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2013年12月26日 (木)

早稲田大の勝又健太、川原孝太、中澤彰太に会ってきました!

 先週末から26日まで藤枝で早稲田大がキャンプを行いました。早稲田大といえば、静岡県出身選手も多いチーム。貴重な機会を逃すまじと、「静岡高校野球」編集部も藤枝へ急行しました。
Katsumata 今回話を聞かせてもらったのは、静岡の高校出身の3選手。まずは沼津東出身の3年生捕手・勝又健太から紹介したいと思います。沼津東といえば、「静岡高校野球2013-2014冬特別号」でも文武両道校として紹介した通り、県内でも屈指の進学校。勝又も難関の一般入試をくぐりぬけて、早稲田大に入学しました。高校時代にドラフト候補だったような選手が多く集まる早稲田大野球部の競争にくらいつき、今年の春・秋にはベンチ入り。ブルペンキャチャーとしてチームを支えました。現在は学生コーチも兼ねながら、最終学年でリーグ戦出場を目指す勝又にインタビューしました。

――どうして早稲田大を選んだんですか?
「高校に入った時から大学でやりたかったんです。レベルの高いところでやってみたいという希望がありました。その中でも、早稲田の野球部は一般入試からでも誰でも入部できるので、勉強をした上で野球をやるにはいいなと思いました」
Dsc_3484――早稲田の野球部はハイレベル。苦労も多かったのでは?
「高校では中心選手で、下積みがなかったから早稲田ではやっぱり苦労しました。技術もそれなりにやっているつもりでしたが、パワーも細かい技術もなかった。でも、最後までやり通そうという気持ちでしたね」
――そんな中でも、アピールしていきたい部分は?
「自信があるのは肩の強さです。でも、まだ正確性がないので、そこをこの冬鍛えていけたら。フットワークやキャッチングも磨いて肩を生かしていきたいです。キャッチャーが少ないので、長所を磨いて、短所をレベルアップして、リーグ戦に出場したいですね」
――キャッチャーとして受けて、印象に残っている投手はいますか?
「やっぱり有原(航平・3年)は球も速いし、コントロールもいい。変化球も多彩ですごいと思います。楽天に指名された横山さん(貴明・4年)もよくブルペンで受けさせてもらいました」
――卒業後の進路は?
「教員志望です。高校に入った時からそういう思いがありました。いつか、指導者として母校を甲子園に出せたら」

 最後に写真撮影をお願いすると、「慣れていないので…」と少し照れていた勝又。練習時間が短く、勉強も忙しい母校・沼津東の話題を振ると、「沼津東が他の高校に勝つには頭を使って、考える野球をやらないといけません」と後輩たちにメッセージ。早稲田でやり抜いて、静岡に教員として戻ってきてくれる日を待ってます!

 
 そして、新人戦後にも紹介したこの2人、掛川西出身の2年生・川原孝太と静岡高出身の1年生・中澤彰太新人戦で早稲田大の静岡出身選手をチェック!)。

Nakazawakawahara 川原は早稲田に行きたいとずっと思っていたわけではないとか。「佐藤先生(光・監督)と話して、“お前なら挑戦する価値がある”と言っていただいたので。大学でも野球はやるつもりだったので、挑戦してみようと。入ってからは戸惑いよりは単純にすごいな、勉強できるな、と思いました。今までと比にならないレベルでやっていたので。学ぶところがたくさんありました」。掛川西時代は遊撃手として鳴らしましたが、現在は二塁手。今回のキャンプでは二塁手出身の岡村猛監督とマンツーマンで特守に励むなど二塁手としての動きを基礎から叩き込まれています。「課題を一個一個クリアできるよう、やれることを精一杯やるのに一生懸命でした。中村さん(奨吾・3年)といういいお手本もいましたし。結果、ベンチに入れましたが、入ったり外れたりで出場機会がなかったので、使ってもらったら一発でアピールできるように準備しています」。岡村監督も「思考力がある」と評価する川原。この冬の成長に期待したいです。

 中澤は1年春からスタメンに抜擢され、岡村監督が「将来の中心選手に」と期待するほど。「今年1年、いい経験ができました。春は悔しかったり、辛い思いもしたけど、秋にはやっていけるなと自信がつきました」と言う通り、今秋は本塁打を記録し、そのままレギュラーに定着。「今後は全体的にレベルアップしたいですが、特にバッティングを頑張りたい。新チームになってから3番を任せられたので、技術よりもチャンスや勝負どころで打っていきたいです」。来年のドラフト候補・中村とは一緒に自主練もしているそうで、「自分もラストシーズンのつもりで頑張りますと中村さんには言っています」と、偉大な先輩とのラストイヤーに向けて気合は十分です。

 1年~3年まで静岡の高校出身の選手がいる早稲田大(静岡出身で言えば、もっといます!)。勝又が「静岡県民で早稲田を盛り上げられたら」と頼もしいことを言っていたので、来年も注目していきたいです!(「静岡高校野球」編集部)

<写真上・中/勝又健太>
<写真下/川原孝太(左)と中澤彰太(右)>

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