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2013年4月

2013年4月30日 (火)

静高出身の原崎匠人(愛知学院大)が完封勝利!

 昨日は愛知大学リーグ1部の試合を見てきました。対戦したのは愛知学院大と中部大。愛知学院大には今秋のドラフト候補に名前が挙がる常葉学園菊川出身・萩原大起(4年)が在籍し、春のリーグ戦もエース格で投げています。第1戦目で萩原は負け投手になっていたので、第3戦目にリベンジとして先発を予想していたのですが、試合前にブルペンで投げているのは左投手。誰なのか、わかりませんでしたが、アナウンスを聞いてビックリ。静岡高出身の原崎匠人(2年)でした。

1120429 原崎は高校時代とは少しピッチングスタイルが違います。どちらかという、高校時代はのらりくらりと抑えていくイメージでしたが、現在は本格派タイプに。テークバックもしっかりとってきます。ブルペンでフォームを見ていると、全く別人に見えたほどです。
 初回から、凡打の山を築いた原崎。2回に安打を浴びるものの、すぐにダブルプレーに仕留め、5回まで全ての回を3人で抑えます。カーブが少し高めに浮き、ヒヤッとする場面もありましたが、ストレートで押しながらも、少し沈む変化球が有効。内野ゴロが目立ちました。

 試合は投手戦となり0対0のまま進行。7回、愛知学院大はヒットと四球で2死一、二塁のピンチを迎えます。ここで原崎は、ベンチにロジンバックの交換を要求。1点を争う緊迫した場面で早くアウトを取りたいばかり2120429に、どうしても投げ急いでしまうところ。ここで「間」を取る落ち着きぶりはさすがです。次打者をショートゴロに打ち取り、ピンチを脱すると、その裏、味方が2点を先制。さらに、8回には、途中出場の静清出身の鈴木雄也(1年)がレフトポール際に満塁本塁打。1年生ながら、ボール球はしっかり見逃し、ストライクはカットして、粘った末の豪快なスイング。体格的にも恵まれているだけに、今後が楽しな逸材です。

 その後、原崎は9回まで投げ切り、見事な完封勝利を飾りました。打たれた安打は5本。決して驚くようなボールがあるわけではありませんが、投球術とキレ、そして左打者の内角に抜ける球がいっても物怖じしない度胸で抑えたという感じでした。

1204293 ちなみに、この日の愛知学院大は常葉学園菊川出身の泉地泰助(3年)も6番レフトで先発出場。2打席目にはセンター前安打を放ちました。

 目当ての萩原の投球を見ることができなかったのは残念でしたが、原崎、鈴木雄、泉地と静岡出身選手の活躍を堪能することができ、収穫の多かった一日でした。(編集部・栗山)

<写真上/淡々とアウトを重ね、完封勝利を飾った原崎匠人(愛知学院大)>
<写真中/昨夏の静岡県大会では、静清の1番センターとして活躍した鈴木雄也(愛知学院大)>
<写真下/チームのムードメーカー的な存在でもある泉地泰助(愛知学院大)>

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2013年4月29日 (月)

夏のシード8校が決定

 昨日の春季高校野球静岡県大会は2回戦16試合が開催され、夏のシード校8チームが決まりました。

1304281_2 僕は、清水庵原球場で静岡高対浜松湖南、浜名対常葉学園橘の試合を観戦してきました

 第1試合では、プロ3球団のスカウトが見守る中、静岡高・水野匡貴が圧巻の投球を披露しました。140キロ台前半の速球を武器に6回を投げて10奪三振。ベース上で球がホップするイメージで、ズドンという重さも感じます。中部地区準決勝で見た時には、雨の影響もあり、指のかかりが今一つだったのですが、この日の投球が進化した水野の投球そのもの。変化球もカーブ、スライダーとキレがあり、東海地区トップクラスの右投手といってもいいでしょう。

130428 一方、浜松湖南のエース・熊川堅清は静岡高相手に奮投を見せました。テークバックからリリースまでにスピード感があり、打者からするとタイミングが取りづらい投手。得意のチェンジアップでも腕の振りが緩まないのも特徴です。実際、序盤は静岡高打線も打ちづらそうにしている感じでした。3回に2者連続で四球を与えると、エラーが絡んでヒット0で3失点。その後、静岡高打線の猛攻を止めることができず、7回コールドで敗退しました。
 浜松湖南・磯部祐監督は、3回の四球を与えた場面を悔やんでいました。
「まだまだ心が弱いですね。四球、エラーでチームの歯車が狂ってしまいました。熊川は前日の伊豆総合戦は力みまくっていたが、今日の方が力は抜けて良かったのですが…。夏までにもう少し見られるピッチャーにするように、完成させていきますよ」。
 県大会という舞台を経験したことで、もうワンランク上の投手に成長してくれると思います。

 第2試合では、常葉学園橘が、7対4で勝利。常葉学園橘の高橋遥人は投球では4失点と今ひとつも、バットでは3安打4打点の活躍。軽く左方向へミートする打撃が光りました。
 注目の浜名・藤本大輝は、西部地区大会で右肩を故障した影響で、今大会は登板を回避しました。試合後、藤本は「今は50パーセントくらい戻ってきましたが、県は100パーセントではないと通用しないと思ったので、今回は投げませんでした。夏は本調子で挑みたいと思います」とコメント。それでも、代打で登場し、8回にライト前安打を放ち、先発した2年生の松本知也にはベンチに戻ってくる度に細かなアドバイスを送っていた姿が印象的でした。
 今年の浜名は攻撃力はあるだけに、藤本が復活すれば、十分に甲子園を狙える力は持っていると見ています。(編集部・栗山)

【シード校の顔ぶれ】
静岡高(4年連続47回目)
富士市立(36年ぶり3回目)
飛龍(2年ぶり12回目)
韮山(2年ぶり8回目)
御殿場西(9年ぶり9回目)
常葉学園橘(3年ぶり6回目)
藤枝明誠(4年ぶり2回目)
常葉学園菊川(7年連続15回目)

<写真上/今大会はエースナンバーを背負う水野匡貴(静岡高)>
<写真下/独特な投球フォームと球筋を持つ熊川賢清(浜松湖南)>

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2013年4月27日 (土)

春季静岡県大会が開幕!

