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2014年6月

2014年6月30日 (月)

練習試合 常葉菊川vs静岡高(B戦)

 昨日、常葉菊川グランドで、常葉菊川vs静岡高の練習試合を観戦してきました。こちらいわゆるB戦で、Aチームは静岡高が県岐阜商、常葉菊川が慶應義塾と練習試合を行っていたそう。とはいえ、この両チームですからB戦でも面白いんです!

Ueda 私が特に気になったのは、1試合目に先発した常葉菊川の植田蒼。2年生の左腕で、見るのは初めてでした。167センチと小柄ですが、緩いボールの使い方が非常に上手く、ストレートもその球速差で生きています。静岡高の4番を張っていた水口弥(1年)も緩いボールに突っ込んで空振り三振をしたり、ひっかけたりと完全に植田の手の平で転がされていましたね。植田は春季県大会ではメンバー入りしていた投手。1年生左腕の栗原健などイキのいい投手も出てきていますが、夏に出番があるのか気になります。
 また遊撃手の岡本元希(2年)も名前の通り、元気があって動きが良く、声の出る選手。グラブさばきや、送球の安定感はさすが森下知幸監督のノックに鍛えられている選手です。こんなに上手な選手がB戦で見られるんですから、来た甲斐がありました。

 対する静岡高ですが、私の大好きな水口は前述の通りで活躍を見ることはできませんでした(2試合目途中でグランドを後にしたのでそれ以降活躍していたらすみません!)。打席での雰囲気や、レフトの守備位置についている時の存在感はやっぱり抜群なんですけど…。それにしても、静岡高は1年生が半分以上のBチームとは思えないぐらいガタイが良くて相変わらず驚きます。三瓶慎也鈴木嘉基の1年生三遊間は信頼できそうでしたし、さすが中学時代から経験豊富な選手たちです。

 ちなみに1試合目は5-1で常葉菊川が勝利しました。(編集部H)

<写真>植田蒼(常葉菊川)

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2014年6月29日 (日)

浜松ケイ・スポーツBCがクラブ選手権本大会へ!

★6月29日 第39回クラブ選手権東海2次予選 岡崎市民球場 晴

   チーム
エディオン 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
浜松ケイ・スポーツ 0 0 1 0 0 0 0 1 × 2

06291

 本日、第39回クラブ選手権東海2次予選が行われ、浜松ケイ・スポーツBCが2年ぶり7回目の本大会出場を決めました。

 浜松ケイ・スポーツBCは代表決定戦となった第3試合で強豪・エディオン愛工大OB BLITZと対戦。この試合、掛川工出身の伊藤巧(174cm70kg、右投右打)が圧巻のピッチングを見せました。

 序盤から140キロ前後のストレートを武器に、右打者の内角にグイグイと攻め込むダイナミックなピッチングを展開。上から投げ下ろすので、身長174センチ以上に角度を感じます。中盤以降、相手打者にとらえられランナーを背負うものの、ココという場面ではイキのいいストレートをズバッと投げ込んで得点を与えません。終盤でも、コンスタントに130キロ台後半をマーク。最後の打者からも三振を奪い、見事に完封しました。

 伊藤は6月の都市対抗予選でも、三菱自動車岡崎相手に3失点完投勝利。企業チーム相手に大金星の立役者となりました。ぜひ9月の全国大会でアピールしてプロを狙ってほしい存在。隠し玉として可能性はあると思います。

06292 打線では磐田西時代から注目していた、丸山凱(179cm66kg、右投右打)が3番セカンドで出場。8回の第4打席で、左中間を破る三塁打を放ち、貴重な追加点の足がかりを作りました。高校時代より、体は一回り大きくなり、持ち前のしなやかなスイングにパワーが加わっています。高校卒3年の若手。こちらも西武ドームで大いにアピールしてほしいです。(編集部・栗山)

