愛知学院大・白鳥が社会人相手に好投!
今日は昨日に続き名古屋へ。瑞穂球場で第15回東海社会人・愛知大学野球対抗戦を見てきました。
<結果>
東海理化2-0愛知学院大
東邦ガス3-1日本福祉大
第1試合は愛知学院大・白鳥晶識(新3年・静岡市立出身)が先発。6回を2失点と好投を見せました。
高校時代は3年夏に焼津中央、富士市立、掛川西、韮山を破り、ベスト8進出。準々決勝では優勝した常葉橘に敗退しましたが、その年の常葉橘・宮崎悟(現日本大)、聖隷クリストファー・鈴木翔太(中日)と並び、右の本格派として十分に存在感を示してくれました。高校時代の様子はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2011/11/post-faf0.html
あれから、2年半。大学に入ってから初めて白鳥の投球を見ることができました。
高校時代に比べ、明らかに変わっているのはフォームに迫力が増していることです。バランスの良さはそのまま、テークバックからリリースまでの一連の動きの中に躍動感があり、何より腕の振りが速い。ストレートでグイグイと押す姿勢も良かったです。左打者には落ちる系の変化球も有効的でした。社会人相手にこれだけのピッチングができれば上出来ではないでしょうか。
ところが試合後、本人に話を聞くと、まず第一声が「悔しいです」という言葉でした。
「3回と4回に失った点は防げていたものです。あきらかに僕の失投でしたので」
そんな中でも自信になったものもあったそうです。
「大学に入って、持っているどの変化球でもストライクを取ることができるようになりました。それが今日は生かせたと思います」
変化球だけでなく、ストレートも勢いが増しています。スピード的には130キロ台後半とのことですが、数字以上のキレを感じさせます。
「今年の目標は先発ローテーションに入ること。同学年にもいいピッチャーがいるので、負けないように頑張りたいですね」
愛知学院大は2月から元日本ハムスカウトの木村孝氏が監督に就任。新監督からは細かい技術から投手としての心構えなど、元プロ選手ならではの貴重な話を聞かせてもらっているようです。
ピッチャーとしてのいい雰囲気が漂ってきた今季。昨年は大学選手権前、最後の最後でベンチを外れてしまっただけに、今年こそ、全国の舞台で白鳥の美しいフォームを見たいです。
そのほか、愛知学院大は8回に間渕真司(新4年・袋井商出身)がサードの守備につき、代わってすぐに飛んできたサードゴロを難なくさばきました。
第2試合では日本福祉大・家現恵介(4年・浜松市立出身)が「7番ファースト」で先発出場。第1打席に東邦ガスの長身右腕・楠田裕介から見事なセンター前安打を放つ活躍を見せました。(編集部・栗山)
<写真/上から白鳥晶識、間渕真司(ともに愛知学院大)、家現恵介(日本福祉大)>
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