浜松北が西部地区を制す!
春季高校野球、西部地区大会では45年ぶりに浜松北が優勝を果たしました。
<決勝戦>
浜松北4-1浜松西
<3位決定戦>
浜松商10-8菊川南陵
浜松北は1点を追う4回、4安打を集中し、打者一巡の猛攻で4点を挙げて逆転。投げては山下裕貴が毎回のようにランナーを出しながら粘りの投球で浜松西打線を1点に抑えました。
今大会、初戦で浜松工撃破を皮切り、袋井、浜松湖南、菊川南陵を下し、そして一気に西部地区の頂点に立った浜松北。この快進撃、決してフロックではありません。僕は3試合ほど見る機会があったのですが、バッテリーを中心とした守備がしっかりしています。打線も、一気に畳みかける集中力。今日の試合を見ていても「本当に強いな」という印象を抱きました。28年ぶりとなる県大会でも旋風を巻き起こしそうです。
敗れた浜松西は先発の服部航平が気になりました。この日は前日の疲れもあってか、球が上ずった4回に捉えられましたが、素材的に楽しみです。スラッとした体系に加え、腕の振りがしなやか。3回までは回転のいいストレートが低めにビシッと来ていました。2年生ということを考えると、今後のノビシロに期待大です!
3位決定戦では、浜松商が菊川南陵を下しました。2回、浜松商は菊川南陵の先発・川本一輝の乱調につけ込み一気に8点を奪います。6回終了時点で10対3で浜松商がリード。このままコールドかなと思いきや、ここから菊川南陵が粘ります。7回に1点を返してコールドを阻止すると、8回には打線がつながり4点を追加。2点差まで詰め寄ります。しかし、反撃もここまで。浜松商は3番手の青木勇太が踏ん張り、菊川南陵を振り切りました。
試合後、菊川南陵の堀井彰人監督は、「あれでコールド負けだったら、得るものがなかった。(後半に追い上げを見せ)いい形で県大会にいけます。あとは細かい点を修正する。帰って、また練習です」と前向きなコメント。夏のシード権を獲得できるか、注目していきたいです。(編集部・栗山)
<写真上/春の西部地区を制した浜松北>
<写真下/県大会でブレイクに期待したい服部航平(浜松西)>
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