 本日から春季静岡県大会が始まりました。各地区の勝者+常葉学園菊川の25校が春の王者を目指します。
 1回戦で最も注目されていた飛龍vs静岡商の一戦は、飛龍が4-3で静岡商を下しました。その他の試合結果については、静岡新聞のアットエスなどでチェックしてみてください。

http://www.at-s.com/sports/baseball/kouya/shizuokakouya/

 私は、愛鷹球場に行ってきました。第1試合は清水西が三島を相手に、4-3で接戦を制し勝利。
 今大会で大ブレイクに期待していた三島のエース・柴崎哲治(3年)は、今日はテンポが悪く、アウト一つを取るのに苦労していました。特に左打者には投げづらそうで、見せ球にしたいストレートの制球もいまいち。東部大会の時は、自信を持ってスイスイ投げ込んでいたのですが。今春のいい柴崎を見ているので、ちょっと残念でした。ただ、夏にも、それ以降にも期待したい投手であることに変わりはありません。三島ではグリーンライト下田拓海(3年)も足を生かした攻撃スタイルが良かったです!

Img_8203

 清水西の今日の主役は1番センターの小笠原大地(3年)。3-3で迎えた9回表に1死二塁から勝ち越しのレフト前タイムリーを放つと、その裏には2死二塁からセンター前安打をすぐさまバックホーム。ダイレクトで届いた送球を捕手の朝日遊太(2年)がしっかりキャッチしてタッチアウト。劇的な勝利を演出しました。
 先発の山田大輔(3年)は、入りが甘く、ひやっとするボールもありましたが、変化球を多投して粘りの投球を見せてくれました。昨秋の主戦投手・丹甫航也(2年)もいるので、明日の試合は誰が投げるのか気になります。

 2試合目の御殿場西vs静岡学園は4-1で御殿場西が勝利。初回に御殿場西は4番・岩間勇平(3年)のタイムリーで先制すると、4回には追いつかれたものの、6回に代打・渡邉出帆(2年)のタイムリーで勝ち越し、その後も得点を重ねました。 Img_8302
 見たかった2年生左腕の佐藤圭生は7回からマウンドへ。9回までの3イニングを9人でピシャリと抑えて、試合を締めくくりました。昨夏からちょこちょこ見ている投手ですが、今春はほとんど打たれていません。力強いストレートは昨秋時点で130キロ台後半を記録し、スライダーのキレは東部大会で対戦した三島の初鹿文彦監督が、「ありゃ打てませんよ」と苦笑するほど。昨秋の県大会のパンフレットでは、175センチだった身長は、今春、176センチに微増。ただ、体つきがしっかりしたので、1センチ以上に大きくなったように見えました。今後の試合でも注目していきたいです!

 余談ですが、パンフレットを見てみると、今年は1年生が多いです。昨春は静岡学園に2人1年生がいたのみで、他のチームにはいませんでした。
 今春は、聖隷クリストファーは1年生が入るという話を耳にしていて、常葉学園橘の小野寺拓海も確実に入る選手だろうとは思っていましたが、飛龍や浜松北には3人も1年生がメンバー入り。そして、なんと、静岡高にも1年生が! あの中澤彰太(現早稲田大)でも1年春は登録されていません。新戦力がどんな場面で登場するのかも楽しみですね。(編集部H)

<写真・上>最後においしいところを持っていった俊足好打の小笠原大地(清水西)。ネクストには元気印の朝日遊太
<写真・下>今大会イチオシの左腕・佐藤圭生(御殿場西)

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2013年4月22日 (月)

横浜スタジアムを目指す戦い!

 第30回全日本少年軟式野球静岡県大会が始まりました。中学軟式野球の3大大会の一つ。8月に横浜スタジアムで開催される全国大会を目指し、各地区の予選を勝ち抜いた16チームが参加しました。
 昨日は1回戦、2回戦が行われ、準決勝に進出する4チームが決まりました。東海大翔洋中、掛川北中、竜洋中、丸塚中クラブです。

120421 僕は、まず掛川北中の大型捕手・川合隼人が気になり豊田グランドに向かいました。この試合、掛川北中の佐藤諒が素晴らしいピッチングを展開しました。高校野球では昨日、松井裕樹(桐光学院)の奪三振ショーが凄かったみたいですが、こちらの左腕もなかなかのもの。スコアブックを読み返すとこんな感じです。
・初回→K、K、K。
・2回→K、サードフライ、K。
・3回→K、K、K
・4回→K、二塁エラー、K(二塁ランナー盗塁アウト)
 その後、5回からは他の投手にマウンドを譲りましたが、ピンチの6回にマウンドに立ち、三振。7回にも1つの三振を奪いました。計5回3分の1を投げて12奪三振。つまり、16個のアウトのうち、三振で12のアウトを取りました。もちろん、無安打です。
 身長163センチとまだ小柄ですが、バネのあるフォームにストレートの伸び、カーブの落差、キレとも十分。捕手・川合の巧みなリード通りに、コントロール良く投げ込める投手です。
 その川合は、第4打席にレフト線に目の覚めるような強烈な三塁打を放ちました。スイングスピードの速さは抜けている印象を受けました。
 掛川北中はその後、第3試合では好投手・中川真杉を擁する三島南中クラブを8対2で撃破。2年連続でベスト4進出を決めました。 

1204212 僕は、その後、磐田球場へ。磐田東中と丸塚中クラブの試合を観戦しました。丸塚中クラブは序盤に3点のリードを奪われるも、3回裏に2点を返したところで、4回からエース・谷脇亮介を投入します。
 この谷脇、本格派タイプで、球に威力があります。アウトローにビシッと決めてくる速球には思わず痺れました。
 昨日は、左右で、今後が楽しみな逸材を発見することができ、有意義な一日でした!

