春季東部地区大会3日目(3月29日)~裾野球場レポート
土曜日、日曜日は東部の球場を回ってきました。昨日は裾野球場へ。結果は以下のようになりました。
<裾野球場>
誠恵 3-2 御殿場南
市立沼津 3-0 富岳館
三島南 11-1 吉原工(5回コールド)
第1試合では誠恵の新2年生右腕・竹越悠也(178cm67㎏、右投右打)に注目しました。1年夏から背番号「1」をつけている竹越。昨年夏のパンフレットを見てから、ずっと気になっていた投手でした。
初回、球が高めに浮きます。先頭打者に三塁打、さらに3番打者にもレフト前ヒットを浴び1点を失います。このまま崩れてしまう不安もあったのですが、徐々に腕の振りが増していきます。フォームに躍動感が増し出すと、5回以降は毎回三振。打者の手前でホップするストレートが走り、得意の曲り幅の大きいスライダーもキレます。終わってみれば10奪三振。チームを3回戦進出に導きました。
この日、竹越は打っても活躍。2対2で迎えた8回、1死二塁から勝ち越しのセンター前安打を放ちます。第2打席にはセーフティーバントを決めるなど野球センスの良さを感じました。
修善寺中時代はKボール(伊豆野球少年団)でもプレーしていたという竹越。どうしてもプロに行きたいという強い気持ちから、環境面の良さを考慮し、誠恵を選んだそうです。
現在のストレートは120キロ台後半ですが、来年の夏までには140キロ台に乗せたいとのこと。今後土台が出来上がり、下半身を使うフォームが確立できれば十分に可能な数字だと思います。
* * *
試合後、懐かしい顔に会いました。誠恵の部長としてベンチ入りしていた原史彦さんです。原さんは日大三島時代、強肩強打のキャッチャーとして注目を集めました。当時、僕もドラフト候補だった原さんに取材したことがあり、久しぶりの再会が本当に嬉しかったです。
実は誠恵の部長としてはこの日が最後のベンチ入り。4月から知徳でコーチを務めるそうです。新天地でも、原さんの経験を存分に生かし、いい選手を育ててほしいと思います。期待しています!(編集部・栗山)
<写真/竹越悠也(誠恵)>
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