練習試合が解禁されました!
いよいよ高校野球の練習試合が解禁されました。早速僕は昨日、日大三島のグランドで日大三島、報徳学園(兵庫)、磐田南の練習試合を見てきました。
★第1試合 報徳学園7-3日大三島
★第2試合 報徳学園2-1磐田南
第1試合は日大三島対報徳学園。プロ4球団のスカウトが見守る中、注目の小澤怜史(180cm77kg、右投右打)が先発しました。立ち上がり、報徳学園の上位打線にストレートをきれいにミートされる場面が目立ち満塁のピンチを作ります。「これはヤバイかな」と思っていたのですが、6番打者をスライダーで三振を奪い、なんとか無失点で切り抜けます。2回以降も昨秋の絶好時と比べれば、ストレートの伸びは物足りない印象がありました。それでも最後の5回はギアが上がり、球速は144キロをマーク。5回を5安打2失点でまとめました。
いい時と100だとしたら、まだ60か70くらいしか力を発揮していない印象を受けた、この日の小澤。川口剛監督は「今日はコントロールを意識して投げていた部分もありました。ここから上げっていってくれると思います」と期待していました。 打線では4番・小鹿智良(177cm69kg、右投右打)が4回にレストへ豪快な本塁打を放つと、続く6回にはレフトへクリーンヒット。相手の140キロ前後のストレートに力負けしない凄まじいパワーに惚れぼれしました。
続く第2試合は磐田南が報徳学園に挑みました。この試合、磐田南のエース・角辻拓己(180cm73kg、右投右打)が強力打線相手に7回2失点8奪三振という好投を演じました。 球速は小澤ほどあるわけではありませんが、勢いのあるストレートと落ちる変化球で相手を翻弄。2点を失った2回以外は、全イニングで三振を奪ったのは立派です。腕の振りが速く、角度も十分。また、盗塁を2度刺した鈴木大晴(167cm66kg、右投右打)をはじめ、野手陣も好守で角辻を盛りたてていました。
1点を追う9回には1死二三塁という一打逆転のチャンスを作るなど、強豪相手に互角の試合を行った磐田南。いい経験と財産になったはずです。この日の内容なら、県大会ベスト8以上に進んでも不思議ではない選手個々の能力とチーム状態。この春、「磐田南旋風」が起こる可能性は十分にあると感じました。(編集部・栗山)
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