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2013年9月

2013年9月20日 (金)

岡田千詠子先生による竜洋中学野球部のためのトレーニング講習会に潜入しました

Img_9647_2 9月7日に竜洋コミュニティセンターにおいて、ストレングス&コンディショニングコーチの岡田千詠子先生によるトレーニング講習会が行われました。
 高校球児の指導経験が豊富な岡田先生には、『静岡高校野球2013』でも、「正しいトレーニング講座」というページでわかりやすくトレーニングについて教えてもらいました。その岡田先生が竜洋中野球部の1・2年生部員たちを対象にトレーニング講習会を開催するということで、『静岡高校野球』編集部も潜入してきました!

 講習会は講義、測定、実技の3本立て。まずは、講義でトレーニングの目的についてしっかり確認していきます。トレーニングの目的として、挙げられるのは①ケガの予防②パフォーマンスアップ。トレーニングと言うと、②のパフォーマンスアップに目がいきがちですが、岡田先生はまず、①のケガの予防を目的にしてほしいと言います。トレーニング初心者ともいえる中学生たちには、特に大切なことですね。②のパフォーマンスアップばかりを目指すと、トレーニングでケガをしてしまうという最悪の事態も招きます。

Img_9671 ということで、今回の講義ではケガをしないための体作りを目指すということをテーマに、野球が上手になるために必要な要素や、トレーニングのメリット、ケガを予防する方法、柔軟性の大切さや体重を増やすことなどを確認しました。全体で40分ほどの講義でしたが、生徒である選手たちの集中ぶりには驚かされました。一生懸命、ホワイトボードや手元の資料を見つめていて、中学生たちのトレーニングに対する関心の大きさを伺い知ることができました。

 ここまでは非常におとなしく、真剣に講義を聞いていた選手たち。しかし、測定に入り、個々の柔軟性やパワー、持久力、瞬発力を測る種目が始まるとさすがにテンションアップ(笑)。とはいえ、上級生たちが中心となって、盛り上がりながらも順序良く種目をこなしていきます。その後は、さらに柔軟性をチェック。そして、各種目が何を測定するために行われたのか、また、いわゆる「いい選手」がどれぐらいの数値を叩きだすのか、柔軟性チェックでは対応する筋肉の部位を、野球の動作でどう使うのかを具体的に岡田先生が説明してくれました。

Img_9703 そして、最後は実技。動的ストレッチと呼ばれる、ウォームアップに取り入れたいストレッチや、家でできるストレッチ、スクワットのフォームの確認などを行いました。岡田先生が軽々とやっている腰を落とす体勢を、選手たちもやってみると、へっぴり腰になったり、ひっくり返りそうになっている選手もチラホラ。柔軟性の大切さがよくわかりました。最後に注意点も確認して、今回の講座のメニューが終了しました。

 その後に行われた質問コーナーでは、中学生の多くが疑問に思う、「筋肉をつけすぎると身長が伸びなくなるってホントですか?」という質問が。その答えは、「身長が伸び終わる時期から、成長ホルモンが出て筋肉がつき始めるので、身長が止まったように見える」とのこと。身長に関しては、「お父さんやお母さんの身長をみれば、大体どのくらいになるかわかるんじゃないかな」という岡田先生の言葉に、後方で見守っていた親御さんたちを振り返る選手も…。

 こうして2時間半近くに及んだトレーニング講習会は和やかに幕を閉じました。
 今まで、私立の中学校で講習会をすることが多かったという岡田先生。高校野球と違い、中学野球ではトレーニングの知識も必要性もまだ広まっていないといいます。ただ、ケガをしないための体を作るということは高校野球に必ずつながっていきます。
 講習会に潜入した編集部Hもカメラがよくぶれるので、中腰の体勢を維持できるよう、腰の柔軟性を高めることを決意しました。

 岡田千詠子先生はトレーニング講習会を随時開催しています。岡田先生の連絡先はkohga@gmail.comです! トレーニングのことやケガの予防についてはもちろんのこと、リハビリのサポートも岡田先生の得意分野だそうです。(『静岡高校野球』編集部)

<写真/盛り上がりながらも真剣に学んでいる竜洋中野球部の選手たち&熱心でわかりやすい指導をしてくれた岡田千詠子先生>

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2013年9月17日 (火)