 兎山公園球場を覗きに行った編集部Hからもレポートが届いたので、ご紹介します。

「私は兎山公園野球場に行きました。竜洋中の大橋建斗(3年)は昨夏、捕手として見てから注目していたのですが、投手としても遊撃手としてもいいですね。ストレートは速いし、堂々としたマウンドさばきも気に入りました。遊撃手としては、抜けるかと思った当たりに追いついて、そこから踏ん張って送球してアウトを取ったり、「おおっ」とつい声を出してしまうプレーを連発。ボールとの間合いを見誤らないというか、ゴロでもフライでもライナーでもボールに対する反応が良く、次のプレーにうつるのが早かったです。
 左腕好きとしては、門野中の斉藤伊吹(3年)が175センチある左ということで気になってたんですよ。175から伸びてそうでしたけどね。1イニング登板しましたが、マウンドだと力が入ってしまうのか、キャッチボールの方がいい感じでした。細身で、まだ何色ともつかない選手。高校野球で伸びてほしいですね。
 青島中の宮下直己(3年)は低めに集める投球で富士南中を2安打完封。ただ、厳しいところを狙いすぎて四球になることもあったので、もう少し楽に投げてもいいのかもしれません。
 この後、ちょっとだけ福田公園球場にも行ったのですが、東海大翔洋中は強いですね。バッテリーがしっかりしてますし、足を使う攻撃で突破口を開いてくる。この優勝候補・東海大翔洋中を相手に掛川北中がどんな野球を見せるのか、楽しみですね」

 横浜スタジアムの前に、その最終関門となる東海大会に進出するのはどのチームか。春季高校野球の静岡県大会同様、こちらも注目です!(編集部・栗山)

<写真上/1回戦で三振の山を築いた佐藤諒(掛川北中)>
<写真下/2回戦で流れを変える好投を見せた谷脇亮介(丸塚中)>

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2013年4月17日 (水)

FacebookでJABA静岡大会の写真を公開中!

Facebookページ「静岡高校野球」でJABA静岡大会の写真を公開しています。ヤマハ・静岡県関連選手中心に13枚ほどセレクトしました。

 アナログ人間が集う編集部ですが、頑張ってFacebook・Twitterの活用法を探しています。これから「静岡高校野球2013」の編集作業で忙しくなりますが、ちょこちょこFacebookでも情報や画像を発信していけたらと思っています。

Facebookページ「静岡高校野球」(登録していなくても見られるのでご気軽にどうぞ!)
http://www.facebook.com/shizuokabb

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2013年4月15日 (月)

渡邉義(慶應義塾大)が東京六大学開幕日に神宮デビュー!

 関東を放浪している編集部Hから、「中身がなくてすみません」と言いつつ、今日もレポートが届きました。

※            ※            ※

14日 慶應義塾大7-1立教大
15日 立教大5-4慶應義塾大(立教大が2勝1敗で勝ち点獲得)

Img_8028 昨日今日と東京六大学リーグを見てきました。相変わらず活気があり、高校生たちがこの場所に憧れるのもわかります。
 そんな伝統の東京六大学、しかも早慶に静岡高のエースとナンバーワン打者が進み、1年春から背番号をもらってるというのですから、チェックしないわけにはいきません。このブログの読者の方には今さらでしょうが、中沢彰太が早稲田大、渡邉義が慶應義塾大に進学しています(中央大に進学した主将の山田直も背番号をもらっています)。1年春はまず東京六大学の雰囲気に馴染んで…と思っていたら、開幕日の立教大戦で渡邉義がデビューしたと知り、さらにびっくり。しかも、1回2/3を1安打1四球2奪三振の無失点ですからね。イニングもまたいで、大したものです。ということで、登板に期待して神宮に行ってきました。
 まず、渡邉義がブルペンで投げる姿を見ましたが、上も下も柔らかく使えていて、バランスがいいです。柔らかいからこそ、下半身がしっかり粘って使えてましたね。遠くから見てるのでよくわからなかったのですが、いい球を投げていたはずです。残念ながら、昨日今日の2試合で出番はなかったのでまた出直します。
 そもそも、静岡高時代に見たときにはまさか東京六大学で1年春から登板にするとは思っていませんでした。12月にはノロウィルスに感染したり、大変そうでしたし。それが、正月にブルペンで投げている姿を見て、「こんなに良かったっけ?」とたまげたんです。とても、三が日とは思えないぐらい、球にキレと伸びがあり、制球も抜群。次の日にでも実戦でいけそうなぐらいでした。並んで投げた竹安大知(熊本ゴールデンラークス)も「すごかった」と驚いていたほど。高校野球を終えてからも、PNFのトレーニングを取り入れたり、渡邉義がたゆまず努力を続けていたからこその進化で、見る目がなかったわけじゃないと言い訳したいです! すみません!

Img_8052 また、慶應義塾大主将の堀野真(4年・掛川西出身)は毎試合、2番セカンドでスタメン出場。掛川西の佐藤光監督は、「主将になってくれたことが、レギュラーを取るよりも嬉しい」と言っていましたが、レギュラーも獲得しました! 派手さはありませんが、自分の仕事をこなす姿勢がいいですね。後輩たちのお手本になれる選手です。

 慶應義塾大は勝ち点を落としてしまったこともあり、今日の試合後は雰囲気が重かったです。女の子のように渡邉義の出待ちでもしようかと思ってましたが、次回、チャレンジします。

※            ※            ※

 Hさん、ありがとうございました。いい選手をたくさん見られて、充実していた関東遠征だったようですね。出待ちは次回頑張って下さい。

<写真上/遠くから撮った渡邉義(慶應義塾大)。facebookページ『静岡高校野球』でも1枚アップしています>
<写真下/掛川西時代は投手としても活躍した堀野真(慶應義塾大)>

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2013年4月14日 (日)

浜松北が西部地区を制す!

