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2013年8月15日 (木)

秋季東部地区大会1日目~裾野球場

 西部地区、中部地区に続き、今日は東部地区も開幕。編集部はやる気がありすぎて、今日は2度目の更新となります。西部地区・浜北球場の様子はこちらをご覧下さい。→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2013/08/post-b80a.html
 裾野球場は、いきなり日大三島と御殿場西が対決するという好カードとなりました。また、第2試合は、「好投手対決」を堪能することができました。

御殿場西 3-2 日大三島
下田 2-1 御殿場(延長12回)

 第1試1308152_2合は2回、御殿場西が相手の先発・小澤拓馬(2年)をとらえて2点を先制。しかし、日大三島も3回に2番・高田亮真(2年)の2点タイムリーで同点とします。4回に御殿場西が1点を勝ち越すと、その後はこう着状態に。御殿場西は先発の最速139キロ右腕・平井恒也(2年)からサイドスロー右腕・二見昇汰(2年)をはさみ、8回途中から左腕・斉藤力(2年)がマウンドに上がります。  
 「この試合は登板予定ではなかった」と斉藤はいうものの、気持ちのこもった投球を展開します。
 体全体を使ったフォームから、右打者の内角低め、左打者の外角低めにズバッと投げ込みます。3四死球を与えたものの、無安打に抑え、御殿場西が逃げ切りました。
 試合後、斉藤は「うちは、他にもいいピッチャーがいるので、僕は与えられた場面で頑張るだけです。今日は気持ちだけで投げました」とコメント。御殿場西は、平井、二見、斉藤以外にも好左腕の佐藤圭生(2年)も控えます。この秋、投手陣は間違いなく県トップクラスでしょう。
 

1308151 2試合目は、下田・藤井裕太(2年)、御殿場・田邉陸(1年)の素晴らしい投げ合いを目撃することができました。
 藤井は今夏の県大会1回戦(http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2013/07/post-29d0.html)で16奪三振をマークした本格派右腕。夏の大会後、まだ本調子ではないそうですが、今日も延長12回を投げて毎回奪三振。なんと、計19個の三振を奪いました。
 「いいときには、もっと低めが伸びてくるのですが」(下田・松本剛監督)。それでも、変化球とのコンビネーションで苦しい試合をものにしました。
 一方、御殿場の左腕・田邉はまったく知らなかった投手だっただけに、その投げっぷりに衝撃を受けました。流れるようなフォームから打者の手元でクッと伸びる球筋。球を前で離すことができるので、打者は球速以上の速さを感じるはずです。
 今1308153日は9回2死まで無失点で勝利目前でしたが、力みから、4連打を浴びて同点とされました。ところが、延長に入っても、最後まで気持ちを切らさずに投げきったのは立派です。今後がメチャクチャ楽しみな左腕と出会うことができました。(編集部・栗山)

<写真上から斉藤力(御殿場西)、藤井裕太(下田)、田邉陸(御殿場)>

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