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2013年10月

2013年10月30日 (水)

静岡市内大会2日目~西ヶ谷球場

 第10回静岡市高等学校野球大会が今月19日に開幕しました。センバツのかかった東海大会も気になったのですが、この大会は秋の公式戦で観戦できなかったチームを見る貴重な機会。今回は、2日目(10月27日)の西ヶ谷球場で気になった3選手を紹介します。

駿河総合7-0城南静岡(7回コールド)
静岡市立10-0静岡北(5回コールド)
静岡学園5-4清水桜が丘

 第1試合は、城南静岡と駿河総合が対戦。この試1310271合、駿河総合・前橋仙一(173cm74㎏、右投左打)のプレーに釘づけになりました。
 まず、第1打席で強烈なショートゴロが相手の失策を誘って出塁します。圧巻は第2打席。ライトの横を破ると、50メートル6秒1の俊足を飛ばして一気にホームへ。ランニング本塁打を放ちます。さらに、第3打席でライト前安打。第4打席では右中間を破る三塁打という大活躍。軸がブレないフォームとスイングの速さ。走れば走るほど速さを感じる加速度抜群の走塁。近年の選手なら、中澤彰太(静岡高→現早稲田大)を彷彿とさせる好打と俊足の持ち主です。「ヒットならいつでもOK」、そんなスタンスが伺える凄みのある選手でした。
 この前橋、実は本格的に野球を始めたのが中学生からと遅いのですが、父、祖父ともに名門・専修大で活躍したという野球サラブレッド。まさに今が伸び盛りの逸材です。
 望月俊治監督、本人ともに課題に挙げるのが低めの速い変化球への対応です。ワンバウンドになるような変化球に対し、手を出してしまうこともあるとか。来春以降、この前橋に対しては、マークがきつくなるのは間違いなし。このオフにどこまで実力を高めてくるのか。県上位クラスをピッチャーを打ち崩すことができれば本物でしょう。
 

1310272 第2試合、第3試合では、今後に期待したい右の本格派投手を見つけました。
 静岡北・平馬知哉(179cm67㎏、右投右打)は小さなテークバックから腕を大きく使って投げていきます。3回途中から登板し、4回は相手打者を力をねじ伏せる強気なピッチングを展開します。オッと思い、パンフレットを見ると、まだ1年生でビックリ。背番号は18です。全体的なバランスがよく、フォームがまとまっているだけに、ゆっくりと育ってほしいと感じました。
 清水桜が丘のエースナンバーを背負う内藤椋介(182cm79㎏、右投右打)はきれいなフォームに惹かれました。スローカーブで緩急を使えるのも大きな持ち味。こちらも長身で、時折見せる右打者へのインローは思わず打者のバットが止まってしまう快速球。このオフに下1310273半身を徹底的に鍛え上げ、体重が前に乗ってくるようになれば、もっと腕が振れてくるはず。来春、もう一度チェックしなければと思っています。(編集部・栗山)

<写真/上から前橋仙一(駿河総合)、平馬知哉(静岡北)、内藤椋介(清水桜が丘)>
 

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2013年10月24日 (木)

鈴木翔太、ドラフト1位でプロへ!

 本日のドラフト会議で聖隷クリストファーの鈴木翔太が中日ドラゴンズから1位指名を受けました。おめでとうございます!
1310242 個人的に、1年生の6月から今日まで追いかけ続けてきた選手なので、本当に僕も嬉しい限りです。
 本人のコメントなどは、明日の各新聞紙上で大きく掲載されると思いますので、ここでは今日の会見場の様子を少し紹介したいと思います。

 鈴木翔太が会見場に登場したのは16時30分を少し過ぎたあたり。椅子に座ると、本人はかなり緊張しているのか、笑顔が見えません。近くにいた鈴木洋佑監督から「翔太、硬いぞ!」と激が飛ぶほど(笑)。無理に顔を柔らかくしようと務めていました。

 会見場の後ろの大型スクリーンにドラフト会議の様子が映し出されると、徐々に場内にも緊張感が漂ってきます。いよいよドラフト会議へ。松井裕樹(桐光学園)、大瀬良大地(九州共立大)、石川歩(東京ガス)の抽選を経1310241て、外れ1位の指名に移ります。そして、「中日、鈴木翔太、聖隷クリストファー」と読み上げられると、会場は歓喜に包まれます。一気にカメラのフラッシュがたかれ、鈴木翔太にも喜びの表情が。
 本人がロビーに移り、そこで胴上げが行われると、盛り上がりが一気に頂点に達します。その後の記者会見では涙で言葉が詰まる場面も。そこは、鈴木監督と植竹和人部長がうまくフォローしていました。

 ついに、プロへ、しかも1位という最高の順位で。これから来年2月1日のキャンプインまで、本当に忙しくなると思いますが、とにかく故障なく、万全な状態でスタートをきってもらいたい。それだけを願っています!(編集部・栗山)

【その他、ドラフト指名を受けた静岡関連の選手】
★浦野博司(セガサミー/投手)→日本ハム2位 ※浜松工出身
★岩崎優(国士舘大/投手)→阪神6位 ※清水東出身
★藤井亮太(シティライト岡山/捕手)→ヤクルト6位 ※東海大海洋学部出身

<写真上/ドアラの人形を手に喜ぶ鈴木翔太>
<写真下/会見では嬉し涙も見せる>

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2013年10月16日 (水)

静岡硬式チームのナンバーワンは!?

