ヤマハ・美甘新監督インタビュー!~都市対抗で勝つために。
静岡唯一の社会人チーム・ヤマハが浜松球場で始動しました。今年は2月12日まで浜松球場で第1次キャンプを行い、14~28日の草薙球場での第2次キャンプを経て、大会に突入する予定です。
昨年は11年ぶりに都市対抗出場を逃しただけに巻き返しを期待したいところ。就任1年目の美甘将弘新監督に意気込みを伺ってきました!――監督に就任して、まだわずかですが、チームをどう分析していますか?
美甘 今年は全体的にかなり若くなりました。それだけに誰が出てくるのか期待と不安があるという状況です。特に投手陣は渡邉裕文、竹下真吾という投手陣の柱が抜けましたからね。ただ、未完成な分、爆発すれば面白いかなとは思っています。
――抜けた渡邉、竹下を穴を埋めるキーポイントとなるピッチャーを一人挙げるとすれば誰になりますか?
美甘 4年目の大野(健介)ですかね。昨年の秋に手ごたえを掴んだように見えました。
――新人5人(※)も期待が持てますね。
美甘 もちろん。全員、社会人で通用すると思って獲っていますからね。県内出身選手でいえば、羽山(弘起)は出てきてもらわなきゃ困る選手です。1年目から十分にいけると思います。
――今年は何として都市対抗に出てもらいたいです。
美甘 昨年出場を逃しましたが、どこかでチーム全体に毎年いけるだろうと思っていた部分があったのではないでしょうか。ほとんどが都市対抗を逃す悔しさを初めて味わった選手。私は現役時代、都市対抗を3回逃しましたので、その辛さは本当にわかります。
――だから、今年は出るしかないと。
美甘 何が何でも出て、そこで勝つことでしか評価されない世界ですからね。厳しいところは厳しくいきたいと思っています。
美甘新監督は東北福祉大時代、4年秋に明治神宮大会で全国準優勝に輝くなど、三塁手として東北福祉大の黄金期を支えた選手でした。故伊藤義博監督の野球を受け継ぐ指導者としても注目が集まります。ただ、本人は「伊藤監督の野球が基本にありますが、大学野球は教育の場、社会人野球は社会人としてお金をもらって、会社の名前を背負ってプレーするという違いがありますから、あまり意識はしていませんね。社会人野球ですから、選手には一人の大人として自分の考えで動いてほしいんです」と理路整然に答えてくれた姿が印象的でした。常勝チーム、復活へ。今年は美甘新監督に手腕に注目していきたいです!(編集部・栗山)
※鈴木博志(磐田東)、池田駿(専修大)、東隆志・羽山弘起(ともに中央大)、池知佑也(亜細亜大)
<写真上/4年目のブレイクが期待される大野健介>
<写真下/都市対抗で勝つことを目指す美甘将弘新監督>
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