<写真上/今大会の優秀選手賞を受賞した伊藤巧(浜松ケイ・スポーツBC)>
<写真下/セカンドの守備も確実にこなす丸山凱(浜松ケイ・スポーツBC)>

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2014年6月23日 (月)

「静岡高校野球2014」訂正のお知らせ

 発売日を明日に控えた『静岡高校野球2014』ですが、訂正のお知らせです。P18の1年生ページで紹介している須永湧大選手(静岡商)の身長と体重に誤植がありました。

誤 186cm80kg

正 168cm60kg

 です。大変申し訳ありません。須永は伊豆ボーイズ出身で、堅実な守備に定評があり、夏からのベンチ入りが期待されている注目1年生です。お手元に本がある方、購入予定の方は訂正をお願いします。(「静岡高校野球」編集部)

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2014年6月22日 (日)

東海地区大学連盟のチャンピオンシップトーナメントが開幕!&栗田都弘に話を聞いてきました

 昨日21日から東海地区大学連盟のチャンピオンシップトーナメントが始まりました。東海地区大学連盟に所属する静岡学生リーグ、岐阜学生リーグ、三重学生リーグの3リーグが合同で、さらに部員数が多い大学はA・Bに分かれて出場します。なので、合計28チームで東海地区大学連盟のチャンピオンを争うという一大イベント! 控え選手の出場機会を増やすという側面もあるので、普段のリーグ戦とは違う面子での試合が見られるのも魅力です。

  昨日、私は松前球場に行ってきました。結果は朝日大A3-2東海大海洋学部A(9回サヨナラ)、岐阜大3-1静岡産業大Aということで、静岡のチームはどちらも岐阜にやられてしまいました…。サヨナラ勝ちを収めた朝日大Aですが、2-2で迎えた9回に四球で出塁して、サヨナラのホームを踏んだのは2年生の栗田都弘。常葉菊川の主将だった栗田です。静岡学生リーグのチームを応援したいところですが、このリーグはそこら中に静岡関連選手がいるので、その選手たちにも頑張ってほしいというところが悩ましい部分ですね。ということで、今回は栗田に話を聞いてきました。

Dsc_0023―― 3番センターでスタメン出場しましたが、今日の試合はどうでしたか?
最初はチャンスで一本が出なかったのですが、気持ちを切らさずにできたことが9回に、四球を選べたことにつながったと思います。周りが色々声もかけてくれましたし、みんなのおかげですね。
―― 新人戦でもMVPを取る活躍をしたそうですね。
それも最初の方の試合ではあまり結果が出なくて。最後に打てたことが、そういう賞もいただけることにつながったというか。それもやっぱり周りのおかげだと思います。
―― 今年は稲垣吉紳、大西優輝と常葉菊川の後輩たちも入ってきましたね。
それぞれ個性的な選手なので(笑)。でも2人とも力はあるし、大西は春にレギュラーを取りました。大西は大学から二塁を守り始めて、できる限り二塁でノックを受けるようにしたり、努力をしてリーグ戦の最後の方ではいいプレーも出るようになってきました。僕も大西に負けていられないなと思っています。
―― 秋はやっぱりレギュラー奪取が目標ですか?
はい。センターか、ライトか。レギュラーになって、チームの勝利に貢献することが目標です。
―― もうすぐ高校野球の夏の大会も開幕します。今年の常葉菊川はどうでしょう。
秋と春にはあまり結果が出ませんでしたが、桒原樹や前川直哉を始め、力のある選手は揃っています。この時期にあと一頑張りして、森下知幸監督を信じてついていけば、一つ上の代以上の結果も出せると思います。頑張ってほしいですね。

 常葉菊川時代と変わらず、外野から声を張り上げる栗田。たまにクスッと笑いたくなる内容が混じるのも高校時代と変わりませんでした。秋はレギュラーとして、大西と朝日大のセンターラインを固めてほしいところです。

