秋季中部地区大会6日目(8月24日)~清水庵原球場レポート
<清水庵原球場>
清水東 5-0 金谷
藤枝北 5-4 静岡東(サヨナラ)
清水桜が丘 5-4 川根(延長10回サヨナラ)
第3試合では川根と清水桜が丘が対戦。この試合、清水桜が丘を苦しめたのは川根のエース・澤谷大晟でした。5回まで1失点に抑える好投。重量感のあるストレートを低めに集め、フライでのアウトが多いのが特徴です。
6、7回に1点ずつ失点するも、気迫を前面に出し、右打者の内角に強気に攻めていきます。すると8回、澤谷自らレフトオーバーの二塁打を放つなど打線が奮起。一挙4点を奪い、逆転に成功します。しかし、その裏、ピンチを迎えた場面で降板。チームは延長の末に敗退も大きな自信になったはずです。
清水桜が丘では、ショート・花田卓、ライト・高山幸也の1年生コンビのプレーに目を見張るものがありました。
まず花田は試合前のシートノックで惹かれました。打球に追いつくまでにスピードがあり、卓越したグラブさばきも光ります。見るからにセンスを感じるタイプと言えるでしょう。この日は打つ方でも3安打の活躍。シュアな打撃に、全身のバネが伺える軽やかなランニングも持ち合わせています。この才能を生かすも殺すも、今後の本人の努力次第。大いに成長を期待しています。 一方の高山は興津中時代、静岡選抜候補にも選ばれた注目株。この日は第3打席で三塁強襲のヒット、第4打席ではレフトオーバーの二塁打、何と言ってもスイングスピードが速いです。守っても、「あ~抜けたかな」という打球を2球ほど難なくキャッチ。野球に対する勘が良く、こういう選手がいると、チームは本当に助かると思います。
清水桜が丘は、上記の2人以外にもセカンド・鈴木快斗、先発投手・池ヶ谷祐希が1年生。若いチームだけに、試合を重ねれば、重ねるほど、経験値が上がっていきます。今後、どこまで勝ち上がるのか見守っていきたいです!(編集部・栗山)
<写真・上/澤谷大晟(川根)>
<写真・中/花田卓(清水桜が丘)>
<写真・下/高山幸也(清水桜が丘)>
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