秋季東部地区大会3日目(8月16日)~裾野球場レポート
<裾野球場>
御殿場西 16-6 沼津高専(6回コールド)
伊東商 9-2 小山(8回コールド)
三島南 11-4 富士宮西(7回コールド)
この日、注目したのは第2試合で登場した伊東商・稲葉健太(175cm70cm、右投左打)です。夏前から「伊東商にいいキャッチャーがいる」という情報を耳にしていたので、どうしても見ておきたい選手でした。
まず、稲葉の魅力は守備です。なかでもキャッチング技術が出色。ショートバウンドに対し、ボールがグラブに吸い込まれるような感じ。これだけピシャリと捕ってもらえれば、ピッチャーも思い切って腕を振って投げることができるはずです。さらに、肩の強さも光ります。体勢が悪くても二塁へストライクスロー。この時期に、ここまで精度の高いキャッチャーはなかなか見ることができません。
この日は打っても第2打席にセンター前安打。第3打席ではレフト方向へツーベース。バットが内からコンパクトに出てきます。
中学時代まではショートを守っていたという稲葉。増井裕哉監督の勧めで捕手に転向したそうです。「彼の良さは会話ができること。僕もキャッチャー出身でしたから、彼なら務まると思いました」と、増井監督はその人間性を高く評価していました。
県内の新チームで注目キャッチャーと言えば、まず堀内謙伍(静岡高)の名前が挙がりますが、稲葉もそこに近づくレベルだと感じました。
第1試合では御殿場西が登場。御殿場西は夏まで3年生主体のチームだっただけに、新チームは選手がガラリと代わっていました。そんな中、鈴木久監督が「高校通算50本、60本打つ可能性がある」と期待するのが4番の渡邉開登です。
見るからにパワーがありそうな胸板の分厚さ。この日はフルスイングからの鋭い打球でセンター方向へ3安打を放つ活躍。今後が楽しみなスラッガーを見つけました!(編集部・栗山)
<写真・上/稲葉健太(伊東商)>
<写真・下/渡邉開登(御殿場西)>
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