掛川西の注目1年生投手2人を見てきました!
今日は掛川西のグランドへ。昨夏、甲子園に出場した彦根東(滋賀)との練習試合を見てきました。他グランドで1試合見てきたため、掛川西のグランドに着くと、すでに1試合目の6回裏でした。
マウンドに立っていたのは1年生の川合隼人。先日、開催された中遠地区の1年生大会でチームを優勝に導いた右腕。この1年生大会を見た関係者から「絶対に見ておいた方がいい」と強くプッシュされただけに、何としても今年中にチェックしておきたい投手でした。
見るからに本格派の佇まいで、球持ちがいいのが特徴。独特の落ちる変化球も魅力的です。この回の途中で1点を失い降板しましたが、高い将来性を感じました。 その川合の後を受けたのが左腕の佐藤諒。バランスのいいフォームからキレのあるストレートを投げ込み、1回3分の1をピシャリと抑え込みました。
実はこの2人、掛川北中時代にはバッテリーを組んでいました。当時は、エースが佐藤で、捕手が川合。2人とも掛川西に入学し、現在は同じピッチャーとして競い合っています。今シーズン最後に、いいものを見せてもらました。
試合は掛川西が1点を追う9回裏、1死一二塁のチャンスから注目の4番・大本拓海が右中間を破るタイムリー安打を放ち、サヨナラ勝ちを飾りました。
ここ数試合、好調が続いているという大本。スイングスピードの速さは群を抜いているだけに、ミートの確率が上がってくると手がつけられません。一方、捕手としても強肩ぶりを発揮。あとはこの冬、キャッチング、リードといった捕手全般の精度をどこまでアップしてくるのか。大本が安定してくると、チーム全体も引き締まってきます。
今年の秋の大会前、「あの静岡高を倒せるとしたら掛川西かな」と思っていました。それだけ選手個々のポテンシャルは高かったのです。惜しくも、県大会出場を逃しましたが、9月~11月にかけて県外の強豪とも練習試合をこなし、木村幸靖監督の下、チームが出来がってきている印象。ひと冬越した来春は昨夏のように一気に駆け上がりそうな予感がしました。(編集部・栗山)
<写真/来春、ブレイクが期待される川合隼人(上)と佐藤諒(下)>
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