秋季中部地区大会3日目(8月15日)~草薙球場レポート
今日は草薙球場へ。昨日、雨の影響で中止となった2試合が行われました。
<草薙球場>
科学技術 11-7 相良
静岡学園 9-1 清流館(7回コールド)
この日、もっとも楽しみにしていたのが相良・松本司(178cm70kg、右投右打)でした。先月、森田圭の取材で相良に伺った際、ブルペンで森田の横で質のいいストレートを投げ込んでいたのが松本でした。
昨日はノーゲームとなりましたが、雨の中、5回を無失点に抑え、草薙球場のスピードガンで130キロをマークしたとのこと。期待が高まりました。
相良の先発は西尾祥(175cm65kg、右投左打)。しかし、その西尾が立ち上がり、科学技術打線につかまると、すかさず松本がマウンドに上がります。 ところが、松本も相手に傾いた流れを食い止めることができず、失点を重ねます。2回以降も四球を与えてタイムリーを浴びるという悪循環から立ち直ることができず降板。宮内雄彦監督も「今日は良くなかった」という出来でした。
ただ、フォーム的には魅力がたっぷりあります。肩・ヒジが柔らかく、腕がしなってくる、いわゆる正統派。本格的にピッチャーになったのが高校からという発展途上なところも魅力です。
「小笠浜岡シニアのときはレフトの控えで目立った存在ではなかったようです。入学したとき、身長が170センチくらいでしたし。高校に入ってきてから体がグッと大きくなりました」(宮内監督)
素材の良さは確か。今のフォームのままで、体を大きくしていけば、来夏までに140キロ到達も十分にあると思います。
一方、科学技術では先発の中野秀彦(172cm64kg、右投右打)が好投を見せました。初回はストライクをとるのに苦労していましたが、2回以降は別人のようなピッチング。スライダーを武器に、低めを丁寧に突いていきました。
安倍川中時代は主将としてチームを牽引した中野。(チームメイトには静岡高で活躍する安本竜二もいたそうです!)今日は安打こそ出ませんでしたが、シャープなスイングも持ち味。センス溢れる好選手でした。
第2試合は静岡学園が清流館にコールド勝ちし、2回戦に駒を進めました。 静岡学園では1番ショートの塚本就介(167cm59kg、右投左打)の活躍が光りました。今夏は1年生ながらスタメンに名を連ねただけあり、動きに落ち着きがあります。第1打席は四球を選び、一挙6点というビックイニングの足がかりを作ります。再び初回に周ってきた第2打席ではライト前安打を放つと、ライトがサードに返球する間に二塁に進む好走塁。守っては4回に三遊間の難しい打球をダイビングキャッチし、打者走者をアウトにするというスーパープレーを見せてくれました。走攻守、すべてにおいてスピード感のあるプレーぶりに魅了されました。(編集部・栗山)
<写真・上/松本司(相良)>
<写真・中/中野秀彦(科学技術)>
<写真・下/塚本就介(静岡学園)>
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コメント
科学技術の中野くんは、春季の静高戦で投げましたのでこれが公式戦初ではないですよ。
投稿: YH | 2014年8月16日 (土) 00時25分
ご指摘、ありがとうございます。修正しました。今後ともよろしくお願いします。
投稿: | 2014年8月17日 (日) 20時22分