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2013年2月24日 (日)

島田金谷中が注目カードを制す!

 今日の浜岡球場は立っているのもつらいほどの強風でした。そんな中、静岡県中学選抜大会は1回戦3試合が行われました。

<浜岡球場>
牧之原榛原中7-3掛川大須賀中
島田金谷中4-0三島南中
静岡高松中4-0磐田竜洋中

 第2試合では、島田金谷中と三島南中が激突。両チームとも、好投手を擁しているだけに注目のカードでした。実はこの2チーム、昨秋の静岡県中学新人野球大会1回戦でも対戦。その際は、三島南中が1対0で勝利。エースの中川真杉(2年・173cm57kg、右投右打)がノーヒットノーランを達成しました。

1302241 ところが今日は初回、島田金谷中が1番・中村蒼(2年・167cm54kg、右投左打)のセンターへのフライが強風の影響で安打となると、その後も相手のミスから満塁のチャンスを作ります。ここで4番・羽田佳貴(2年・177cm65kg、右投右打)の右中間を破るタイムリー三塁打で3点を先制。さらに1点を追加し、初回に一挙4点。県屈指の好投手、中川が大量失点という予想外の展開で試合が始まりました。
 先日、島田金谷中の練習を覗いた際、バッティングマシーンで打ち込みを行っていましたが、その成果が実ったようでした。

 一方、島田金谷中の好左腕・仲田英亮(2年・175cm78kg、左投左打)は序盤から快調に飛ばします。体全体を使うダイナミックなフォーム。ゆったりとしたテークバックから、リリースにかけて、腕をしなやかに豪快に振ってきます。昨年12月に全日本少年軟式野球大会の選抜選考会で一度見ているのですが、そのときはコントロールに苦しんでいました。しかし、今日の仲田は低めにきっちりに集めることができていました。しかも、真上から投げ下ろす感じなので、球に角度があります。悪条件の中、投げにくい時にはマウンドは外すなど、最後まで自分の投球に集中。見事、三島南中相手に完封しました。

1302242

 中川も2回以降はストレートと変化球のコンビネーションが小気味よく、7回二死までノーヒットに抑えます。特に、最後の7回は腕を全開に振っているようで、相手打者を圧倒。大器の片りんを感じました。
 試合後、中川は「普段はエラーがほとんど無いチームですので、初回のエラーで気持ちが動揺してしまいました」とコメント。ただ、来月には静岡中央クラブの一員として、全国大会に出場するだけに、「今日の投球を反省して、気持ちを切り替えて頑張ります」と前を向いていました。

1302243 上記の2投手の以上にインパクトを残したが3試合目に登場した磐田竜洋中の大橋建斗(2年・175cm67kg、右投右打)。右の本格派タイプの大橋は上半身主導のフォームですが、打者の手元でピュッと伸びるストレートが武器。そのストレートで空振りを奪うことができます。緩い変化球と上手く緩急を使うなど、完成度もなかなか高いです。
 試合は5回に4点を失って敗戦したものの、今後が楽しみな好素材です。(編集部・栗山)

★静岡新聞(アットエス)
http://www.at-s.com/sports/detail/474569458.html
その他の試合の結果は静岡新聞のサイトでご覧下さい!

<写真上/投げるだけでなく打っても将来性の高い仲田英亮(島田金谷中>
<写真中/来月の全国大会で悔しさを晴らしてほしい中川真杉(三島南中)>
<写真下/マウンドの雰囲気から大物感が漂う大橋建斗(磐田竜洋中)>

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