Dsc_0015 ちなみに、東海大海洋学部も朝日大も公式戦ユニフォームではないので、グランドにいる選手たちを見た時に一瞬、どこのチームの試合を見に来たのかわからなくなりました。東海大海洋学部で印象に残ったのは、先発して5回1失点に抑えた今村亮(2年・市立沼津出)。あまり好調ではないように見えましたが、腕は振れていました。三振を取れるのが魅力なので、低めに集まるようになればリーグ戦でも活躍できるかと思います。兄を見ると見たくなるのが弟・拓(日大国際関係学部1年)。あのスライダーを見に、近々そちらにも行きたいところです。(編集部H)

★東海地区大学野球連盟公式HP
http://tokaibbl.com/
チャンピオンシップトーナメントの組み合わせ、結果はこちらからどうぞ!

<写真・上>栗田都弘(朝日大)
<写真・下>今村亮(東海大海洋学部)

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2014年6月18日 (水)

『静岡高校野球2014』内容のご紹介&目次画像

 『静岡高校野球2014』、発売日の24日まで1週間を切りました!(amazonはおそらく27日ぐらいから) 明後日には編集部にも刷り上がった本が到着する予定です。
 そこで今日は、主な内容のご紹介をしたいと思います。

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静岡高校野球2014

2014年注目選手名鑑100
…毎年恒例100人名鑑、展望、1年生特集などなど

注目選手に聞く!  10の質問
藤井裕太(下田)/中泉圭祐(日大三島)/鈴木悠矢(富士市立)/中村駿之介(東海大翔洋)/前橋仙一(駿河総合)/後藤黛(横須賀)

流しのブルペンキャッチャー・安倍昌彦が受け比べ! 御殿場西ー磐田東/國松歩(静岡商)インタビュー/桒原兄弟

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<特集 東部の逆襲>
特別インタビュー 堀井哲也(JR東日本監督)
「原点は韮高時代の悔しさにあり」

富士宮北旋風を巻き起こした伝説のサウスポー
佐野雄大の夏
「962球とホームスチール」

南伊豆が育んだ最速146キロ右腕
旅する球児・菊江龍(朝日大)

Kボール/注目チームレポート伊東商・飛龍・富士/なぜ東部は甲子園から遠ざかったのか(座談会)
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横須賀×藤枝明誠/静岡中学野球通信/注目野球オヤジに聞く! 5の質問/恒例進路リストなどなど

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2014 ここまで書いておいて何なんですが、横の目次ページの画像を見てもらった方が早いですね。こんな内容になっております。静岡の高校野球ファンである自分たちが、会いたい人に会って、読みたいページを作りました。
 ページ数は昨年と同じく60ページ、価格は600円です。今年は調子に乗って多めに刷ったので、静岡県内であれば、書店で発見することに苦労はないかと思います。(「静岡高校野球」編集部)

★「静岡高校野球2014」
http://www.amazon.co.jp/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%832014-%E3%80%8C%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E3%80%8D%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4990644638/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1401328717&sr=1-1

<販売問い合わせ先>
しずおかオンライン(電話 054-275-3335/FAX 054-275-1301)

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2014年6月11日 (水)

鈴木翔太、浜松凱旋登板に向けて最終調整

 本日、中日・鈴木翔太がウエスタンリーグの阪神戦で先発しました。来週の浜松凱旋に向けて最終テストということで、僕もナゴヤ球場まで行ってきました。

 試合前、ベンチ前でキャッチャーと少し長い距離でキャッチボールを行っていました。その姿を見てビックリ。躍動感があって、腕がしなやかに振れる。相手のキャッチャーミットに向かい、ストレートがグングン伸びていくのです。その姿に、あらためて惚れ直したほどです。