 春季高校野球、西部地区大会では45年ぶりに浜松北が優勝を果たしました。

<決勝戦>
浜松北4-1浜松西
<3位決定戦>
浜松商10-8菊川南陵

1304141_3 浜松北は1点を追う4回、4安打を集中し、打者一巡の猛攻で4点を挙げて逆転。投げては山下裕貴が毎回のようにランナーを出しながら粘りの投球で浜松西打線を1点に抑えました。
 今大会、初戦で浜松工撃破を皮切り、袋井、浜松湖南、菊川南陵を下し、そして一気に西部地区の頂点に立った浜松北。この快進撃、決してフロックではありません。僕は3試合ほど見る機会があったのですが、バッテリーを中心とした守備がしっかりしています。打線も、一気に畳みかける集中力。今日1304142_2の試合を見ていても「本当に強いな」という印象を抱きました。28年ぶりとなる県大会でも旋風を巻き起こしそうです。
 敗れた浜松西は先発の服部航平が気になりました。この日は前日の疲れもあってか、球が上ずった4回に捉えられましたが、素材的に楽しみです。スラッとした体系に加え、腕の振りがしなやか。3回までは回転のいいストレートが低めにビシッと来ていました。2年生ということを考えると、今後のノビシロに期待大です!

 3位決定戦では、浜松商が菊川南陵を下しました。2回、浜松商は菊川南陵の先発・川本一輝の乱調につけ込み一気に8点を奪います。6回終了時点で10対3で浜松商がリード。このままコールドかなと思いきや、ここから菊川南陵が粘ります。7回に1点を返してコールドを阻止すると、8回には打線がつながり4点を追加。2点差まで詰め寄ります。しかし、反撃もここまで。浜松商は3番手の青木勇太が踏ん張り、菊川南陵を振り切りました。
 試合後、菊川南陵の堀井彰人監督は、「あれでコールド負けだったら、得るものがなかった。(後半に追い上げを見せ)いい形で県大会にいけます。あとは細かい点を修正する。帰って、また練習です」と前向きなコメント。夏のシード権を獲得できるか、注目していきたいです。(編集部・栗山)

<写真上/春の西部地区を制した浜松北>
<写真下/県大会でブレイクに期待したい服部航平(浜松西)>

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2013年4月13日 (土)

注・静岡関係なし! 左腕好き編集部Hが竹井大貴(茨城大)を見てきました

 昨日、日立市長杯を観戦し、竹安レポートを送ってくれた編集部H。今日はオフと称して、茨城で大学野球を観戦しに行っていたそうですが、「静岡と関係ないんですけど、読者の多いところで紹介したい、いい左腕がいました」と言って、レポートを送ってくれたので、ご紹介します。

※            ※            ※

 小平倫敬(川根高出身)の進学先である茨城大のエース・竹井大貴(3年)が日大鶴ヶ丘で甲子園にも出場した投手で、昨秋は関甲新リーグの3部とはいえ、ノーヒットノーランを2度も達成したことを知って、ずっと気になっていました。さらに、今春行われた白鴎大(昨秋の関甲新1部優勝校)とのオープン戦で2失点完投し、勝利。これは見に行くしかないと、今日、会場の常磐大グランドまで行ってきました。

Img_8012 竹井は175センチと大柄ではありませんが、投げ下ろすフォームで腕の振りがよく、身長以上に球に角度を感じるタイプ。覚えたばかりで研究中だというカーブにも落差があり、自信を持つスライダーもキュッと変化します。今日はエラーが絡み、8回5失点で宇都宮大に負けてしまいましたが、12奪三振。ストレートに打者が振り遅れて、空振りが取れるんですよね。測ったことはないそうですが、130キロ後半じゃないかと言われているそう。この冬にかなり走り込みをして、球威が上がったとのこと。ストライクを取るのに困るような制球力ではありませんが、ワンランク上の投手になるためには、本人も制球を磨くことを意識しているようでした。投げていない時は4、5番を任されるという打撃もすごいらしいですよ。
 この竹井、理学部物理学科という理系ながらも、最終的な目標はプロ。茨城大は監督もいないチームなので、社会人に入って指導者に見てもらいたいという願いを持っています。ただ、関甲新リーグ2部の国立大ということもあり、なかなか見てもらう機会もないのでは、と表情を曇らせていました。しかし、白鴎大とのオープン戦も、竹井が投げることを条件に組んでもらったそうで、関甲新では名前が売れつつあるよう。一浪して茨城大に入ったそうですが、そこから、指導者のいない大学でここまで力をつけたモチベーションの高さがすごい! 3年になって、授業にゆとりができ、さらに練習に励んでいるそう。ちなみに、板橋区出身ということで、板橋に長らく住んだ私には応援したい選手です。

 ちなみに、小平は元気にボールボーイをしていました。ボールを拾って投げている時に、久々にあの腕の振りが見られて、ちょっと嬉しかったですね(笑)。竹井とは同じ左腕なので、色々と勉強できることがあると思います。こちらも頑張ってほしいです。

※             ※             ※

 Hさんありがとうございました。相変わらず、左腕に目がないんですね。県内の左腕探しも頑張ってください!

<写真/茨城大では投打に抜けた存在の竹井大貴>

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2013年4月12日 (金)

竹安大知(熊本ゴールデンラークス)を見てきました!

