ボーイズ県大会で見た注目選手!
今年のボーイズリーグ、夏季選手権静岡予選大会は浜松フレイムズが優勝。8月に大阪で開催される全国大会出場を決めました。今回の予選、僕が見た中で印象に残った選手を紹介したいと思います。
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実は、昨年末から今年にかけ、ボーイズリーグに詳しい関係者に、「いい選手いますか?」と聞いたところ、真っ先に出てきた名前が女性選手でした。
浜松フレイムズ・星川あかり。春の全国大会ではピッチャーとしてマウンドに上がっていましたが、現在は「2番ショート」に定着。まず、この選手の雰囲気がいいです。グランドを見渡すと、パッと目に入ってきます。
柔らかいグラブさばきと、安定したスローイングの守備。バッティングもシャープで、2回戦の第3打席では、ファウルになったものの、なんと広い浜松球場のライトポール際近くのスタンドに入れしまうほど。これには、スタンドから「お~」という声が上がりました。
そして、準決勝は第1打席でライト線へのタイムリー二塁打を放ち、コールド勝ちの足がかりを作る活躍を見せました。そんな技術の確かさに加え、驚いたのは彼女の意識の高さ。例えば、二塁ランナーにいる際、相手ピッチャーが交代すると、その投球練習中にピッチャーのモーションに合わせて度々スタートの練習。次への準備も怠りません。男性なら、おそらく強豪校から争奪戦になるであろう逸材。彼女を見るだけで球場に行く価値があります!
同じく浜松フレイムズの長身右腕・栗田は高校での成長が楽しみな投手。ダイナミックなフォームはぎこちなさがありますが、それも伸びしろと考えることができます。変化球の制球力もあり、ゲームを作ることができる投手です。同じく、右腕投手の河合はしなやかな腕の振りを持ちます。この2枚看板でぜひ、全国の強豪に立ち向かって欲しいと思います。
準優勝のスルガマリンでは、「1番ショート」の今野が目立っていました。球場全体に響き渡る強烈な打球音は他の選手と比べものにならない大きさ。インパクトでの強さを感じます。ピンチでも落ち着いてさばく守備も出色です。
富士ボーイズの清水は球のキレで勝負する左腕。まだ体は小柄ですが、フォームに無駄な動きが無く、とにかくバランスがいいです。ストレートがシュート回転する傾向がありますが、これも左打者に対して逆利用することができれば大きな武器になります。フィールディングの上手さも光るだけに、高校進学後にすぐに出てきそうなタイプ。体ができたときにどんなピッチャーに変身するのか、見ていきたいです。
投手兼遊撃手の伊豆ボーイズ・須永湧大は、よく野球を仕込まれているなという印象を受けます。ゴロを捕る際の形、内から出るバットスイング、基礎がきっちりとできています。遊撃の守備ではセンター前にフラフラと上がった自分の後ろに打球に対し、背走しながら好捕。高校生レベルでも難しい打球を難なくさばいたプレーぶりに高い野球センスを感じました。(栗山)
<写真/上から星川あかり(浜松フレイムズ)、栗田(浜松フレイムズ)、今野(スルガマリン)、清水(富士ボーイズ)、須永湧大(伊豆ボーイズ)>
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