新人戦で早稲田大の静岡出身選手をチェック!
11月4日から3日間、神宮球場で東京六大学の新人戦が行われました。4日の早稲田大vs慶應義塾大のスタメンをチェックすると、1番ライトに中澤彰太(1年・静岡高出)、9番セカンドに川原孝太(2年・掛川西出)と静岡出身選手を2人発見。投手では伊東市出身の内田聖人(2年・早稲田実出)もいます。
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ということで、5日に早稲田大vs明治大の試合を見てきました。この日も1番ライト・中澤、9番セカンド・川原がスタメン出場。スコアボードに並んだ名前を見るだけで何だか嬉しくなりました。
試合は0-0で迎えた9回に、マウンドにいた内田が自らのミスなどからピンチを招き、明治大がサヨナラ勝利を決めました。残念ながら敗退した早稲田大ですが、川原が守備でいいところを見せてくれました。左右前後に軽快に動き、一・二塁間が狭い! 捕球して体勢を整えてから素早く正確に送球。掛川西時代は好守好打のショートとして鳴らしましたが、早稲田大では職人肌系選手になってくれそうです。打撃では9回に内野安打で出塁。走塁にもスピード感がありました。
中澤は残念ながら無安打に終わりましたが、試合後に少し話をしてきました。昨冬の「静岡を巣立つ高校球児」の取材以来だったので、久々でしたが、何やら雰囲気が変わったような…。
――お久しぶりです。ずいぶんスリムになったように見えるんですけど。
「練習がきつくて痩せました。食べる量は減ってないんですけど」
――大学には慣れましたか?
「やっと慣れてきました。早稲田に入ってよかったのは、周りにすごい人たちがいて、その人たちとプレーできること。それが一番ですね」
――10月12日の立教戦では初ホームランも打ちましたね。
「ホームランを打ったのは今秋初スタメンの試合でした。春に初めてスタメンだった日には高梨さん(雄平・3年)が完全試合を達成。持ってるとか言われました(笑)」
――それ以降、1番センターに定着して、コンスタントに打っていますね。今日(11月5日)は無安打でしたけど。
「リーグ戦から4連戦で疲れてました…。来春以降は完全にレギュラーに定着したいですね」
――8月に草薙球場で行われた東京六大学のオールスター戦では2打数2安打の活躍でした。
「六大学のスーパースターの中で、自分だけ1年生だったので、めちゃくちゃ緊張しました。静岡だったので、恥ずかしいところを見せられないっていう気持ちもあって。打ててよかったです」
――LINEなどで交流のある鈴木翔太(聖隷クリストファー)が中日に指名されましたね。
「ドラフト1位はすごいですよね。自分も何だか嬉しいです。頑張って、出てきてほしいですね」
今秋ベストナインを獲得した立教大の佐藤拓也(1年・浦和学院出)とどっちがいい成績を取れるか競い合っているという中澤。ぜひ当初の目標の三冠王を達成して、3年後にはプロに入ってほしいですね。やっぱり、静岡の野球ファンとしては、プロで鈴木翔太との再戦が見たい!
ちなみに、新人戦後は数日のオフだそうですが、「授業があるので、帰省はしません」とのこと。学業も頑張っているようです。早慶戦の感想については聞き忘れました…。
今秋は見に行けなかったのですが、東都大学リーグ1部校でも県出身選手が活躍していて、中央大では羽山弘起(3年・静岡商出)、小川拓真(2年・静岡高出)がレギュラーとして出場し、山田直(1年・静岡高出)も出場経験を重ねています。國學院大では平川真大(1年・静岡高出)も今秋リーグ戦初出場。レギュラーを目指し、頑張っています。
東都はつい2部ばかり行ってしまうのですが、来年は神宮で活躍する彼らの姿もこのブログなどでお伝えしていきたいと思います。久しぶりにブログ記事を書いたので緊張しました。(編集部H)
<写真/上から内田聖人、川原孝太打撃、川原孝太守備、中澤彰太(全員早稲田大)>
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