西部地区大会準決勝(4月11日)~浜松球場レポート
11日、浜松球場で行われた西部地区大会準決勝2試合を見てきました。
<浜松球場>
横須賀 3-1 浜松湖北
磐田東 4-2 掛川西
第1試合は浜松湖北と横須賀の対戦。横須賀は今大会、好投を続けている後藤直矢が先発しました。後藤は決して球速があるタイプではないのですが、180センチの長身からストレートと変化球をコントロールよく低めに集めてきます。まさに、打てそうで打てない不思議な投手。昨年、本格派右腕として注目された後藤黛(現愛知学院大)とは一味違うタイプです。(2人は同じ後藤ですが兄弟ではありません!)。
初回からランナーを出しながら淡々と投げ、徐々に相手打線の焦りを誘っていきます。失った点は8回の1点のみ。横須賀を見事、チーム史上初の決勝進出に導きました。
この後藤が持つ制球力の良さををうまく引き出していたのが、捕手の鳥山和輝(昨秋の鳥山の記事はこちらをどうぞ!当時はショートを守っていました→http://tsukasa-baseball.cocolog-shizuoka.com/blog/2014/08/817-57db.html)
この鳥山、1週間前の浜松商戦でバントの自打球を顔に当て、右目上を3針縫うけがを負っていました。まだ抜糸を行っていないにもかかわらず、巧みな配球と軽いフットワークで後藤をリードしました。
「今日の後藤はそこまで状態が良くなかったのですが、丁寧に投げさせることができました」
鳥山がマスクをかぶることで、チームがひきしまって見える今の横須賀。県大会でも台風の目になりそうです。
続く第2試合は磐田東が掛川西を逆転で下しました。この試合、光っていたのは、磐田東の「5番レフト」で出場した2年生の齋藤大成。見るからにパワーがありそうな腕っぷしから、強いスイングでバットを振れる選手です。2点を追う展開の中で7回に逆転の口火を切るレフト前ヒット。齋藤に負けじと、翌日の決勝戦では同じ2年生の加藤脩平が2本塁打を放つ大活躍を見せました。今年の磐田東は2年生コンビの強打に注目です!(編集部・栗山)
<写真上/後藤直矢(横須賀)>
<写真下/齋藤大成(磐田東)>
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コメント
この齋藤大成って選手は
出身が青森山田になっていますが
あのSBに入った誠哉選手の弟ですか?
twitterでもよいので教えてください。
投稿: | 2015年4月14日 (火) 12時17分
齋藤大成選手は、ソフトバンクに入団した齋藤誠哉投手の弟になるそうです。ポジションは違いますが、弟も期待の持てる選手です!
投稿: 「静岡高校野球」編集部 | 2015年4月15日 (水) 08時19分
タイトルまちがってますよ!
いつも楽しみに見ています!
投稿: | 2015年4月18日 (土) 10時01分
申し訳ございません。
訂正しました。
今後とも、よろしくお願いします。
投稿: 「静岡高校野球」編集部 | 2015年4月18日 (土) 20時14分