

 最近、県単位の野球雑誌やフリーペーパーの創刊が相次いでいます。『静岡高校野球』も負けないように、来年に向けて取材を行ったり、企画を考えているところです。詳細がきまりましたら、随時、こちららのブログで報告していきます。

★BKについて詳しくはこちらをご覧下さい→http://www.samurai-a.co.jp/baseball-kanagawa/

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2012年11月10日 (土)

練習試合 小笠vs加藤学園

★11月10日 練習試合 小笠グランド 晴

 チーム
小笠 0 0 1 0 0 0 0 0 1 2
加藤学園 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

Matsumura

 昨年から今夏にかけて、いい左投手を何人も発見したので、今年も来年に向けて好左腕を発掘しようと色々試合に足を運んでいます。今日見に行った小笠の松村涼(173m68kg、左投左打 ※秋季県大会パンフレットで170cmとなっていましたが、誤表記だそうです)は今秋、小笠を15年ぶりの県大会出場に導いた左腕なので、“発掘”という言葉はあまりに失礼。すでに西部地区を代表する左腕です。
 松村を前回見たのは、1年秋の1年生大会だったので、1年近く間があいてしまいました。その間、松村は今夏の開幕戦で浜松城北工を完封するなど活躍し、今秋は西部地区大会で、東海大会ベスト4の常葉学園菊川から勝利。どんな投手に成長したのか、久々に見るのが楽しみでした。
 この日、松村は第1試合の加藤学園戦のマウンドに上がると、スイスイと完封勝利。1安打か2安打で2四死球と、走者が二塁に進んだのも一度だけというまさに危なげない投球でした。
 松村は立ち投げともいえるフォームで、真上から手が出てくるので角度を感じます。腕の振りがよく、ストレートにも力強さがありますね。変化球とストレートの腕の振りもあまり変わらず、制球がものすごくいいわけではないですが、ストライクを取ることに汲々とすることはないという適度な散らばり具合なので、打者にとっては狙いを絞りづらそうなタイプ。緩急もあり、左投手の優位性が生きた「勝てる投手」です。非常に落ち着いていて、安心感もあるので、来春以降も大物食いに期待したいですね。

 加藤学園では3番ショートの下柳田悠斗がチームを引っ張るという姿勢が表に出ていて目を引きました。元気で動きがよくて、深いところからでも送球が安定していました。(編集部H)

<写真/1年秋からエースとして投げ続けている松村涼(小笠)>

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2012年11月 8日 (木)

栗原旗 島田vs島田工

★11月7日 栗原旗準決勝 島田球場 晴

 チーム
島田工 0 0 0 0 0 0 0 0
島田 2 0 1 2 1 3 × 9
<7回コールド>

Yokotagawa

 昨日7日、島田球場で栗原旗の準決勝が行われ、島田が島田工に9対0でコールド勝ちを収めました。島田は2回戦の静清戦でも二桁安打を放ち、打ち勝っているということで、打線が好調のようです。

 その島田打線の中でも昨日、3打数3安打と大当たりだったのが3番ショートで出場した横田川晟也(2年・167センチ66キロ、右投左打)。小柄ですが、下半身はなかなかしっかりしていて、バットを強く振り切れます。1打席目、2打席目は緩いボールを引きつけてライト方向に持っていき、3打席目はストレートをしっかりとらえてライトオーバー二塁打。4打席目にはバントをきっちり決める手堅いプレーぶりでした。一塁を回ってからグッと加速してくる俊足も魅力で、打席がまわってくるのが楽しみになる選手です。

 ちなみに、この試合はナイターで風が強く、かなり寒かったです。冬の到来を感じました。練習試合を見られるのももう少しですが、面白い練習試合のカードがありましたら、ぜひ教えて下さい。(編集部H)

<写真/島田のポイントゲッター・横田川晟也(島田)>

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