 昨日のスポニチ静岡版には驚かされました。伊東商から今春、熊本ゴールデンラークスに入社した竹安大知がすでに何試合も登板し、結果を出しているとのこと。この時期に高卒1年目の投手が公式戦に先発していること自体、なかなか信じがたいことです。しかも、昨日開幕した、日立市長杯の日本通運戦で先発すると予告まで! 最近の口癖が「熊本行って、竹安と熊本城見て、馬刺し食べたい」だった編集部Hはちょうど関東に行っていたため、いそいそと日立に出かけ、レポートを送ってくれました。

※                              ※                                ※

熊本ゴールデンラークス 5-2 日本通運(延長10回)

Take 試合は1-0で日本通運リードのまま進み、9回表に熊本ゴールデンラークスが2点を奪い逆転したものの、日本通運はその裏に1点を加え同点に。そして、10回にはタイブレークが行われ、熊本ゴールデンラークスが5-2で勝利しました。
 熊本ゴールデンラークス先発の竹安は5回3安打2四球1失点としっかり試合を作り、勝利に貢献しました。相変わらずしなやかな腕の振りに、手首も柔らかく使えているのが好きで、ブルペンからじっと見つめてしまいましたが、ちょっと球筋がばらけている印象。試合に入っても、序盤は特にストレートが外れることが多く、初回はいきなり2死一、三塁のピンチを迎えました。しかし、後続をたち無失点。2~4回は尻上がりに調子が上がったかんじで、エラー以外の出塁を許しませんでした。5回に先頭打者に四球を与えたことから、タイムリーで1点を失いますが、そこから立て直してこの回をしっかり投げきりました。
 ストレートは130キロ中盤~後半が多かったですが、141キロもマーク。新しいフォームを作っている最中だそうですが、キレはありましたね。社会人の強打者たちがストレートにつまっていたのには驚きました。 

Ta 試合後に、竹安に話を聞くと、「肩が痛くて、2日前にブルペンに入ったぐらいで、調子はあまり良くなかったです。打たれて当然だと思って、インコース低めを心がけたんですが、コントロールが良くなくて浮いたり外れたり」と、納得のいく結果ではなかった様子。ただ、すでに8試合に先発しているそうで、公式戦も2戦目。マウンドに上がることに対する緊張はもうないようです。
 それにしても、竹安を近くで見ると、何だか体が大きくなったような。「今、75キロになりました。高校時代は70キロぐらいでしたね。年内に80キロに持っていきたいんですけど、そんなに増えなくて」。何で増えないかというと、社会人となり、仕事が忙しいことや環境が変わったことも原因のようでした。朝は6時前に起床して、7時半から12時までパソコンに向き合って伝票整理。その後、14時ぐらいから練習が始まるそうですが、伊東商時代はそう厳しい練習をしていなかったそうで、社会人の練習はかなりキツイとのこと。最初の頃は20時まで起きていることができず、19時には眠ってしまったとか。
 それでも、「投手コーチに色々教わったりして、勉強になります。“いいと思ったことだけやればいいよ”と言われてて、今までやってきたこととの両立もできています」と充実した生活を送っています。昨日は同じく日立市長杯に参加している富士重工業の渡邉隆太郎と食事をしたそうで、正月に豪華ブルペンを見たものとしては、2人とも頑張って夢を叶えてほしいですね。あの日、一番インパクトがあった渡邉義(慶應義塾大)も近々見てきます。

※                              ※                                ※

 Hさんありがとうございました。Hさんは伊東商での公式戦初登板から最後の試合まで幾度となく見て、「竹安のキャッチボールがいい!」とよく言っている割に、竹安と話したのは初めてだそうです。僕も早く見たいですが、さすがに熊本までは…。ぜひ都市対抗に出てきてほしいと思っています。

<写真/熊本ゴールデンラークスのユニフォームが似合う竹安大知。下半身もしっかりしてきた>

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2013年4月11日 (木)

庄司隼人(広島)を取材してきました!

 昨日、『静岡高校野球2013』の取材で、広島カープの庄司隼人にインタビューしてきました。常葉学園橘時代は快速右腕として常葉学園橘を甲子園初出場に導き、広島に入団してからは、内野手として日々練習に励んでいます。
 この日はナゴヤ球場でウエスタンリーグ・中日vs広島が行われました。庄司は8回表に代打で登場し、ライトフライに終わったものの、その裏からはセカンドの守備につき、3度の守備機会を無難にこなしました。年々成長を重ね、今年でプロ4年目。打球が飛んでももう安心して見ていられます。グランドで生き生きした雰囲気も健在でした。

13041101 その後、場所を変えてインタビューをしたのですが、庄司の野球への情熱、前向きな姿勢、明るい語り口に圧倒されつつ、ぞっこんになってしまいました。僕も今まで色々な選手を取材しましたが、ここまで野球にガツガツしている選手はなかなかいません。
 今年の目標はやはり「1軍に昇格すること」。現在は、他の若手も出てきていることもあり、途中出場が多いですが、「ここが踏ん張り時だと自分でも思っています。試合に出る時のために準備をしっかりして、結果を出していきたい」と目標や視線は全くぶれずに努力を続けています。
 今回は高校時代の話を多く聞いたのですが、高3夏の初戦で、優勝候補の一角だった静岡高と対戦することになった時の話には驚かされました。「決まった時、ヨッシャー! って。キャプテンにも“何で静高?”じゃなくて、“よくやったな!”。球場は草薙で、観客もたくさんいて、最高のカードだと思いました。やれることを出し切る、楽しくやりきるしかないだろうって。勢いがありましたね」。静岡高と夏の初戦で対戦することになって、“ヨッシャー”と言えるチーム、選手はなかなかいないと思います。それだけ、その夏の庄司や常葉学園橘には勢いも自信もあったのでしょう。そのあたりは、『静岡高校野球2013』で詳しくお伝えします!

 今夏2年目を迎える『静岡高校野球』ですが、今回が初のプロ選手インタビューでした。僕も編集部Hもプロ選手の取材自体は経験がありますが、『静岡高校野球』としては初めてだったので、緊張もありつつ、すごく嬉しかったです。『静岡高校野球2012』を見た庄司に、「僕の時代もこういうの欲しかったな」と言ってもらった時には、感動して、やってきてよかったと思いました(まだ2年目ですが)。今年はドラフト戦線に名前が上がる選手も多く、編集部は色々と気合が入っています。6月中旬ぐらいに発売できれば、と思っているので、進行状況はまたブログ、ツイッターなどでお知らせします。(編集部・栗山)

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2013年4月 8日 (月)

静岡高、常葉学園橘が中部大会決勝へ!

