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2013年4月29日 (月)

夏のシード8校が決定

 昨日の春季高校野球静岡県大会は2回戦16試合が開催され、夏のシード校8チームが決まりました。

1304281_2 僕は、清水庵原球場で静岡高対浜松湖南、浜名対常葉学園橘の試合を観戦してきました

 第1試合では、プロ3球団のスカウトが見守る中、静岡高・水野匡貴が圧巻の投球を披露しました。140キロ台前半の速球を武器に6回を投げて10奪三振。ベース上で球がホップするイメージで、ズドンという重さも感じます。中部地区準決勝で見た時には、雨の影響もあり、指のかかりが今一つだったのですが、この日の投球が進化した水野の投球そのもの。変化球もカーブ、スライダーとキレがあり、東海地区トップクラスの右投手といってもいいでしょう。

130428 一方、浜松湖南のエース・熊川堅清は静岡高相手に奮投を見せました。テークバックからリリースまでにスピード感があり、打者からするとタイミングが取りづらい投手。得意のチェンジアップでも腕の振りが緩まないのも特徴です。実際、序盤は静岡高打線も打ちづらそうにしている感じでした。3回に2者連続で四球を与えると、エラーが絡んでヒット0で3失点。その後、静岡高打線の猛攻を止めることができず、7回コールドで敗退しました。
 浜松湖南・磯部祐監督は、3回の四球を与えた場面を悔やんでいました。
「まだまだ心が弱いですね。四球、エラーでチームの歯車が狂ってしまいました。熊川は前日の伊豆総合戦は力みまくっていたが、今日の方が力は抜けて良かったのですが…。夏までにもう少し見られるピッチャーにするように、完成させていきますよ」。
 県大会という舞台を経験したことで、もうワンランク上の投手に成長してくれると思います。

 第2試合では、常葉学園橘が、7対4で勝利。常葉学園橘の高橋遥人は投球では4失点と今ひとつも、バットでは3安打4打点の活躍。軽く左方向へミートする打撃が光りました。
 注目の浜名・藤本大輝は、西部地区大会で右肩を故障した影響で、今大会は登板を回避しました。試合後、藤本は「今は50パーセントくらい戻ってきましたが、県は100パーセントではないと通用しないと思ったので、今回は投げませんでした。夏は本調子で挑みたいと思います」とコメント。それでも、代打で登場し、8回にライト前安打を放ち、先発した2年生の松本知也にはベンチに戻ってくる度に細かなアドバイスを送っていた姿が印象的でした。
 今年の浜名は攻撃力はあるだけに、藤本が復活すれば、十分に甲子園を狙える力は持っていると見ています。(編集部・栗山)

【シード校の顔ぶれ】
静岡高(4年連続47回目)
富士市立(36年ぶり3回目)
飛龍(2年ぶり12回目)
韮山(2年ぶり8回目)
御殿場西(9年ぶり9回目)
常葉学園橘(3年ぶり6回目)
藤枝明誠(4年ぶり2回目)
常葉学園菊川(7年連続15回目)

<写真上/今大会はエースナンバーを背負う水野匡貴(静岡高)>
<写真下/独特な投球フォームと球筋を持つ熊川賢清(浜松湖南)>

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コメント

今年の浜名はいいチームですね。

藤本君と池之谷君のバッテリーは
県内でもトップクラスですよね!

投稿: | 2013年4月29日 (月) 09時39分

シズ高菊川はやはり強い…
この二校がぬけてる…

投稿: ぽんた | 2013年4月30日 (火) 15時50分

聖霊はやはり投手が万全じゃなかったね…
夏が楽しみ…

投稿: ぽんた | 2013年4月30日 (火) 15時51分

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