「県選抜チーム」の練習を見てきました!
今日は台湾遠征(今月23日~27日)に参加する静岡選抜チームの練習を見てきました。秋の県大会に出場したチームから以下のような20名が選出されています。
今日の練習はアップ、キャッチボールのあと、お待ちかねの紅白戦が行われました。
最初にマウンドに上がったのはMAX148キロ右腕・小澤玲史。受けるのは同じくドラフト候補に名前の挙がる堀内謙伍(静岡)という豪華なバッテリーで試合が始まりました。
立ち上がり、小澤は2安打で2点を失うも、2イニング目は3者凡退の無失点に。いいときに比べれば、まだまだストレートの走りは欠けていましたが、タテのスライダーのキレはさすが。風が強く寒さもこたえる悪天候の中、まずまずの投球だったと思います。
また、4番に座った堀内は5打数2安打。スイングスピードの速さと、打球音の大きさ、やはり抜けたものを持っている印象を受けました。
そのほか、投手陣では芳野優太(加藤学園)が2イニングをピシャリと抑える好投を見せました。ボールを打者寄りギリギリで離し、常にリリースが一定しているので制球ミスが少ないのが特徴。テンポもいいので守備のリズムも作りやすく、今回の台湾遠征で大きな戦力になるでしょう。
野手陣では、小泉有志郎(袋井)のスピード感溢れる二塁守備が目を引きました。巧みなグラブさばきと、例えボールを弾いても、決してあせらず、落ち着いて周りが見渡せる視野の広さも魅力です。打っても最終打席にシャープなスイングでセンター前へ。県選抜という高いレベルの環境でも、自分のプレーができているのが凄いです。2年前の台湾遠征では、小豆澤誠(飛龍→上武大)が二塁手として攻守でチームを牽引したようですが、小泉にも同じくらいの活躍を期待したいです。
また、今秋の地区大会で4安打を2度もマークした安打製造機・小林大真(富士市立)が3安打。すべて逆方向(レフト)への安打という小林らしいバッティングでした。
この日は、紅白戦中に栗林俊輔監督(静岡)が試合を止めて、ベンチに選手を集める場面も。全体的にピリピリとした雰囲気も感じました。台湾との交流を目的としていますが、「打倒・台湾チーム」に向けて、栗林監督の本気度が伺えました。(編集部・栗山)
<静岡選抜メンバー>
◎投手/小澤怜史(日大三島)、芳野優太(加藤学園)、石井優太(三島北)、吉田一稀(浜松工)、安間攻太郎(浜松南)、鈴木崇介(磐田東)、小林祐揮(浜松修学舎)
◎捕手/堀内謙伍(静岡)、光岡廉(藤枝明誠)、中川玲士(静岡市立)、佐藤大揮(清水東)
◎内野手/道場晃規(常葉橘)、小泉有志郎(袋井)、小林大真(富士市立)、横山勇太(桐陽)、石井健太(三島南)、鳥居大地(静清)
◎外野手/志村烈貴(駿河総合)、森亮太(静岡商)、石原勇太(袋井商)
※小澤、森、石原は投手、外野兼任。
<写真上/栗林監督の話を聞く静岡選抜メンバー。今回は県選抜用のユニフォームを着用>
<写真中/安定した投球を見せた芳野優太(加藤学園)>
<写真下/スピード感のある守備が魅力な小泉有志郎(袋井)>
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