 中部地区大会は、静岡高と常葉学園橘が決勝進出を決めました。

 昨日の準決勝第1試合は、静岡高と静岡商の伝統の一戦が実現。試合は、2点を追う静岡高が4回に同点に追いつくと、5回以降は毎回得点で9対3で勝利しました。投げてはプロ注目の水野匡貴(182cm80kg、右投右打)が、本調子ではなかったものの、静岡商打線を3点に抑え、完投しました。スカウト10球団が訪れた先週の試合の時の映像を編集部Hに見せてもらったのですが、その時と球の勢いが違ったように見えたのが残念でした。
 この日の静岡高は何が飛び抜けて凄かったというものはありませんが、淡々を得点を重ね、相手を引き離していくイメージ。県王者の風格が漂った落ち着いた試合運びだったように思います。
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 静岡商では、先発の横馬正成(175cm66kg、左投左打)が初回から怖いほどしなる腕の振りから、いいボールを投げ込んでいました。試合が進みにつれ、「この感じ、プロで誰かに似ている」「誰だろう、この雰囲気」とずっと悩んでいましたが、なかなか思いつきません。しまいには、試合展開よりも、そっちの方が気になって気になって致し方ありませんでした。
 ようやく、僕の頭に浮かんできたのは、すでに5回でした。ずばり阪神の能見篤史だったのです。大きく振りかぶったときの佇まい、右足をスッと上げるときの動作、そして打者の手元でピュッと伸びる球筋までもが。今年はWBCでも奮闘した虎のエースとダブってきました。ふっと胸のつかえがとれたとき、ランナーを背負った横馬は背番号1を背負う白瀧康二(172cm72kg、右投右打)にマウンドを譲りました。 
 この横馬、今すぐにプロという選手ではないかもしれませんが、4年後、5年後…。体が成熟したとき、現在の最速130キロ台後半という球速はまだまだ速くなりそうです。(横馬については編集部Hが昨秋もチェックしているのでこちらもどうぞ→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2012/10/vs-507a.html

1304072 第2試合は、常葉学園橘が粘る島田商を振り切りました。9回、常葉学園橘はエース・高橋遥人(180cm70kg、左投左打)をあとを受け、マウンドに上がったのが木村聡司(178cm68kg、右投右打)でした。中学時代、軟式で最速139キロをマークしたという本格派右腕。高校入学後、遊撃手、三塁手を守ってきましたが、昨日、ようやく公式戦では初登板となりました。
 最初の打者にいきなり四球を出しますが、次打者は全球ストレートで三球三振に。その後、味方のエラーでピンチを作り、タイムリー二塁打で2点を失いました。それでも、久々に木村の投球を見て、やっぱり、「モノが違う」と痛感しました。フォームのバランスの良さに強烈な腕の振り。変化球を使わずに、ほぼストレートで勝負にいった心意気もいいです。
 この日もプロのスカウトが、水野、高橋を目当てに視察にきていました。が、来年はぜひ木村見たさにネット裏にスカウトが埋め尽くすくらいになってもらいたいです。それだけの素材です。(編集部・栗山)

<写真上/序盤は静岡高打線を抑え込んだ横馬正成(静岡商)>
<写真下/夏は投手としても期待したい木村聡司(常葉学園橘)>

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2013年4月 7日 (日)

東部地区大会準々決勝愛鷹レポート

 昨日に引き続き、愛鷹球場で東部大会を観戦してきました。東部は今日から準々決勝ということで、入場券を買うと見ているこちらとしても気合が入ります!

Shiba_2 まず第1試合は三島が接戦を制し、1-0で御殿場西に勝利。この試合の主役はなんといっても、三島のエース・柴崎哲治(3年)。初回にもらった1点を最後まで守り抜きました。柴崎は一昨年から何度となく見る機会が多い投手だったのですが、フォームも良くて、いい球を投げる割に、アウトを取ることに苦労している印象がありました。それが今日は、低め低めに変化球を投げて、楽に投げられるようになっていましたね。御殿場西も低めを見極めようとしていたのですが、柴崎のフォークのキレが勝りました。
 試合後に初鹿文彦監督に話を聞くと、「柴崎は冬に腰を剥離骨折してしまったので、まだまだなんです。今日はスプリットが良かったですね。フォークで空振りが取れるんですが、警戒して低めは振ってくれない。でもスプリットは見逃すとストライクになるんですよ」と落ちる系の球が有効に使えていたことを教えてくれました。初鹿監督としては、スプリットを王建民(ヤンキース)のシンカーのように使ってほしいとか。王道の本格派右腕だった柴崎が面白い進化をしてきました。

Sano 第2試合では韮山打線が爆発し、14安打12得点。12-0(7回コールド)で市立沼津を下しました。昨日ご紹介した工藤祐二朗(2年)は3安打3打点の活躍。工藤が中学時代に所属していたスルガマリンボーイズの選手たちも観戦に訪れていたので、先輩としていいところを見せられたのではないでしょうか。
 韮山先発の佐野優介(3年)は昨日、冷たい雨が降る中、7回を投げきりましたが、疲れた様子も見せず、いつもながら飄々としたマウンドさばきで2試合連続7回完封。細身の左腕で、力の抜けたフォームから淡々と投げ込みます。体があまり沈まず、上から腕が出てくるので、175センチの身長以上に角度あり。カーブも落差があり、ストレートと同じ腕の振りなので打ちづらそうです。
 今日は4安打2死球でしたが、元からびしっと抑えるタイプというわけでもなく、単打も四死球もちょこちょこ出します。しかし、結果を見ればしっかり試合を作っているんですね。ピンチの時でも表情を変えず、気合を入れる様子もなし。フィールディングが良く、牽制も非常に上手いので、焦らないのでしょうか。打撃も良く、しらっとクリーンヒットを放ちます。独特の雰囲気に惹かれる選手です。

 佐野と柴崎が県大会で中西部の強豪を相手にどんな投球をするのか、注目です。富士球場では第1試合に富士市立が伊豆総合に6-0で勝利し、第2試合は飛龍が沼津東を4-0で下したそうです。今春、まだ飛龍を見ていないので、早急にチェックしたくなってきました。飛龍の小豆澤誠が見たくてしょうがないです。(編集部H)

<写真上/昨日も1失点完投と、この春は安定して好結果を残している柴崎哲治(三島)>
<写真下/体型が変わった様子はないのにスタミナがついてきた佐野優介(韮山)>

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2013年4月 6日 (土)

東部地区の県大会出場校が決定!

