練習試合 沼津東vs東邦
★8月10日 練習試合 掛川西グランド 晴
チーム | 一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 九 | 計 |
沼津東 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
東邦 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | × | 1 |
高校野球は秋季地区大会が13日から始まります。その前に、編集部は練習試合巡りをしています。今日は掛川西グランドに東邦と沼津東が来るということで観戦してきました。
今春、1年生大会で見て以来気になっていた久郷太雅(沼津東1年・181cm67kg、左投左打)。ムチのような腕の振りからキレのある球を投げる細身の長身左腕です。中学時代は静岡裾野リトルシニアの左のエースとして活躍。先日、このブログで紹介した静岡高の1年生左腕・松田翔真(浜松リトルシニア出身)と同様、中学時代から県内では有名な投手でした。今日は東邦戦の先発マウンドに上がりました。
序盤は変化球が抜けることも多く、ストレートもストライクとボールがはっきりしていて、四死球が目立ちました。とはいえ、5回1死まで無安打に抑えたことにはビックリ。その後、長打が続き失点したものの、6回3安打1失点という結果でした。東邦も黄金世代と言われた3年生たちが引退し、チーム作りの真っ最中とはいえ、立派な内容です。
久郷は立ち投げとまではいかなくても、沈まずにスリークオーターから長い腕を振り回すように振ってくるフォーム。この時点で打ちづらそうですが、さらに、右でも左でもストレートで内角をどんどんえぐってくる投球スタイル。ストレートがシュート回転しているのが、このスタイルとマッチしていて、さらに打ちづらさを加えています。左打者にとっては、背中の方から来たストレートが内角からもう一つ食いこんでくるんですから、かなり怖さがあるでしょうね。
まだまだ体も細身な1年生なので、これから球威アップや制球力・変化球の精度向上に期待したいところですが、ある程度アバウトな制球でも、球威が増してくるとフォームと相まって相当怖い投手になるはず。特に左殺しっぷりに磨きをかけて、県上位クラスのチームをキリキリ舞いさせる左腕になってくれることに期待しています!
沼津東打線で気になったのは、3番ショートの中村丞。甘い球をしっかりセンターに打ち返す打者で、この試合は4打数3安打と一人気を吐きました。
暑かったので、2試合目の東邦vs沼津東を狙い撃ちで掛川西グランドに行ったのですが、1試合目の東邦vs掛川西(掛川西が快勝)では、1年生右腕の斎藤健が登板したようで、この投手も夏前の練習試合で見てから気になっていたので、ちょっと後悔しました…。また見に行って、ぜひブログで紹介したいと思います。(編集部H)
<写真/久郷太雅(沼津東)>
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