★7月6日 東海地区チャンピオンシップトーナメント準決勝 朝日大グランド
チーム |
一 |
二 |
三 |
四 |
五 |
六 |
七 |
八 |
九 |
計 |
朝日大B |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
静岡大 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
1× |
2 |
★7月6日 東海地区チャンピオンシップトーナメント決勝 朝日大グランド
チーム |
一 |
二 |
三 |
四 |
五 |
六 |
七 |
八 |
九 |
十 |
計 |
静岡大 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
1 |
0 |
0 |
1 |
1 |
4 |
中部学院大B |
0 |
0 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
先月21日から開催されていた東海地区チャンピオンシップトーナメント。東海地区大学連盟に所属する静岡学生リーグ、岐阜学生リーグ、三重学生リーグの3リーグが合同で、さらに部員数が多い大学はA・Bに分かれて出場します。合計28チームで東海地区大学連盟のチャンピオンを争うという一大イベントです。(東海地区大学連盟のチャンピオンシップトーナメントが開幕!&栗田都弘に話を聞いてきました)
今月6日についに準決勝、決勝を迎えました。ベスト4に残った静岡のチームは静岡大のみ。その他の3チームは朝日大B、中部学院大B、岐阜聖徳学園大Bと岐阜勢が占めました。
第1試合は中部学院大Bが岐阜聖徳学園大Bを下し、いよいよ第2試合では静岡大が朝日大Bと対戦。静岡大は4年生が引退し、打線に春の中心選手たちはいないものの、かなり“ガチ”な面子。先発マウンドに上がったのも、エース・森田雄大(3年)でした。森田は2回に久保山太奨に一発を打たれたものの、思い切りのいい投球で5回1失点と好投します。しかし、朝日大先発の須藤有哉の前に打線は抑え込まれ、6回まで塁に出ることすらできず。これは厳しい…と思いきや、7回に4連打で同点に。そして9回には相手のミスから2死一、三塁のチャンスを作ると田代啓太(3年)が三塁線を破るタイムリーを放ちサヨナラ勝利! 今の静岡大の勢いを感じる展開でした。
30分ほど挟み、始まった決勝戦の相手は中部学院大B。静岡大は3回に3ランを喰らい、3点を追う展開に。5回、6回と1点ずつを返し、3-2で9回を迎えたものの、あっさり2死走者なしになってしまいます。さすがの静岡大もここまでかと思った瞬間、1番の山本大貴(3年)が安打で出塁すると、続く菅原嘉泰(3年)は四球を選びチャンスメイク。そして多湖裕輔(2年)にレフト線へのタイムリーが飛び出し同点に。神がかり的です。その裏を6回からマウンドに上がっていた加藤大智(3年)が抑え、10回からタイブレークに突入。こうなると、もう負ける気はしないんですよね。何なんですかね、この雰囲気は。
1死満塁から始まるタイブレークで、静岡大は9回に同点タイムリーを放った多湖を打席に送ります。そして期待通り、多湖が三遊間を破るタイムリーを放ち1点を勝ち越したものの、後続が続かず1点止まり。本来、1点差なんてタイブレークでは簡単に追いつかれたり、ひっくり返される点差です。外野フライでも同点ですし。でも、加藤なら絶対に抑えてくれるという信頼感・安心感があるんですよね。闘志が表に出るタイプではなく、どんな時も淡々と投げる投手ですが、そこがピンチの場面では周囲にも過度な緊張を与えずに、プレーさせてくれる気がします。制球力もありますが、多少甘くなっても打ち取れたり、空振りを奪えるのはマウンドで打者をしっかり見下ろせているからかもしれません。
ということで、10回裏は勝利を確信して観戦していました。そして加藤がびしっと締めて静岡大が優勝。昨年もこの大会を制しているので、連覇ということになりました。東海地区大学春季選手権に引き続きの優勝ですが、打線はメンバーが入れ替わっているので立派な結果です。
秋の静岡学生リーグは森田、加藤と春優勝の立役者となった投手たちを中心に戦うことになると思いますが、この日最優秀選手に選ばれた多湖(足もなかなか!)、第1試合でサヨナラタイムリーを放った田代らが打線を活性化してくれそうです。秋の静岡大も大注目! …でも、正直、国立大が優勝候補では他の大学にとってちょっと情けないところも。秋はリーグ戦がもっともっと盛り上がってほしいですね。個人的には、日大国際関係学部のエース・青山和樹(3年)の復調に期待しています。(編集部H)
<写真上/表彰式での静岡大選手たち>
<写真中/準決勝でサヨナラタイムリーを放った田代啓太(静岡大)>
<写真下/大学選手権の時の写真ですが…最優秀選手に選ばれた多湖裕輔(静岡大)>
<写真一番下/中部学院大では飛龍出身の長田貴史が出てました(奥村拓史も代打で登場)>