 今日は天候が心配されていましたが、東部はどうにか予定されていた試合をすべて消化。県大会出場校が決まりました。飛龍、富士市立、沼津東、三島、韮山、御殿場西、市立沼津、伊豆総合の8校です。前評判の高かった日大三島は市立沼津に敗退。また昨年県3位で東海大会に出場した飛龍は今春も県大会出場を決めました。

 私は今日は愛鷹、裾野をまわってきましたが、秋~春に見たことがあるチームばかりだったので、好きな選手の魅力を再確認という一日でした。ぜひ、県大会で注目してほしい選手なのでご紹介します。

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 まずは沼津東の宮澤信太郎(3年)。169センチと小柄ですが、ゆったりとしたフォームからしっかり腕を振って投げてくる沼津東のエースです。テンポが良く、低めに集めてくるので、内野ゴロでのアウトが多い投手。守備からリズムを作って、攻撃につなげられるんですね。今日は7回完封で、エースの役割をしっかり果たしました…が、宮澤の魅力は、投げるだけではありません。今日は3番を打っていましたが、昨秋は1番を打つなど、攻撃でもキーマンです。コンパクトなスイングに、足もあって、ボールもよく見てくるいやらしさ。攻撃中は打撃のいい投手というより、完全に野手の雰囲気を放ってます。

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 8回裏雨天コールドで県大会出場を決めた韮山の3番ショート・工藤祐二朗(2年)も面白い選手です。韮山野球部は大所帯のため、1年夏にベンチに入る選手は滅多にいないそうですが、工藤はなんと1年夏から1番セカンドとして出場。しかも、毎試合安打を放ち、活躍しました。その頃は細身でしたが、ひと冬越して、体つきがしっかりしました。
 セカンドも器用でよかったのですが、本職のショートもやっぱり上手いですね。捕ってから投げるまでの速さや、フットワークの軽快さ、そこからの流れるような併殺完成が◎。攻守にエラーを恐れない、積極的なプレースタイルなので(雑ではありません)たまにはミスも出ます。しかし、そこで、下を向いたりしない気性が好印象。スイングもシャープで、思い切りがいいですよ。
 
 東部では同じく県大会出場を決めた富士市立にも鈴木悠矢という2年生ショートがいて、こちらも好選手なのでチェックしてみてください!

 いよいよ県大会出場の25校が出揃いました! 今年も楽しみな県大会は27日開幕です!(編集部H)

<写真上/昨秋は台湾遠征の代表にも選ばれた宮澤信太郎(沼津東>
<写真下/代々好選手が多い韮山の遊撃手の中でも名前を残しそうな工藤祐二朗(韮山)>

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2013年4月 4日 (木)

中部地区の県大会出場校が決定!

 地区大会も佳境に入ってきました。今日は焼津球場で、一昨日から順延になっていた静岡高vs榛原、常葉学園橘vs島田の試合が行われました。今秋のドラフト候補たちが登場するとあって、ネット裏には各球団スカウトの方々が集い、また、高校野球は2試合のみとあって、新聞記者の方たちも勢ぞろい。「静岡版に大きく出るだろうし、ブログはいいか…」とサボる気満々でしたが、レポートしたいことが色々あったので、一転して書く気満々になりました。
 県内の方は明日の静岡版で、スカウトの方たちの談話や、選手のコメントなどを要チェックです!

静岡12-1榛原(5回コールド)
常葉学園橘11-1島田(7回コールド)

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 第1試合、静岡高の先発は好調の水野匡貴(3年)。スカウトのお目当ての1人です。剛と柔を併せ持つ本格派右腕で、今日はストレートが走ってました(141キロを記録したとか)。追い込んでから来るスライダーのキレがまた一級品。初回から奪三振ショーを繰り広げ、4回無安打9奪三振と榛原打線を完璧に封じ込めました。打っては左中間に本塁打も記録。このパワーが球質にもしっかり生きています。
 ガッチリ体型が居並ぶ打線は相変わらずパワフルで、焼津球場(中堅115m、両翼91m)ということもあり、4本の本塁打が飛び出しました。パワーだけじゃなく、足も使って、次の塁を積極的に狙います。今日3打数3安打だった5番センターの小林怜央(3年)も足を生かした攻撃で印象に残りました。静岡高はセンバツを逃した悔しさが、チームとしての力を伸ばした気がしますね。
 打線と水野がこれほど良くて、さらに1番を背負う鈴木亮(3年)も好調とくると、早くも県大会でどんな試合をするのか楽しみになります。

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 第2試合ではこれまたスカウトのお目当て・高橋遥人(常葉学園橘3年)が先発マウンドへ。昨年12月の台湾遠征では143キロを計測。左腕で、あの柔らかいフォームでこのスピードは驚きです。今日は、130キロ中盤だったようですが、胴体から遅れて腕が出てきて体に巻きつく、独特のフォームは健在。結果は5回3安打1失点で、少し制球がばらけていましたね。
 高橋はずっと細身な印象が強かったのですが、下半身がしっかりしてきました! 高橋比なので、たとえば水野と比べたらやっぱりスリムですが。