秋季静岡県大会2回戦~清水庵原球場

  昨日は秋季高校野球静岡県大会2回戦の8試合のうち、清水庵原球場で2試合を観戦しました。

常葉学園橘 6-4 掛川西(延長10回)
飛龍 4-3 掛川東(延長14回)

1309161_2 清水庵原球場の第1試合では、掛川西と常葉学園橘が対戦しました。
 試合の主導権を握ったのは掛川西。初回に森脇一樹(2年)のライト前タイムリーで1点を先制すると、4回にはその森脇が今度はライトスタンドへの豪快な一発を放ち2点を追加します。投げては先発の森脇が体全体を使ったフォームからテンポ良く投げ込み、7回まで1失点の好投を見せます。ところが、常葉学園橘は8回に2点、さらに9回二死満塁から道場晃規(1年)のタイムリーで同点に。そして延長10回には木村聡司(2年)、小野寺拓海(1年)の連続タイムリー三塁打などで2点を勝ち越し。最後は、エースの木村が締め、常葉学園橘が逆転勝ちを飾りました。

1309162 第2試合は掛川東と飛龍が対戦。掛川東が飛龍先発の東田聖(2年)をとらえ、初回に3点を先制します。すると、飛龍は2回からピッチャーを背番号10の柏木勇政(2年)にスイッチ。右の本格派・柏木が登板します。腕がしっかりと振れ、力強いストレートをバンバン投げ込む柏木。特に右打者の内角低めに向けて、対角線に投げ込む球が絶品。そんな快投が打線の援護を生みます。
 4回に1点を返すと、6回には3番・佐藤竜馬(2年)が左中間の一番広いところに本塁打を放ちます。そして、第1試合同様、9回裏二死から三宅健斗(2年)のタイムリーで同点。その後、両チームとも無得点が続き、再試合もちらつき始めた延長14回裏、三宅のタイムリーでサヨナラ勝ちを飾りました。
 柏木は2回から14回まで投げ、5安打無失点。延長10回ピンチの場面では掛川東の主砲・青島佑樹(2年)に対し、気迫のこもったアウトコースいっぱいのストレートで三振。派手なガッツポーズも印象的でした。地元・愛鷹中出身の柏木は中学時代は故障で、ほとんど投げることができなったそうです。それだけに、今後の伸びしろにも期待できる投手でした。
 1309163一方、掛川東は、8月12日のブログで紹介した太田光俊(2年)が14回を一人で投げ抜く見事なピッチング。7回くらいから右足がつっていたようで、しきりに右足を叩き、屈伸運動をしながらの投球。それでも、緩急をつけながら、強打の飛龍打線になかなか決定打を許しませんでした。214球目を投げた太田に対し、試合後、飛龍の濱野洋監督もそのエネルギッシュな投球を称えていました。
「独特の2種類の緩いカーブが打ちづらく、どうしても打者がつまり気味になってしまった。本当にいいピッチャーでした」。
 太田にとって、この西部大会から県大会の経験は大きな財産になったはず。一回り成長した姿を、来春、また見せてください!(編集部・栗山)

<写真上/惜しくも敗退も投打で存在感を示した森脇一樹(掛川西)>
<写真中/右の本格派として今後が楽しみな柏木勇政(飛龍)>
<写真下/粘り強く冷静なピッチングを見せた太田光俊(掛川東)>

 

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2013年9月15日 (日)

秋季静岡県大会1回戦~清水庵原球場

 昨日から第66回秋季東海地区高等学校野球大会静岡県大会が始まりました。第1日目は、清水庵原球場で2試合を観戦しました。東部勢がそれぞれ初戦を突破しました。

御殿場西 9-4 東海大翔洋
日大三島 8-1 浜松市立(7回コールド)

