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2014年1月27日 (月)

静岡を巣立つ球児たち2013番外編~室内椋耶編・上

 昨年の人気連載(自称)が帰ってきました! 微妙に改題して、「静岡を巣立つ球児たち」となりましたが、内容は変わりません。編集部Hが、卒業後も野球を続けることが決まっている高校3年生たちに会いに行きます。
 今回は番外編。清水出身で、富士学苑(山梨)に進学した野球小僧・室内椋耶に話を聞いてきました。卒業後は関東学院大に進学する室内のインタビューを2回にわたってお届けします。

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静岡を巣立つ球児たち2013番外編~室内椋耶編・上

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2014年も自らの原点である清水庵原球場横のグランドで始動した室内椋耶

★意識が高かった少年時代
 清水に生まれた室内椋耶は幼い頃から、近所の清水庵原球場の横のグランドで父や祖父とキャッチボールをして遊んでいたという。本格的に野球を始めたのは小学2年の時。地元・清水の飯田リトルジャイアンツに入団した。室内の2つ上には野村亮介(静清→三菱重工横浜)が在籍していて、当時から飛び抜けた存在だったという。 その野村が投打にチームを引っ張り、好結果を収めていた。しかし、野村が卒団後、チームは勝ち星から遠ざかるようになり、雰囲気も野村がいた当時より緩くなった。
 真剣に野球に打ち込みたかった室内に、「こういうところもあるよ」と父が教えてくれたのが富士リトルだった。「初めて練習に参加した時、周りのレベルの高さに衝撃を受けたのを今でも覚えています。飛び抜けた選手がいるというよりは、一人一人の技術が高かった」。そして、小学5年の時に富士リトルに入団。土日はチームの練習に参加し、普段は清水庵原球場の横のグランドで父や祖父とキャッチボールなどを行う小学校時代だった。

★刺激的だった南関東選抜
 中学ではそのまま富士シニアへ入団。エースとして活躍し、南関東選抜にも選ばれた。南関東選抜として共に台湾遠征をしたメンバーには植草祐太(桐光学園)、高島翔太(常総学院)、服部創太(東海大相模)、小野遼久(横浜高)、関口明大(花咲徳栄)ら後に強豪校で主力として活躍する選手たちや、静岡県出身選手も選抜チームのエース格だった水野匡貴(静岡高)を中心に、鈴木亮(静岡高)、松井和輝(藤枝明誠)、竹村哲郎(飛龍)、今村拓(日大三島)らそうそうたるメンバーが揃っていた。「メンバーがメンバーだったので、刺激受けっぱなしでしたね。遠征の最中もそうですけど、高校に進学してから、他の選手の活躍を聞くたびにすごい刺激になりました」。全国大会に縁がなかった室内にとって、全国レベルに触れた貴重な経験になった。

★監督に惚れて富士学苑へ
 高校進学の際には当然、県内の多くの高校から誘われた。室内自身、県内で進学するか、最後まで悩んでいたという。それでも山梨の富士学苑に進学を決めたのは、「上野貴士という男に惚れて。この監督の下でやりたいなと思いました」と語る。富士学苑の監督・上野貴士氏は高校時代、横浜高で内野手として活躍し、甲子園優勝を経験。ドラフトで指名を受けるも、プロ入りはせず、指導者として横浜高のコーチ、監督を務め、平塚学園の監督に就任。平塚学園を甲子園に出場する強豪チームに育て上げ、その手腕を買われて2010年に富士学苑の監督となっていた。
 室内が近隣の高校に進学しようかと決めかけていた頃、上野監督と交流がある富士シニアの関係者に勧められて、富士学苑を見学。「色々お話させていただいたら、考え方とか指導方針とか人間性に魅力を感じました。野球を知り尽くしてますし、実績もありますし。ここに決めようかなと」。富士学苑が前年、山梨県大会で準優勝していて、甲子園に近かったこと、野手として誘われていた県内校と違い、投手として誘ってくれたことなど、他にも理由はあったが、一番の理由は上野監督の人柄に惚れ込んだからだった。

★高校野球デビュー、高橋周平のインパクト
Img_9381 富士学苑に入学後、室内のデビューは早かった。練習試合を経験することなく、いきなり春季山梨県大会初戦で代打として起用された。そして、2回戦では5番レフトでスタメン出場。「全くわからない中で、キョロキョロしてるうちに始まってしまったというか。でも1年春で自分の思っていた高校野球というか、理想と現実との違い、厳しさを痛感しました」。中学時代に空振りを取れた球が高校では打たれてしまう。壁にぶつかりながらも、球威で通用しないなら制球を磨こうと前向きに練習に取り組んだ。
 1年夏の山梨県大会で富士学苑の初戦の相手は優勝候補と目されていた東海大甲府だった。ドラフトの目玉と言われていた高橋周平(現中日)を擁し、1年には渡邉諒(現日本ハム)も在籍。富士学苑も健闘したが、1-3で敗退。出番のなかった室内は、ベンチから試合を見つめていた。そして敗北の悔しさと同時に、衝撃も受けた。「高校3年間で色々な強豪校とも練習試合をさせてもらった中で、高橋さんが一番すごかったです。オーラもありましたし、体つきも全然違いましたし、存在感が違うなっていうのがありました」。高橋の印象を語る時、室内は「なんて言ったらいいんだろう」と表現に悩んだ。言葉では言い表せないほど鮮烈な存在感が脳裏に刻まれた。

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「静岡を巣立つ球児たち2013番外編~室内椋耶編・下」は近日アップします!(編集部H)

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