オープン戦 ヤマハvs専修大
★3月17日 オープン戦 ヤマハ豊岡グランド 晴
| チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
| ヤマハ | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 7 |
| 専修大 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
浜名高のグランドで練習試合を見た後、車で10分ほどで行けるヤマハ豊岡グランドに移動。この日のヤマハは専修大とのオープン戦を行っていました。専修大といえば、ヤマハには右島学監督をはじめ、青柳直樹や矢幡勇人らOBが多く、また県内には大物OBも多いので、ネット裏は大変賑わっていました。
専修大のスタメンを知ってまず驚いたのは、5番レフトに高崎健太(新2年)が入っていたこと。常葉学園菊川では、1番を打ち、165センチと小柄ながらそのフルスイングやパンチ力、そしてダダダダーと土を蹴る音が聞こえてきそうな勢いのある走塁が魅力の選手でした。
まず第1打席に初球を高崎らしくセンター前に運ぶと、後の打者のタイムリーで先制のホームも踏みました。守っては、5回に2死二塁の場面でレフトからバックホームでダイレクト送球。見事、走者を刺すなど肩でも見せてくれました。思い切りの良さなど、いわゆる「常葉菊川らしさ」を残したまま、大学野球に対応し始めている姿が嬉しかったですね。8回に四球で出塁した際には、二塁塁審を務めていたヤマハの戸狩聡希に声をかけられる場面も。その時に二塁を守っていたのは町田友潤だったので、一帯の常葉学園菊川濃度が高かったです。
春から東都リーグの1部で戦う専修大。神宮で高崎の姿を見られる日も近いと感じました。
ヤマハの先発は2年目を迎えた大野健介。ストレートのスピードこそ、130キロ前後も、右打者の外に沈む変化球が有効的でした。専修大打線をうまく、泳がせていた印象です。
野手では「長谷川雄一を初めて見た時の衝撃を思い出しました!」と編集部Hが興奮しながら教えてくれた新人の矢幡が良かったです。第2打席にセンター前安打を放つと、第3、第4打席は続けてライトへクリーンヒット。軸のブレが少ないフォームで、どんなボールにも対応できるところがいいですね。
また、8回からルーキー左腕の長谷川亮佑が登板。三重中京大時代は、則本昂大(楽天)と2枚看板として活躍。長谷川が大学4年生のときは三重中京大の閉校が決まっていて、部員は4年生のみ。ギリギリのメンバーで戦っていたため、長谷川は野手として出場し、快音を響かせていた変わり種です。
この日の長谷川は2イニングを無失点。体全体を使った独特のフォームから、打者の手元で伸びるボールを投げていました。ただ、四球を3つ出したのは今後の課題でしょう。社会人相手だと、一つのミスが命取りになるだけに、できるだけ無駄な四球は避けて欲しいと思います。(編集部・栗山)
<写真上/高校時代から木製バットで練習していた高崎健太(専修大)>
<写真下/2年後のプロ入りを目指すルーキーの長谷川亮佑(ヤマハ)>
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