秋季西部地区大会開幕!(8月14日)~浜北球場レポート
今日から西部と中部では秋季地区大会が開幕しました。浜北球場に新チームの前評判が高い聖隷クリストファーが登場するということで、早速行ってきました。
<浜北球場>
聖隷クリストファー 7-2 新居
浜松北 5-1 オイスカ
聖隷クリストファーはいよいよ1年夏から出続けている河合毅弥(2年・178cm72kg右投左打)、夏目和貴(2年・166cm74kg、右投右打)の代になりました。その他の選手も、今夏レギュラーだった選手が多く、試合経験も豊富。例年になく打てるチームとして期待できそうです。
河合が3番ショート、夏目が4番サードとしてスタメンに名前を連ね、聖隷クリストファー打線がどんな打撃を見せてくれるのだろうと期待しましたが、序盤、新居の先発・桑高優斗(2年・179cm67kg、右投右打)に苦しめられます。桑高はちょっと不思議なタイプで、反動を使わない投手。打撃もノーステップ(なかなかいい打球を飛ばします)、投球では猫背からコンパクトに投げ込んできます。長身ですが、そこまで角度も感じず、変化球を多投。ただ、この淡々とストライクゾーンに投げるスタイルが、打ち気に逸る聖隷クリストファー打線には効きました。初球や早いカウントで打たされて内野ゴロがずいぶん目立ちましたね。また、新居の内野守備がなかなかいいんです。終盤にエラーは出ましたが、セカンドの楠猛(2年・166cm51kg、右投右打)、ショートの河村拓磨(2年・171cm57kg、右投右打)が確実に打球を処理していきました。
聖隷クリストファーは4回に1死一塁から河合の右中間を割るタイムリー三塁打、夏目の犠牲フライで2点を先制したものの、桑高を捉えきれず、7回まで2-1と接戦が続きました。8回に夏目の左中間越えタイムリー二塁打、耳塚太平(2年・165cm63kg、右投右打)のタイムリーなどで一挙5点を奪い試合を決めましたが、反省点も多い新チームの船出だったかもしれません。
新居で気になっていたのは春に見た捕手の登内康貴(2年・179cm64kg、右投左打)だったのですが、試合中は桑高のピッチングの良さを考えることにすっかり夢中になっていました。8回は疲れとエラーで集中力が切れたかと思うようなところがありましたが、7回までのつかみどころのない投球はなかなかのもの。今夏のエース・中村星也は冬を越して球威が上がったので、桑高が今後どう成長していくのか楽しみです。
登内は8回にマウンドに上がった時に、球がなかなか速かったので、その肩を捕手業にどんどん生かしてほしいですね。でも、この日、球が一番速かったのは多分、9回に投げた聖隷クリストファーの河合です。まさか投げるとは思わなかったので、ラッキーでした。
2試合目の浜松北vsオイスカは、オイスカの試合前のノックを見て驚きました。新チームなのに、思ったよりずっと上手かったんです。試合に入っても、ミスはそこまで目立たず、しっかり試合をしていました。4番ライトの長坂史也(1年・171cm65kg、左投左打)は4打数3安打。ミートセンスがありそうな打者なので、長坂の前に走者をためられれば面白いですね。もう創部間もないチームと特別視するのは失礼になってきました。公式戦初勝利は遠くはないと思います。
浜松北では2番セカンドの高木圭一郎(2年・174cm70kg、右投左打)がレフトオーバー三塁打、ライト線二塁打と暴れました。グラブさばきのいい守備もさらに磨きをかけてほしいです。(編集部H)
<写真>上から河合毅弥(聖隷クリストファー)、桑高優斗(新居)、長坂史也(オイスカ)
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