シニア関東連盟春季大会 沼津シニアvs静岡裾野シニア
いよいよ、シニアリーグの球春を告げる「2015大東建託カップ関東連盟春季大会」が開幕しました。昨日は県内の3チームが登場するということで三島シニアグランドへ。この日の結果は以下のようになりました。
★静岡裾野シニア9-1沼津シニア
★海老名シニア8-0三島シニア
第1試合は沼津シニア対静岡裾野シニアの静岡勢同士の対決。前から気になっていた静岡裾野シニアのピッチャー陣を楽しみにしていました。
まず、先発したのは左腕の原賀凌。試合前、外野からキャッチボールを見ていたのですが、ヒジをうまく畳めムチのようにしなりながら振れていました。ゲームになると、ズドンという重い速球を内外角に散らし、変化球は落差のあるタテのスライダーを駆使。勢いで投げ込んでいるタイプなので、もう少し荒れるかと予想していましたが、ストライクゾーンの中で勝負できる投手です。5回を1失点の好投。打っても、第2打席にチョコンと当てる技ありのレフト前安打を見せれば、第4打席には右中間に豪快な二塁打。しっかり内から出るスイングは魅力で、投打ともに将来性の高い逸材です。
そして、原賀のあと受け、6回のマウンドに上がったのが長身右腕の上杉龍平。昨夏、一度見たときから、この世代のトップを走るのではないかと期待した投手です。イメージとしては、菅野智之(巨人)か…。ゆったりとしたテークバックから角度と威力で打者を圧倒。打者3人を三振、三振、ピッチャーゴロという圧巻の内容でした。
さらに静岡裾野シニアには、この日、ショートとして出場した山本貫太も控えているそうで、春から夏にかけて十分に関東の強豪勢とも戦えそうです。
一方、沼津シニアの先発・石塚喬良も面白い存在でした。3回以降、相手の強力打線にとらえられましたが、序盤のピッチングには光るものが。球持ちが良く、打者の手元でピッと来る球筋。打者のポイントを一つ、二つ、ずらしていきます。フォームがいいだけに、少しずつ、ゆっくりと体を作っていけば、さらに持ち味が生きてくるタイプでしょう。高校2年、3年になったときの姿が今から楽しみです。(編集部・栗山)
<写真/上から原賀凌、上杉龍平(ともに静岡裾野シニア)、石塚喬良(沼津シニア)>
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