JABA高山大会 静岡大vs東海理化
★8月20日 JABA高山大会 サンスポーツランドふるかわ野球場
一 | 二 | 三 | 四 | 五 | 六 | 七 | 八 | 計 | |
静岡大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
東海理化 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | 2x | 8 |
8月18日から21日まで岐阜でJABA高山大会が行われました。社会人と大学、合わせて8チームが出場。東海地区の静岡リーグ、岐阜リーグ、三重リーグから春季リーグ優勝校が参加するということで、静岡リーグは静岡大が参戦しました。
静岡大は初日に中京学院大と対戦し、7-1で敗戦。2日目はジェイプロジェクトを相手に、4-2と善戦したものの敗北を喫しました。そして3日目の20日に対戦したのが東海理化。東海理化はすでに決勝戦進出が決まっていたので、若手中心のラインナップでした。
静岡大も一つは勝って静岡に戻りたいところでしたが、4回、5回に3点ずつ失い、6回に1点を返したものの、8回裏にさらに1点を追加されてしまいます。6点差がつき、あと1点でコールドという場面で、東海理化が代打に送り出したのは井貝星良。その井貝が当然のようにタイムリーを放ち、8-1(8回コールド)で試合終了。この場面はさすが井貝としか言いようがなかったですね。井貝は東海理化の主力でキャプテンとはいえ、高卒4年目の選手なので、大学4年生と同じ年齢ですが…。
ただ、静岡大も7安打を記録し、何度もチャンスは作りました。4番の渡辺駿(2年)は2回に初球の変化球を引っ張り、ライトへの二塁打を打つと、6回には2死二塁からライト前タイムリー。打線は秋に向けて楽しみだと思いました。
問題は守備。社会人チームと比べるのは酷ですが、単純なミスが多かったのは残念です。先発の加藤大智(3年)は球が走っていて、3回までは無失点。しかし、4回にエラーが重なり3点を失うと、5回には3巡目に突入した東海理化打線に捕まりさらに3失点。6回を投げ、6点を失ったことになりますが、奪った三振も6。力は出し切ったと思います。試合後に高山慎弘コーチに話を聞くと、「序盤は空振りが取れていたボールが、二回り、三回りするうちに対応されるようになった。やっぱり社会人はすごいですね。ただ、エラーがなければ、もう少し勝負できていたと思うんですが…」と残念そうな表情。防げないエラーではなかったので、今後課題として取り組んでいってほしいです。
その守備で期待したいのは6回裏からセンターに入った1年の宮坂亮祐。1年ちょっと前は韮山で活躍していた選手です。8回に打席も回ってきましたが残念ながら見逃し三振。部内での競争が激しくなるのは、観戦者には大歓迎です!
ちなみに東海理化の先発は東海大翔洋出身の小島宏祐でした。4回を投げ、4安打無失点でしたが、好調とは言い難い状態。まもなく始まる日本選手権東海予選に向けて、調子を上げてほしいところです。
この日の2試合目はジェイプロジェクトが登場。7番DHで大田圭利伊(菊川南陵出)、9番ライトで西川清太郎(富士市立出)がスタメン出場しました。社会人では出場機会も限られる高卒ルーキーたち。大田は相変わらず迫力がありましたし、西川は誰よりも真剣な表情で、力いっぱいプレーしていました。安打を打った西川が、ベンチで先輩たちに祝福を受けている様子を見て、可愛がられていることがわかりました。富士市立で心身を鍛えられた選手ですから、社会人としての挨拶や礼儀は入社前から叩き込まれていたでしょうね。(編集部H)
<写真/上から渡辺駿、加藤大智(ともに静岡大)、小島宏祐(東海理化)、大田圭利伊、西川清太郎(ともにジェイプロジェクト)>
■静岡大 | ■東海理化 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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投手:加藤-山口 | 投手:小島‐森口‐粉川 |
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