 第1試合は、夏ベスト4の東海大翔洋と御殿場西が対戦しました。先制したのは、御殿場西。2回にスクイズで先制すると、3回には四球を挟み、相手エースの中村駿之介に5連打を浴びせて4点を追加します。東海大翔洋も、その裏に2点、4回にも2点を挙げて追い上げ、両チームの打ち合いで試合が進むのかと思われました。ところが、その流れを断ち切ったのが御殿場西が4回途中から送り込んだ右サイドスローの二見昇汰(2年)でした。1309151
 二見は、独特の腕の位置からストレートを低めいっぱいのコースへ投げ込みます。しかも適度にボールが荒れるので、打者は的を絞れない様子。二見は9回まで投げ、被安打3無失点の好投を見せました。
 御殿場西・鈴木久監督によると、二見は小田原城南中時代、走り幅飛びで6メートル以上飛んだ実績を持ち、陸上界でも期待された逸材だったとのこと。入学後、同学年に平井恒也(2年)という速球派がいたため、腕を下げたところメキメキと頭角を現したそうです。強靭な下半身とバネがあるからこそ可能なフォーム。球速もまだまだ速くなりそうです。鈴木監督は「今の静岡県でいないタイプのピッチャーでしょう」と二見の存在を頼もしく感じている様子でした。  
 さらに、次の常葉学園菊川戦については「相手は3季連続甲子園を狙っているチーム。うちは、今日は投げた平井、二見に加えて左腕の斉藤力(2年)、佐藤圭生(2年)という投手陣を出し惜しみなく、存分に使っていきますよ」と話していました。鈴木監督が1992年センバツ以来の甲子園を狙う今回のチーム。次戦が楽しみです。

1309152

 続く第2試合は、日大三島は7回コールドで浜松市立を下しました。日大三島は先制された1回裏、一死一二塁から主砲・中泉圭祐が右中間を破る2点タイムリー三塁打を放ちます。186センチ84キロという堂々とした体格を持つ中泉。好調時は長いリーチを存分に生かし、右方向への打球が多いのですが、まさに昨日の一撃は中泉の長所が存在にでたものでした。試合後、日大三島の川口剛監督も「あの一打が大きかったです」と目を細めていました。
 日大三島の次戦の相手は強豪・静岡高。一昨年の県大会では1対8というスコアでコールド負けした相手。「あのときはピッチャーが今村拓しかおらず、その今村もケガをしていて苦しかった。球場も同じ草薙ですし、何とか静高さんにリベンジしたいです」。投手陣は、この日、好投した左腕の湯川大生(2年)をはじめ、小澤拓馬(2年)、小澤怜史(1年)、庄司朋矢(2年)とタレントを揃えています。強打の静岡高相手にどう立ち向かうのか、こちらも注目です。(編集部・栗山)

<写真上/キレのあるストレートが武器の二見昇汰(御殿場西)>
<写真下/4打数2安打3打点の活躍を見せた注目の中泉圭祐(日大三島)>

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2013年9月13日 (金)

2014年は桒原兄弟に注目!

 岡崎球場で開催中の日本選手権東海予選も大詰めです。すでにトヨタ自動車、西濃運輸が代表権を獲得。敗者復活戦にまわったヤマハは、明日14日に行われる三菱重工名古屋との試合に勝利すれば本選出場が決まります。

Kuwahara

 今日行われた敗者復活2回戦・三菱自動車岡崎vs三菱重工名古屋の試合では、三菱自動車岡崎のスタメンに桒原の名前が! そうです、常葉学園菊川から三菱自動車岡崎に入社して3年目となる桒原凌です。
 入社前から座喜味大河監督にスラッガーとして大きな期待を受け、高卒1年目からオープン戦などで出場を重ねた桒原。しかし、アマ野球最高峰の社会人野球の世界は厳しく、守備ではミスが目立ち、得意の打撃でも持ち前の飛ばす能力はなかなか見せられませんでした。
 しかし、今日、久々に見た桒原にはずいぶん成長を感じました。社会人投手の質の高い速球、変化球に惑わされず、しっかり見られるように。1年目には、キレのある変化球に自分の打撃を崩され、フルスイングができない場面がありましたが、今は空振りも減り、懐かしい前の大きな豪快なスイングを見ることができました。
 9番DHとして出場し、低めを見極めて四球、ライトフライ、レフトフライ…をレフトが落として、二塁に激走しチャンスメイクをしたところで代走と交代しました(三菱重工名古屋の先発投手は富士宮東出身の元プロ左腕・菊地正法。見事完封!)。残念ながら三菱自動車岡崎は2-0でこの試合に敗退し、日本選手権本選出場はなりませんでしたが、大事な試合でスタメンに名を連ねられるようになったのは大きな進歩。来年は、クリーンナップで名前を見たいところです。弟の鋭い打球とはまた違う、あの放物線でチームを勝利に導ける打者に育ってほしいですね。

 その弟、桒原樹(常葉学園菊川2年)も登場する高校野球秋季県大会は明日14日開幕です。センバツと今夏の活躍、ド派手なプレースタイルで、「あの桒原凌の弟」から脱却、桒原凌を「あの桒原樹の兄」にしてしまった桒原樹。西部地区大会では本塁打を連発、別格の風格&存在感を漂わせています。今秋も目が離せませんよ!(編集部H)

<写真/飛ばす能力が魅力の桒原凌(三菱自動車岡崎)>

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2013年9月11日 (水)

岐阜大学リーグで活躍する静岡勢に注目!