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 常葉学園橘の打線では、3番ファーストの 佐々木貴士(3年)が5打数4安打1本塁打と大暴れ。180センチ86キロで、一見すると長打に偏ったタイプに見えますが、佐々木は巧さも持っています。バットコントロールが良く、ミートセンスがあり、空振りをなかなかしません。そのため、ボールをしっかり見極めることができ、追い込まれても焦る様子ゼロ。空振りをしないといっても、スイングは鋭くしっかり振り抜くので、甘い球は簡単にスタンドに叩きこみ、かと思うと広角にさばいて安打を放ちます。スランプも少なく、どんな相手でも1安打は打ち、走塁も積極的。入野中時代に見た時には、「ザ・4番」という打者に成長するのかと思っていましたが、予想を大きく超え、1番打者だってこなせるような攻撃センス溢れる選手になりました。私は今年の静岡ナンバーワン打者として、佐々木を推したいですね。声もすごくいいです。(静岡県中学総体 常葉学園橘中vs入野中←当ブログの2010年8月2日の記事です。くしくも常葉学園橘中の高橋と入野中の佐々木を取り上げています。こちらは編集部栗山が書きました)

 これで、中部の県大会出場校が決まりました。東海大翔洋、藤枝明誠、静岡学園、静岡商、清水西、島田商、静岡高、常葉学園橘の8校です。6日には東部の県大会出場校が決まり、全25校が出揃います。(編集部H)

<写真上/スカウトの評価も上昇中! ガタイもいい水野匡貴(静岡高)>
<写真中/胴体と腕が違うタイミングで動く柔らかさが魅力の高橋遥人(常葉学園橘)>
<写真下/空振りをしないスラッガー・佐々木貴士(常葉学園橘)>

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2013年4月 2日 (火)

明日、JABA静岡大会が開幕!

 明日3日からJABA静岡大会が始まります。浜松球場、清水庵原球場を会場に、全国の強豪16チームが集結。地元のヤマハをはじめ、Honda、東芝、トヨタ自動車…、全国トップレベルの社会人チームばかりです。しかも、今秋の日本選手権の出場権がかかってるだけに、緊迫した試合が繰り広げられるでしょう。
 先日、編集部Hがレポートした渡邉隆太郎(二刀流・渡邉隆太郎がまずは投でデビュー!)が在籍する富士重工業も出場。二刀流に挑戦する渡邉はどんな場面で登場するのでしょうか。楽しみですね。

 これだけのメンツが静岡に集まるのは1年に1度なので、ぜひ県内の中学球児、高校球児も時間があれば見に行ってほしいです。何か参考になることはあると思います。(編集部・栗山)

★JABA静岡大会の日程は日本野球連盟のHPをご覧ください→http://www.jaba.or.jp/taikai/2013/jabataikai/pdf/shizuoka.pdf

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2013年4月 1日 (月)

中部大会も開幕しました!+東部レポート

 春季高校野球は西部地区、東部地区に続き、30日から中部大会も開幕しました。中部地区の大会2日目となった昨日は焼津球場へ。新校名となり初めての公式戦となる清水桜が丘と昨秋の県大会ベスト8の藤枝明誠の試合を見てきました。

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試合は2対2で迎えた4回に藤枝明誠が「1番キャッチャー」の松井和輝のタイムリー三塁打で2点を勝ち越し。さらに、立て続けに、 5回、6回に3点ずつ加え、コールド勝ちを収めました。
 投げては2年生リレーを見せた藤枝明誠。先発の左腕、高柳早人が伸びのあるストレートを武器に4回を2失点にしのぐと、5回からは本格派タイプの栗田啓明がマウンドへ。ゆったりとしたフォームから重いストレート、さらに左打者の外角からストライクゾーンに決まるスライダーが良かったです。

 一方の清水桜が丘は2年生主体のフレッシュなチーム。その中心的な役割を担いそうなのが「1番セカンド」の宮崎智博です。守備ではボールに入るまでのスピード感があり、打ってもコンパクトなスイングを心掛けている様子。この日は守備でのミス、打っても快音は聞かれませんでしたが、持っているセンスは確かでしょう。聞くところによると、清水桜が丘は1年生も入部予定者が多いとのこと。まず、夏は新校名での初勝利を目指して頑張ってもらいたいです。

 東部に行っていた編集部Hからもレポートが届きました。

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日大三島11-0伊豆中央(6回コールド)

 私は愛鷹球場などを回ってきました。愛鷹球場では日大三島vs伊豆中央を観戦。日大三島の中泉圭祐(2年)は評判こそ聞くものの、ほとんど見たことがなかったので、楽しみにしてました。初回に4番の中泉に回ってきたのは無死一、三塁の場面。いきなり右中間を割るタイムリー三塁打を放つと、その後はセカンドフライ、四球、センター前安打でした。とにかく、私はスイングに魅力を感じましたね。しなやかで、ヘッドが走ってきれいに抜けていくスイング。2年の世代では、甲子園で本塁打を放った桒原樹(常葉学園菊川)や、1年夏からレギュラーを張り甲子園に出場した木村聡司(常葉学園橘)らの名前が売れていますが、中泉も今後どんどん名前が出てくる選手でしょう。
 また、先発したエースの今村拓(3年)は4回2安打無失点。貫禄の投球でした。力のあるストレートが低めに決まり、内外にしっかり投げ分けられていました。制球の精度が高まった印象です。
 日大三島の次戦は市立沼津。どちらも中西部のチームにどんな戦いができるのか見たいチームなのでここで当たるのは惜しい気もしますが、勝敗の行方を見守りたいです。
 伊豆中央は昨秋のノーヒッター右腕・佐藤賢太(3年)が先発。長身サイドスローで丁寧に低めに投げて、打たせて取る投球が身上の投手です。しかし、この日は立ち上がりを捕えられ、佐藤の良さが出る前に降板となってしまったのが残念でした。

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 西部は昨日3回戦が行われ、以下のチームが県大会出場を決めました。浜松湖南、浜松北、聖隷クリストファー、菊川南陵、浜松商、浜名、浜松南、浜松西の8校です。それに加え、西部からは甲子園で一回り大きくなった常葉学園菊川が出場します。
 いよいよ、明日から東部、中部も佳境に入ります。天候が心配ですが、どんなチームが県大会に進出するのか注目していきたいです。(編集部・栗山)

<写真上/安定してフォームから2回を無失点に抑えた栗田啓明(藤枝明誠)>
<写真下/2年生ながら日大三島の4番を任されている中泉圭祐(日大三島)>

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