新体制の菊川南陵に伺ってきました!
先日、菊川南陵に伺ってきました。3月に天理、大阪商業大なで活躍した中尾保氏が助監督に就任。岐阜聖徳学園大出身の谷口翔汰部長とともに、1からチームを作っています。
この日は甲府城西(山梨)、上田西(長野)を迎えて練習試合を行いました。注目の左腕・山川直人は上田西戦で登板しましたが、本来のキレを欠き、序盤から失点を重ねました。実は前日に強豪の遊学館(石川)と対戦。全国レベルのチーム相手に好投を見せたのですが、そのときの疲れがまだとれず、試合前から「今日は期待しないで下さい」と口に出していたほどでした。
ベストの山川から比べると、おそらく20~30パーセントくらいの出来。いい時は、猛烈な腕の振りから130キロ台中盤のストレートが低めに伸び、80キロ台の独特のカーブで打者を翻弄していきます。春の大会でマックスの山川をもう一度見たいなと思います。
野手で一人抜けている存在なのが「3番サード」の長島飛雄馬。関西の野球と太いパイプを持つ中尾助監督が「バッティングだけなら大阪の強いチームにいっても十分に通用する」というほどの強打者です。甲府城西戦の第1打席でいきなりライト方向への二塁打。ボールの待ち方、軸のぶれが少ないフォーム、スイングスピードの速さ、なかなかお目にかかれない技術の高さを誇っています。あとは全体的な粘り強さが出てくれば、もうワンランク上にいけるのではと感じます。ここ一番でどれだけ集中力を発揮できるか、そこがポイントになってくると思います。
この日、もう一人、面白そうな選手を発見しました。甲府城西戦で途中からマスクをかぶった1年生の叺田本気。とにかく肩が強い! イニング間の二塁送球ではマウンドに立っているピッチャーの顔あたりをライナーで通り過ぎて、二塁ベース手前でホップするような球。ただ、他校からの転校生ということで、規定上、公式戦の出場は今年の秋以降になる予定だとか。もう少し、体のキレを養って、来るべき時に備えてほしいです。(編集部・栗山)
※以前の山川(菊川南陵)の記事はこちら→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2014/10/vs-11c5.html
<写真上/1年夏から試合に出場する長島飛雄馬(菊川南陵)>
<写真下/来年は注目選手になってほしい叺田本気(菊川南陵)>
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