 先日は静岡を飛び出し、岐阜大学リーグを観戦してきました。このリーグは最近、僕が注目している大学リーグの一つ。強豪がひしめき、静岡からも多くの有望選手が進学しているからです。
 この日、開催されたのは中津川公園夜明け前球場。両翼100メートル、中堅122メートルという大きさを誇り、周りには緑がいっぱいの美しい球場でした。1309081_2

 片道約2時間半の道のりを経て球場に着き、まずスコアボードを見て驚きました。岐阜聖徳大のスタメンにはなんと4人の浜松商出身者の名が連なっていました。1番レフト・外山颯馬(2年)、2番センター・柳龍一(3年)、7番セカンド・茂木和武(3年)、8番キャッチャー・高橋竜一(4年)です。さらに、浜名出身の大石凌輝(3年)が代打で出場しました。
 その中で柳は9回、左中間を破る二塁打。高校時代から際立っていたシュアな打撃が健在で嬉しかったです。

 1309082_2続く第2試合では岐阜経済大の5番DHで静清出身の近藤祐太(3年)が出場しました。第1打席に外に逃げていくスライダーをレフト前に持っていく技ありの一打を見せると、第4打席には今度は力でライト前へタイムリー安打を放ちました。この日、2安打を放った近藤は打つだけなら上のレベルでも通用する柔らかさと力強さを兼ね備えています。

  岐阜経済大では1年ながら島田樟誠出身の大友伸久もベンチ入り。春のリーグ戦では先発出場も果たしていただけに期待していましたが、この日は出場なし。ちなみに、翌日は6番セカンドで先発していました。
 試合後、本人は「まだまだ高校時代1309083_5に比べて体が動けていない部分があるので頑張っていきたいです」と話していました。まずは、完全にレギュラーを獲得し、全国大会で躍動する姿を早く見たいです。

 この日、僕は初めて岐阜大学リーグを見たのですが、全体的にキビキビとした動きが目立ち、試合内容も引き締まっていました。ぜひ、1シーズンには1回、チェックしたいと思える魅力的なリーグでした!(編集部・栗山)

<写真/上から柳龍一(岐阜聖徳大)、近藤祐太、大友伸久(ともに岐阜経済大)>

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2013年9月10日 (火)

ヤマハが日本選手権代表決定戦へ!

★9月9日 日本選手権東海予選 岡崎球場 

チーム
十一 十二
ヤマハ 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 0 2 6
Honda鈴鹿 1 0 2 0 0 1 0 0 0 0 0 0 4

02 7日から岡崎球場にて日本選手権東海予選が始まりました。今年はJR東海が好調で、静岡大会、ベーブルース杯で優勝したため、東海地区は1枠増の4チームが本選に出場します。昨年、本選出場を逃したヤマハは昨日9日に初戦を迎え、Honda鈴鹿と対戦しました。

 Honda鈴鹿は初回に1点を先制し、その後も、得点を重ねます。また、Honda鈴鹿先発の土肥寛昌は要所で低めへの制球が冴え、8回までヤマハ打線を0点に封じる好投を見せました。しかし、ヤマハは4点ビハインドで迎えた土壇場の9回に先頭の矢幡勇人が左中間への三塁打で出塁すると、石野雅之青柳直樹のタイムリーで4点を奪い同点に。延長戦に突入した12回表、2死から再び矢幡の二塁打でチャンスを作ると、長谷川雄一柳裕太のタイムリーで2点の勝ち越しに成功。そのまま6-4で勝利を決めました。
 Honda鈴鹿は中東信二が顔面死球を受け、鼻血を出しながらも出場を続けたこともあり、流れも雰囲気もガッチリ掴んでいたように見えました。9回に入った時には、正直、このままHonda鈴鹿が勝利するかと思っていたのですが…久々にヤマハのミラクルっぷりを見ました。
 矢幡、永田英之、長谷川雄の1~3番はみんな俊足で、この上位打線が機能すると、一時期のお祭り打線に匹敵する破壊力&ワクワク感があります。次のトヨタ自動車戦では、もう少し早く打線が頑張ってくれることに期待したいですね。

