三菱重工横浜・野村亮介の取材に行きました!
先日、静清出身の野村亮介を取材しに、三菱重工横浜の金沢グランドにお邪魔してきました。いよいよ来年、高卒3年目となり、ドラフト解禁年を迎える野村。ただ、今年は故障もあり、本人も、大きな期待を寄せていた周囲にとっても満足いくものではなかったようです。ようやく最近調子が戻ってきたところだと松下安男監督に色々と話を聞いた後、ブルペンを覗かせてもらいました。
が…「え、これで不調!?」。写真撮影に来たはずが、カメラを構えるのも忘れて見入ってしまう始末でした。187センチの長身から球威あるストレートを低めに投げ込んだかと思えば、地面に突き刺さるようなキレのいいフォーク。高校時代に何度となく見た野村の投球ですが、迫力も球威もキレも記憶の中の野村を断然上回っています。いやいや、野球シーズンラストに非常にいいものを見せてもらいました。
何やら、この日は調子がよかったようで、受けた先輩捕手も監督に「今日はかなりよかった」と報告。野村本人も「納得とまではいかなくても、いい方だった」とのことで、そんな日に捕手真後ろの特等席から見ることができたのは幸運でした!
その後、野村本人に社会人に入ってからの話を雑談も交えつつ聞きました。給料をもらうようになったことで、買い物に行っても「ここで使ったらどうなるんだろう、給料日まであと何日だ?」と色々考えるようになったそう。金銭の管理などそれまでには縁のなかったことを学んでいくうちに、「今考えると、普通に親にお金をもらってたってことがすごいなって」と、家族への感謝の気持ちもより強くなったようです。
会社ではパソコンを使った業務をこなしているそうですが、周囲はほとんど大卒社員。そんな環境で仕事をしていることもあるのか、高校時代の朴訥な印象がずいぶん変わりました。失礼ながら、「しっかりしたね、大人になったね」と年寄りくさいことを本人に言ってしまうほど。チーム内でも一番年下で、真面目に練習や雑務をこなす性格もあり、先輩方にも可愛がられているようです。
ちなみに、今春には早稲田大とのオープン戦で、中澤彰太(静岡高出)と対戦。高校時代に対戦したことはなかったそうですが、「年下だし、打たれるのはちょっと嫌だな」と、かなり意識したそう。高校時代の女房役・加藤翔も見守る中、気合が入った投球を見せつけたようです。
この他、色々と話を聞いてきました。何の取材かということは来月まで内緒にさせて下さい。ただ、野村は来年、ケガさえなければ飛躍する! と実感できた取材でした。(編集部H)
<写真/明らかに高校時代より下半身もしっかりしたのが見て取れるのに、「体重は高校時代より減りました…なぜか」という野村亮介(三菱重工横浜)>
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