 今週末から来春のセンバツ出場を目指し、秋季高校野球東海大会が始まりますが、静岡県内では中学野球の画期的な大会が行われます。

1310161_3 第1回静岡旗争奪静岡県中学生野球大会。硬式のリーグの中学県ナンバーワンチームを決める大会が開催されることになりました。昨今、他県ではこのようなリーグの垣根を越えた大会が盛んに行われているため、「いつか静岡でも」と思っていたところ、ついに今年、実現することになりました。

 今年はリトルシニアリーグ、ボーイズリーグ、ヤングリーグのすべてのチームが揃いませんでしたが、それでも計14チーム(エキシビション参加6チーム)が参加。草薙球場をメインに会場に、19日、20日の2日間に渡って熱戦が繰り広げられます。普段、戦いことがない相手だけに、選手にとっては大いに刺激になり、レベルアップにつながるはず。さらに、観戦する側にとっても、いち早く高校野球で活躍する選手をチェックできるチャンスです。『静岡高校野球』も徹底的に取材したいと思います。

※詳しい大会要項はこちらをご覧ください。
http://shizuoka-jr-youth-bbc.com/wp-content/themes/hermes/pdf/taikaiyoukou.pdf

<今大会の会長を務める船川誠氏(静岡ジュニアユースベースボール監督)>

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2013年10月 6日 (日)

練習試合 袋井vs清水西

★10月6日 練習試合 袋井グランド 晴

チーム
袋井 0 0 0 2 0 1 0 0 0 3
清水西 1 0 0 2 0 0 0 0 0 3

 昨年11月、「来年は山田(袋井)、丹甫(清水西)で投げ合って勝負しよう」と語りあった清水西・安井信太郎監督と袋井・世古雄馬監督。ようやく今日、実現しました!(昨年11月の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2012/11/post-a784.html

131005_2 身長184センチの長身右腕・山田真吾を見るのは、春季大会以来、約半年ぶりになります。春季大会は、雨の中で本来の投球ができずに敗退。その後も、ケガに苦しみ思うような結果が出ませんでした。それでも、昨秋にチェックした際に、その大器にほれ込んでいただけに、年内にもう一度、様子を伺う絶好の機会となりました。

 対する丹甫航也は、小柄ながら東海大翔洋中時代から期待された本格派右腕。今秋の中部大会の島田戦でホームに滑り込んだ際に、左手首を故障。その後の常葉学園橘、静清戦に欠場を余儀なくされただけに、その回復具合も気になりました。

 試合は、両チーム許らず、好ゲームとなりました。清水西が初回、山田の立ち上がりを攻め、1点を先制します。一方の袋井は4回、身長152センチの俊足バッター・久保田裕の絶妙なセーフティバントを足掛かりに2点を奪い逆転。その裏、清水西は「1番キャッチャー」の朝日遊太の2点タイムリーで再逆転しますが、6回に袋井は3番・大手陽のタイムリーで同点としました。

 1310052_3序盤は球が高めに浮いていた山田は、イニングを重ねるごとに、球威が増していく印象でした。しかも、走者が出ると、ギアが上がったかのように低めにオッと驚くような球がきます。
 5回の無死満塁のピンチをしのぐと、8回には朝日に対して変化球で追い込み、最後はストレートでズバッと空振り三振に。そして、9回にもランナーを三塁に背負いますが、サヨナラのピンチを三振で切り抜けました。味方のミスにも気持ちを切らさず、最後まで集中力を持続したのは見事でした。
 現時点ではフォームは荒削りだし、球速的にも130キロ前後か。でも、これだけの身長に肩関節の柔らかさがあり、腕の振りも速い。体が出来上がっていないのも魅力です。何か一つのきっかけで、とてつもないピッチャーに成長する可能性があるとみています。あくまで本人には、高校3年間という括りではなく、大学4年間という長いスパンで考えていってほしいと思います。
 指導する世古監督は「まだ本格的に投げ始めて1年足らず。今はとにかく9回を投げ切ること。そこからピッチャーとしていろいろと学んでほしい」とエースとしての期待をかけます。
 重要になってくる、このオフの過ごし方です。下半身の柔軟性を重点的に養い、一歩一歩、前進していってもらいたいです。131005_3

 また、故障上がりの丹甫も大崩することなく、3失点にまとめました。やはり、ショートをこなすだけあり、フィールディングの良さがピカイチでした。バント処理では打球に対して猛烈にダッシュすると、二塁に向かって素早いターン。あらためて、野球選手の能力の高さを感じました。

 待ちに待った、山田と丹甫の対決。今日は、引き分けとなったため、ぜひ2人の再戦は来春の県大会で見たいです。(編集部・栗山)

<写真上/粘り強い投球で3失点に抑えた山田真吾(袋井)>
<写真中/今秋の公式戦は2連敗。来春の巻き返しを狙う世古雄馬監督と袋井ナイン>
<写真下/主将・エースとして重責を担う丹甫航也(清水西)>

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