県中学選抜野球~第2日目~
第45回静岡県中学選抜野球大会が開幕しました。2日の昨日は浜岡球場で3試合を見てきました。
吉田中4-3掛川北(延長8回特別ルール)
掛川城東中1-0富士南中
磐田福田中4-0静岡城内中
第1試合は掛川北中と吉田中の好カードとなりました。大会屈指の右腕、掛川北中・川合勇気(177cm63kg、右投左打)に対し、吉田中は序盤に機動力を絡ませ2点を先制します。すると吉田中はエース・遠藤龍成(170cm55kg、右投右打)が淡々と低めを突く丁寧な投球で掛川北中の強力打線を封じる好投。7回、掛川北は二死から反撃し、3連打で一挙に同点に追い付くも、特別ルールが適用された延長8回に吉田中が1点を挙げて、優勝候補を振り切りました。
注目の川合は肩関節が柔らかく、ギアを入れたときのストレートの伸びはさすが。バッティングも相手の徹底マークに合いヒットこそ生まれませんでしたが、スイングスピードの速さ、フォロースルーの大きさに大器の片りんを感じました。3月の全国大会では大暴れに期待です!
第2試合は掛川城東中と富士南中の対戦。掛川城東中の本格派右腕・成瀬和人(176cm70kg、右投右打)が強烈なインパクトを残してくれました。立ち上がりからエンジン全開で1安打完封勝利。角度十分のストレートに、右打者の外角にスバッと決まるスライダー。小雨が降る悪い状況の中で終始ペースを乱さない精神的なタフさも魅力です。
この掛川地区には第1試合に登場した川合、初戦でノーヒットノーランを達成した掛川桜が丘中・漢人友也と好投手が目白押しですが、全体的なバランスの良さは成瀬が1枚上だと見ました。
一方、惜しくも1点差で敗れた富士南中。1年生投手・芦沢翼(168cm50kg、右投右打)が打たせ、バックがしっかり守り抜くスタイル。練習時間が短く、環境面で厳し中でも遠藤文昭監督の下、しっかり鍛えられているなという印象を持ちました。
第3試合は磐田福田中が静岡城内中が4対0で下し、2回戦進出を決めました。何といっても、完封した磐田福田中・寺田匠(163cm50kg、右投右打)のストレートの質に惚れました。回転が良く、重量感もあるので打者は振り負けます。奪った三振は7回で9個。軟式野球でこの数字は立派だと思います。まだまだ体は小さいのですが、動きにバネを感じるタイプ。こちらも将来が楽しみです。(編集部・栗山)
<写真上/上から遠藤龍成(吉田中)、成瀬和人(掛川城東中)、寺田匠(磐田福田中)>
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