Ozawa
Takeuti

 この試合で、ヤマハは7人もの投手をつぎ込みましたが、一番印象に残ったのは、公式戦初登板ながら、2死満塁、一打サヨナラの10回にマウンドに送り込まれた3年目右腕の小沢真大。小沢は入社してから故障でほとんど登板がなく、豊岡グランドにちょくちょく行く私でもビデオ係をしているところしか見たことがなかった投手です。しかし、こんな場面での登板ながら、腕はしっかり振れていて、度胸を感じました。その後の11回、12回もきっちり抑えて勝利に貢献。社会人選手としてスタートラインに立った小沢が今後、どのような投手に成長していくのか見守っていきたいです。
 また、豪腕・武内仁志の復活も嬉しかったですね。7回から登板し、力のあるストレートは最速147キロを計時。もう心配ありません! 本来ならエース、そしてドラフト候補でもある右腕なので、本選出場を決めて、大阪ドームでは先発として投げてほしいです。

 代表決定戦の相手はトヨタ自動車。トヨタ自動車は今夏の都市対抗の本選出場を逃しているので、日本選手権出場に向けて気合が入っています。どんな戦いが繰り広げられるのか、要注目です!(編集部H)

<写真/上から矢幡勇人、小沢真大、武内仁志(ヤマハ)>

■ヤマハ ■Honda鈴鹿
1番 左翼 矢幡
2番 遊撃 永田
3番 中堅 長谷川雄
4番 DH
5番 三塁 嶋岡
6番 一塁 石野
7番 右翼 高橋
8番 二塁 青柳
9番 捕手 川邉
1番 中堅 早川
2番 右翼 藤原
3番 捕手 藤本
4番 DH 庄司
5番 一塁 大西
6番 左翼 加藤
7番 三塁 中東
8番 遊撃 杉本
9番 二塁 橋本
投手:竹下-吉村-九谷-渡邉
-武内-長谷川亮-小沢

投手:土肥-濱矢-藤本瞬

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2013年9月 1日 (日)

静岡学生リーグ 東海大海洋学部vs常葉大浜松キャンパス

 昨日、開幕した静岡学生野球の秋季リーグ。2日目となった今日の第3試合では、東海大海洋学部と常葉大浜松キャンパスが対戦しました。試合は6対1で常葉大浜松キャンパスが勝利。これで1勝1敗のタイとなりました。

  常葉大浜松キャンパスは、昨日プロ6球団が視察にきたというエース・山下大輝(4年)が絶対的な存在です。今日はその山下の投球は見ることができなかったのですが、後に続く楽しみな2投手をチェックしてきました。

130901_2 先発は2年生の岡田圭市。182センチの長身で、サイドの位置から腕が出てくる変則投手です。今日は6回まで東海大海洋打線に対し、3安打無失点の好投。低めへの力のあるストレートに加え、横に鋭く変化するスライダーがキレます。このスライダー、打者の手元でキュッと変化。緩い変化球とのコンビネーションは絶妙です。しかも、打者のタイミングが取りにくそうなフォームで腕も長く見えます。無駄な四球を減らしていけば、もっと勝てる投手になっていくと思います。

1309012 その岡田が7回にピンチを迎えたところで降板。代わりにマウンドに上がったのが1年生左腕の門前雄大。今夏の甲子園で準優勝した延岡学園(宮崎)の昨年のエースです。

 門前は1死一三塁の場面でマウンドへ。まず、2者連続で三振に斬ってとると、8回は三者凡退に。9回に東海大海洋学部の代打・吉永祐太郎に二塁打を浴び、その後、1点を失いましたが、投げっぷりの良さをアピールしてくれました。バランスのいいフォームで、とにかく腕が振れます。追い込んでからの縦のスライダーは勝負球として大きな武器になりそうです。(編集部・栗山)

<写真上/変則右腕としてプロを目指して欲しい岡田圭一(常葉大浜松キャンパス)>
<写真下/後輩の活躍を励みに静岡で羽ばたく門前雄大(常葉大浜松キャンパス)>

★詳しい試合結果などは、東海地区大学野球連盟公式サイトをご覧下さい。最近、立ち上がったようですが、すごく充実していますよ!
http://tokaibbl.com/

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