常葉学園菊川&静岡高のミニレポート
今月24日から始まる春季東海大会の組み合わせが決まりました。静岡1位の常葉学園菊川は愛知2位の栄徳、静岡2位の静岡高は岐阜1位の県岐阜商と対戦します。先週から今週にかけて、「静岡高校野球2013」の取材がてら常葉学園菊川、静岡高の練習を見てきました。
常葉学園菊川の練習で見ごたえがあるのはやっぱり守備・走塁練習。走者をつけてのノックでは、走者はアグレッシブに、大胆に次の塁を狙っていきます。指導陣から怒声が飛ぶのは、躊躇してスタートを切るのが遅れた時や、明らかなミスのみ。一見、暴走に見えるような走塁でも、練習で大胆に攻めることができなければ、気持ちが高ぶる試合で成功させることはできないのだなと実感します。
ブルペンには県大会優勝の立役者・渡邊竜正の姿も。県大会で成り上がって、東海大会では背番号1をつけるという左腕。県大会で見た際には、「何でこの選手が今まで出てなかったんだろう」と思うほど、タイミングの取りづらそうな投手でした。
甲子園を経験して明らかにチームの雰囲気が変わった常葉学園菊川。県大会で不調だった1番打者・登地慶輔も、調子が上向いているそう。東海大会でどんな戦いぶりを見せてくれるのか楽しみです。
静岡高は練習に対するモチベーションが非常に高かったです。近年、県内では結果を出しているものの、県外でなかなか勝てなかったこともあり、殻を打ち破るための勝利を求めているそう。
バッティング練習では相変わらず力強い打球が飛び交っていました。中でも注目したいのが、県大会から好調の菊池啓太郎。12日に行われた静岡高と静岡商の定期戦でも4打数4安打の活躍を見せました。184センチ81キロの体格に、抜群の身体能力を持ちながらも安定して結果を出せなかった菊池ですが、栗林俊輔監督曰く、「県大会で何かつかんだんじゃないのかな」とのこと。30m走では中澤彰太(現早稲田大)を凌ぐという爆発的な加速力を生かしたプレーが今後多く見られそうです。
エース左腕・鈴木亮もセンバツベスト8の県岐阜商が相手とあって、気合が入っていました。昨秋の悔しさを晴らしてほしいですね!
両校の気合に負けず、「静岡高校野球」編集部も「静岡高校野球2013」の取材、編集に取り組んでいます。先日、色々な方に練習試合の日程を教えていただいたので、ギリギリまで観戦して本の作成に挑みたいと思います。ご連絡下さった皆様、本当にありがとうございました!(「静岡高校野球」編集部)
<写真上/東海大会ではエースナンバーを背負う渡邊竜正(常葉学園菊川>
<写真下/高い身体能力にプロもマークする菊池啓太郎(静岡高)>
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