06111_2

 そんないい状態のまま、マウンドに上がると、初回は無失点。先頭の荒木郁也に安打を許したものの、後続を抑えます。ストレートは138キロをマークし、4番・陽川尚将に対してフォークで空振り三振。これまで幾度となく鈴木翔のピッチングを見てきましたが、今日が最高の出来ではないかと思うほど、持ち味のキレが素晴らしかったです。
 ところが3回、突如、崩れます。1死後、ピッチャーの歳内宏明に二塁打を打たれ、そこから満塁のピンチを作り、3番・伊藤隼太に2点タイムリーを浴びます。さらに、押し出し四球でこの回計3失点。1イニングで4四球と、制球力のいい鈴木翔では考えられないミスでした。明らかなボールというよりも、ボール1個または半個分、外れているかどうかの世界。プロのストライクゾーンの厳しさを見させられました。
 それでも、4、5回は無失点に抑え、5回3失点でマウンドを降りました。

 試合後のインタビューで鈴木翔は「マウンドに上がったら、ボールが浮ついて、おかしいなと感じていました。腕の振りも鈍かったし、無駄なフォアボールも多い。今日は全体的に良くなかったです」とコメント。先輩・吉見一起からは「相手バッターではなく、自分と戦っているのではないか」と指摘されたそうで、本人も「今後は気持ちの部分をしっかりやっていきたい」と前を向いていました。
 フォーム的には前回、観戦したときに気になった高校時代よりも重心が低くなっている部分について本人はこんなことを言っていました。
「今は、右膝で地面を擦るくらいのイメージで投げています。今日の4、5回はそこを意識したら、低めに決まるようになりました」

 来週17日(火)の浜松球場での凱旋登板はどうなるのか今のところ分かりませんが、この日の投球の見る限り、少し早いのではないかと感じています。上記のようにフォームが完全に固まっていないし、ストレートのスピードも130キロ台前半だったりとバラバラ。あと1年、いや2年待ってもいいのではないでしょうか。もっともっと大きくなって、球界を背負ってもらわなければいけない投手です。試合前の投球練習のようなボールが常時いくように、焦らず、じっくりと。まずはファームでの1勝を目指して頑張ってほしいです!(編集部・栗山)

<写真/3回以外は無失点に抑えた鈴木翔太(中日)>
 

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2014年6月 4日 (水)

『静岡高校野球2014』表紙が完成しました!

2014 6月24日発売予定の『静岡高校野球2014』の表紙がついに完成しました! 昨年同様、東京と磐田に事務所を置く、「TwoThree」(http://www.two-three.com/)さんにデザインをお願いしたので、表紙はかっこいいです。

 今年の特集は「東部の逆襲」。すごくタイムリーな特集のようですが、半年以上前から動いていたので、日大三島の快進撃とは特に関係ありません。運がよかったんでしょうか…。ちなみに、日大三島では毎年恒例(?)「注目選手に聞く! 10の質問」で主砲・中泉圭祐に登場してもらいました。
 基本的に、「自分たちが読みたい本」というコンセプトで作っているので、今年は特にコアな内容になっているかもしれません。県内の方はぜひ、書店で中身をチラ見することをお勧めします。
 県外の方は、amazonのみの発売になるので、立ち読みで中身確認ができないのが申し訳ないのですが、100人名鑑や、1年生特集などは例年通りか、例年以上に充実しているつもりですので、よろしくお願いします。amazonでは県内の書店の発売日より遅れて、おそらく27日頃の発売になると思います。

★amazon『静岡高校野球2014』
http://www.amazon.co.jp/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%832014-%E3%80%8C%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E3%80%8D%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8/dp/4990644638/

<販売問い合わせ>
しずおかオンライン
電話 054-275-3335/FAX 054-275-1301
http://www.esz.co.jp/

 県内の販売は冬号と同じくしずおかオンラインさんに委託しています。お問い合わせはしずおかオンラインさんにお願いします。編集部では販売書店をお知らせすることができません。それでは、編集作業に戻ります!(『静岡高校野球』編集部)

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