台湾遠征選抜チームの練習を見てきました
9日に清水庵原球場で台湾遠征選抜チームの練習を見てきました。風が強く、砂埃や風花が舞う一日で、グランドの選手たちもかなり寒そうでした。
この日の練習はストレッチ、ダッシュから始まり、走者を置いてのシートノック、投手がマウンドに上がっての実戦形式の練習などが行われました。常葉学園橘の選手たちが練習を手伝い、走者としてガンガン走ったり、声を出したりと盛り上げてくれました。
まだ2回目の練習ということもあるのか、選抜チームはあまり声が出ていませんでしたが、キャプテンの青島勢奈(常葉学園橘)が積極的に声をかけてチームをまとめようとしているのが伺えました。投手が外野に回ったり、本職ではない守備位置を守る選手もいるので、声かけは特に頑張ってほしいところです。
その選抜チームでこの日一番目立っていたのが小豆澤誠(飛龍)。セカンド守備では、ダイビングキャッチ、崩れた体勢からでもストライク送球など、秋季大会でも見せたアクロバティックな動きで存在感を発揮。打撃でも相手の虚を突くプッシュバントを決めて、手伝いをしていた常葉学園橘の選手たちを唸らせるなど、自分が何を求められているのかわかっている選手です。隙を見逃さない積極的な走塁もあり、この日は「いいプレーだな」と思うとたいてい小豆澤という状態でした。いわゆる日本らしい選手だと思うので、台湾でも活躍に期待したいです。
ここから雑感ですが、投手では、大井祐輝(菊川南陵)が寒さに負けず、腕が振れていて良かったです。今村拓(日大三島)もフィールディングが良く、スライダーが切れていました。エース候補の高橋遥人(常葉学園橘)は相変わらず柔らかくていいしなりをしていましたね。
野手では佐々木啓太(静岡)の体格が目立っていて、さすが静高でした。もちろん、スイングも鋭かったです。投手の宮澤信太郎(沼津東)は今回、野手として使われることが多そうですが、この選手はチームでも1番を打っていて、コンパクトなスイングと器用さに魅力があります。
台湾に出発する前に、もう一回ぐらい練習を見に行きたいところです。(編集部H)
<写真上/練習風景。橘の選手だらけですが…>
<写真下/秋季大会で活躍した小豆澤誠(飛龍)>
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